標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
[第696回]
●もうリチウムイオン電池は見限ります
1年半ほど前に購入して使っておりましたPENTAXのデジカメ(Optio M60)の、リチウムイオン電池(D−Li78)がどうやら寿命のようで、最近は20〜30枚も撮るとバッテリー切れになってしまいます。
そこで電池を買い換えようとして、ネットで価格を調べてみましたら、なんと4000円近くもすることがわかりました。
愕然といたしましたですねえ。
家電量販店でOptio M60を購入しましたときには、電池の寿命などということはまったく考えてもいませんでした。
そりゃあ永久に使えるなどとは思っておりません。
ですけれど。
わずか1年半でバッテリーがダメになってしまうなどとは、到底予想だにできませんよお。
予想だにしなかったけれども、現実問題として、そういうことになってしまって、いまここに認識を新たにしましたからには、あきらめて4000円なにがしかを追加投資して新しいリチウムイオン電池(D−Li78)を購入すべきでありましょうか。
じょーだんじゃあない。
そんなことはできませぬ。断じて。
だって、また1年半経ったら、電池がダメになってしまうのでしょお。
そんなばかな買い物をするくらいなら、いっそ、もうちっとましなカメラに買い換えますとも。
●行きついたところは単三型電池
実は認識を新たにしたことが、他にもあるのです。
前回書きましたように、PENTAXのリチウムイオン電池(D−Li78)を満充電しているにもかかわらず、撮影できる枚数が急速に減ってきていることに気がついた当初は、メモリ効果ではないのか、と思いました。
しかしリチウムイオン電池にメモリ効果があるのか、というあたりもやや疑問でしたので、そのあたりをネットで探ってみることにいたしました。
そこでたまたま行き着いたのが、こちらのサイト(http://www.allabout.co.jp/gm/gc/54407/)。
プロがいろいろな角度からみてイチオシのデジタルカメラを推薦するというサイトで、それに関連してデジカメ用のバッテリーについても、ぐっと掘り下げて、実際に実験をして、各種バッテリーの特徴をレポートしています。
このサイトの記事によりますと、リチウムイオン電池にはメモリ効果はない、ということのようです。
そのことは納得したのでありますが、なかなか勉強になる記事が沢山ありましたので、ついつられて読んでいきますと、単三乾電池が使えるデジカメがあるじゃありませんか、ということがわかりました。
実は、その昔、最初に買ったOLYMPUSのデジカメ(CAMEDIA D−360L)が単三乾電池(アルカリ乾電池またはニッケル水素充電池)4本を使用するものだったのですが、これが相当にひどいものでアルカリ乾電池でまだ容量がほとんど減っていないにもかかわらず、じきにバッテリー切れでダウンしてしまうということを経験してからは、乾電池ではダメなのでは、という潜在意識が形成されてしまっていたようでありました。
なおD−360Lの取扱説明書によりますと、アルカリ乾電池は条件によっては寿命が極端に短くなる、と書いてあります。
それならということで、秋月からニッケル水素電池と充電器を購入して試してみたのでありますけれど、これはもう全く使えませんでした。今から思いますと、ニッケル水素電池の方に問題があったのかも知れません。
ただ当時の私の認識からいたしますと、アルカリ乾電池4本ならば電圧は6V。しかしニッカド電池またはニッケル水素電池ということになりますと、電圧は4.8V。
おかしいじゃないの?と思いました。
6VならばVcc=5Vで使っているのかと思いますが、それだとニッカド電池やニッケル水素電池では電圧が足りません(いずれもD−360Lで使えると取扱説明書には書いてあります)。
まさかこの電圧で昇圧回路というのもおかしいと思いますから、するとVcc=3Vか?とも思いましたが。それもちょっと、なんだかなあ。
今あらためてD−360Lの取扱説明書を読んでみますと、アルカリ乾電池の内部抵抗などにより、ということが書いてあります。
むむ。そういうことならば、そういうこともありか。といまごろ奇妙に納得したりして。
内部抵抗などということを持ち出すからには、このカメラはかなりの「大電力」を必要としたのでは?(おそらく駆動系)
それにしてももうちっとなんとか工夫はできなかったものか。めちゃめちゃ不満でありました。
しかし、そのプロの方の記事を読みますと、勿論昔と今とで技術の違いということもあるのでしょうけれど、ちゃんと単三乾電池、たとえばアルカリ乾電池2本でも十分使えるデジカメがあるとのこと。
そりゃあいい。
アルカリ乾電池ならば、観光地でもバッテリー切れで往生することはない。どこのコンビニでも簡単に手に入る。
じつは、この方の記事には、そのほかにも、ほんまかいなあ、という情報が掲載されていたのでありますけれど、それにつきましては、また後日。
とにかく、そういうことならば、ということで、さっそくネットで、乾電池が使えるデジカメを検索いたしました。
安ければどれでもよい、というわけにはいきません。
もっとも、一般の方々とは、ちょいと選ぶ基準が異なっているかも知れません。
手ぶれ補正?
んなものは、必要ありません。
だいたい手ぶれしない写真を撮るというのは、カメラのイロハ、はじめの一歩じゃありませんか。
そんなものより、ぜひとも欲しいのがマクロ。
せめてレンズからの距離10cmくらいのものが欲しい。
今使っておりますPENTAX Optio M60は、使用説明書ではそうなっているので購入したのでありますが、あきまへん。
マクロではオートフォーカスのみでマニュアルフォーカスが使えないため、オートでフォーカスしてくれなければまったくのピンボケになってしまいます。ええ。なかなかフォーカスしてくれんのです。正直言って使いものにならん、です。
で、そのあたりを基準にしまして、さぐっておりましたら、なんと。
な、な、なんと、なんと、なんと!
●まさかのCanonさまではありませんか!
う。まてまて。かって、同じはやとちりで、CA…をCanonと読み間違えて、よそのメーカーのものを購入してしまったという、とんでもない病歴がありまする。
ここは一番念入りに、一字一字確認して。C、a、n、o、nと。
確かに。間違いはありません。
乾電池2本、OKです。
マクロは、1cmから…。
えっ?レンズからの距離1cm?
しばし絶句。
そんなあ…。なんだか涙が出てきそう(もちろん、うれし涙)。
で。お値段は…。
うそっ!
や、安い!
Canonのデジカメが、新品で、この値段!
なんと、7000円でおつりがきてしまいます(もちろん超値引価格ですけれど)。
わけありか、と思ったのですけれど、そうでもないらしい。
Canonのホームページに行ってみましたがちゃんとカタログに載っていますから、現行機種です。
いや、この機能でしたら、現行だって、旧型だって構いません。
即発注いたしましたよ。
●Canon PowerShot A495
これはすごい。
これはうれしい。
さすがCanonです。
さっそく使ってみましたよ。
ええ。大満足です。
あ。ちょっと不満もありましたが…。それにつきましてはまた後日。
そう。とにかくまずは、マクロです。
これこれ。これをご覧くださいませ。
これだけの写真が撮れるということだけでも、私にとっては、信じられないほど安い買い物だったのですけれど、実はさらに驚くべき収穫があったのです。そのことにつきましては、次回にて。
あ。老婆心ながら念の為。Canon PowerShot A495には手ぶれ補正機能はありません(それで安いのかも)。
またしても時間切れのようです。
完全に脱線したまま、年越しをすることになってしまいました。
この一年、ご愛読いただき有難うございました。
末筆ながら皆様方に心から感謝申し上げます。
来年も一層のご支援、ご鞭撻をお願い申し上げます。
2010.12.31upload
2011.1.1一部追記
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