標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
[第616回]
●DEBUGコマンドについてもう少し
前回、Windows7(64ビット版)ではDEBUG.COMが実行できません、ということを書きました。
でもWindows7(32ビット版)では実行できました。
もっともそのあとコマンドプロンプトが英字モードになってしまいましたけれど。
で。
そのあたりをいろいろさわっていて、偶然気が付いてしまいました。
Windows98ではDEBUG.COMだったのですけれど、Windows7(32ビット版)ではDEBUG.EXEになっているじゃありませんか。
Windows7(64ビット版)では.COMは実行できませんけれど、.EXEつうことならばひょっとすると実行できるかも。
うう。
そう思ったら、もう試してみるしかない、ですよねえ。
まずは、Windows7(32ビット版)でDEBUG.EXEの所在を確認してみました。
おお。
¥Windows¥System32にありました。
ということは、こいつをコピーして、Windows7(64ビット版)の¥Windows¥System32に貼り付けてやったら、ひょっとするとDEBUGコマンドが動いてくれるかも。
ところで。
注意深い読者諸賢でしたならば、あれえ?とちょいと異なことにお気づきのはず。
そう。上の画面は尋常ではないのです。
どこがおかしいか?
おわかりでしょうか。
そう。
¥Windows¥System32の存在する場所がおかしいのです。
なぜCドライブではなくて、Eドライブなのでしょう?
これは、ちょいと訳有りなのです。でも、それについては、またのちほどゆっくりとご説明いたします。
いまは、とにかくDEBUG.EXEです。
そのDEBUG.EXEをWindoed7(64ビット版)の¥Windows¥System32に貼り付けて、実行させてみたのですけれど。
やっぱり、だめでした。
ひょっとしたら拡張子とファイルの形式だけをみてるのか、と思ったのですけれど。
.EXEでも実行させてはくれませんでした。
これにて、Windoes7(64ビット版)でのDEBUGコマンドについての試みはあえなく終了です。
●Windows7(32ビット版)でDEBUGコマンドを終了すると…
コマンドプロンプトが英字モードになってしまいます、ということはすでに説明いたしました。
実は、これはたまたま私の場合だけだったかもしれませんが、もうひとつ、あれえ?というおかしなことがおきていたのです。
ひょっとして、同じ現象が発生して戸惑われるかたもいらっしゃるかと思いますので、念の為に書いておきます。
Windows7(32ビット版)でDEBUGコマンドを使うと、キーボードが英字キーになってしまうと同時にフォントも英字(米国)モードになってしまいます。
DEBUGコマンドを終了すると、もとのJISキーボード、日本語フォントに戻るのですが、そのコマンドプロンプトを終了してから、あらためて、ショートカットをクリックしてコマンドプロンプトを開くと、フォントが英字モードになってしまいます。
と、ここまでは前回そのように説明いたしました。
実は、コマンドプロンプトの画面サイズもこんなになってしまったのです。
え?どこが?
と思われるかも知れませんが。
これはデスクトップの一部を切り取ったもので、縮小画面ではなくて、実物大なのです。
ショートカットと比べてみてください。
コマンドプロンプト画面が異常に小さいのです。
Windows98などですと、画面の右下にマウスを置いて右斜め下に引っ張れば画面は大きくなるのですけれど、これはだめ、どうやっても大きくなってはくれません。
いろいろあれこれさぐって、やっとみつけました。
ショートカットのプロパティを開いて、フォントタブを開くと、サイズが最小の4×6になってしまっておりました。
ここは、小さくなってしまったコマンドプロンプトを閉じてから、作業します。
フォントサイズを最大の10×18にして[OK]で閉じてから、あらためてショートカットをクリックして、コマンドプロンプトをひらきますと。
ご覧のように大きな画面が開いて、やれやれと一安心いたします。
●Windows7(32ビット版)のお引越し
Windows7(32ビット版)につきましては、Windows98とWindows2000とが同居していたところにあとから無理やりWindowsXPまで合体させてしまった、旧式マシン(Albatron PM266A/PRO CeleronD2.4GHz)にセットアップしてしまいました([第614回])。
しかしRAMを500MBしか乗せていないということもあってか、実に遅いのですよねえ。
フォルダを開いても、なんだか、ぬるぅっという感じで開きます。
それに。
いささか使いにくい。
まだ、もう少し、説明書の作業が残っていまして、説明書を書きながら、ND80ZVをリモート接続して、あれこれテストしなくてはなりません。
ところが、普段文書作成に使っているマシンの隣には、もとはWindowsXPマシンがあったのですけれど、そいつが壊れてしまって、今はWindows7(64ビット版)マシンが置いてあります。
でも、64ビット版だと16ビットアプリケーションが動いてくれませんから、説明書作業によっては、動作テストができないところがでてきてしまいます。
Windows7(32ビット版)をセットアップした、まるでOSだらけになってしまったマシンは、隣の部屋においてあるのですよねえ。
離れていると、作業の能率が落ちることはなはだしいものがあります。
むむむ。
隣に置いてある、今はWindows7(64ビット版)のこのマシンに、なんとか32ビット版が入らないものか。
そうしようとして、ATAのハードディスクでやってみたのですけれど、どういうわけか、こけてしまいました([第614回])。
もう1台SATAのハードディスクを仕入れてくればいいのですけれど、そこまでやるのもなんだかなあ、ということでしばし迷っていたのですけれど。
ちょっとまてよ。
今、Windows7(64ビット版)が入っている、このハードディスク、こいつにデュアルブートOSつうことで、32ビット版も乗っけてしまったらどうだろうか?
まあ、最近のハードディスクは昔に比べたら信じられないくらい、めちゃめちゃ容量がデカいものですから、マルチブートだってなんだって余裕でできてしまいます。
今ついているハードディスクはなんと240GB。
でもこんなの今どきはかわいいものなんですってね。
なんたって、テラバイトなんてバケモノみたいなのまであるっていうじゃありませんか。
昔、はじめてWindows95をセットアップしたときは、確か1GBだったか2GBだったか、確かそのあたり。
テラバイトなんてハードディスク、何に使うんでしょ。
第一、そんなに大きかったら、バックアップはどーするんでしょお。
ま。それは余計な話。
で。このWindows7(64バイト版)が入っているハードディスクなんだけど…。
だめじゃないの。
なにしろはじめてWindows7のセットアップをしたものだから、要領がわからず、パーテーションを全然切らずに、240GBまるごとCドライブにしてしまってるじゃないの。
これじゃデュアルブートにできません。
うう。
たしかこういうときに、あとから無理やりパーテーションを切ってしまう、というツールが、昔あったはず。
でも、あれもDOSのアプリケーションだったような…。
ということで、ネットでツールをさがしてみましたら。
ありました。
すごいのが。
●MiniTool Partition Wizard
これはすごい。
しかも、なんと、freewareです。
リンクはこちら(http://www.partitionwizard.com/)です。
上の画面で、Download Nowをクリックします。
するとこの画面に来ます。
Home(Edition)の右端のDownload from Download.comをクリックすると、Downloadサイトに行きます。
ダウンロードしたら、全部、YES、YESで通すと、セットアップが完了して、Partition Wizardが使えるようになります。
もっと詳しく…。
と言いたいところですが、このテのものは、初心者には向きません。
ですから余り詳しくは書きません。
ダウンロードもセットアップも一通りはこなせる方でないことには、危なくて使えません。
でも、実際に使用しているところの画面を何枚か保存しましたので、参考までに、次回あたりにお見せすることにいたします。
ああ。
でも、こういうツールは、OSをプリインストール済みのメーカー製パソコンで使うのは、考えものです。
自分で組んだパソコンで、そこに自分でOSをセットアップして…、という方専用です。
しかし、これはなかなかにすぐれものです。
240GBまるごとCドライブで、そこにWindows7(64ビット版)をセットアップしてあったのですけれど、実に簡単にそれを80GBに縮めてしまって、新たにパーテーションを切って、Windows7(32ビット版)のための領域を確保することができました。
ええ。
Windows7(64ビット版)とWindows7(32ビット版)が同居してしまいました。
パワーオンすると表示されるデュアルブート画面です。
むむ。
どちらも表示はWindows7なのですよねえ。
あ。もちろん私にはわかっていますとも。
上が32ビット版で、下が64ビット版です。
このままにしておくと、32ビット版(上側)が立ちあがります。
2010.9.21upload
前へ
次へ
ホームページトップへ戻る