(ホントは７４ＨＣ、ＣＭＯＳなんだけど…）
［第６９９回］
●デジカメのお話の続きです
昨年末に［第６９６回］でＣａｎｏｎ ＰｏｗｅｒＳｈｏｔ Ａ４９５を超安値で購入して大満足いたしました、と書きました。
デジカメを購入するのはこれで４台目です。
一番最初に購入したＣＡＭＥＤＩＡ Ｄ−３６０Ｌ（ＯＬＹＮＰＵＳ）は、もう１０年くらい前でしたから、デジカメであることが最大のメリットで、現在の製品との比較には無理があります。
当時としてはデジカメであることのメリットを生かしてそれなりに納得して使っていたのですけれど、どうもバッテリーがよろしくないのが不満でした。
ただこの件につきましては、私の誤解もあったようで、カメラに問題があったのではなくて、どうやら電池の問題だったようです。
電池についてはちょっと書きたいこともありますので、またそのときに、このカメラについても書くつもりです。
その後しばらくはデジカメとも縁が無かったのですけれど、たまたま家電量販店で見かけたデジカメをＣａｎｏｎの製品と誤認して衝動的に購入してしまいました（ＣａｎｏｎではなくてＣＡ…製でありました）。
せっかく購入したものでありますから、その後しばらくしてこの連載記事を書くようになりましてから、記事とともに掲載する写真の撮影に使うことになりましたが、これはそういう用途には不向きな製品でありました。
ええ。
たとえばごく普通の用途であります、人物とか風景ならばそれなりに使えるのです。
またプリント基板の撮影などマクロでもそれなりに使えるのですが、どうにもフォーカスが甘いのですねえ。
ピントが合うときと合わないときがあります。
図面、回路図の撮影などということになりますと、３５ｍｍ一眼レフとは比べるべくもない、という写真になってしまいます。
それなら、ということで今度はＰＥＮＴＡＸ Ｏｐｔｉｏ Ｍ６０というデジカメを購入いたしました。
これはなかなかに写りも良く、それなりに納得できたのですが、やっぱりフォーカスがだめなのですよねえ。
とくにマクロが弱いようで、部品を実装したプリント基板の撮影にはかなり苦労いたします。
とことがところが、さすがはＣａｎｏｎ。
今回購入いたしましたＰｏｗｅｒＳｈｏｔ Ａ４９５は、購入者のコメントとして「安価だったので子供の修学旅行に持ってやらせました」などという評価がついていたりするのですけれど、じょーだんではありません。そんな安っぽいものではありません。
子供に持たせるなどもったいない。それこそ猫に小判、豚に真珠であります。
ともあれ、実例をご覧いただきましょう。
かってＣＡ…のデジカメで不満だったのは、フォーカスの甘さもさることながら、どうしようもない画像のゆがみでした。
これはひどいものでありました。
こちら（［第２３回］）の図面の写真をご覧ください。上下の線がみごとにゆがんでしまっています。
私はてっきりこれはラムネ玉のようなレンズを使っているのではないか？と思ってしまったものでしたが、取扱説明書を読んでみますと、なんと、非球面レンズを含む９群１２枚のレンズなのだそうですねえ。
それでこの写り？思わず、うそだあ、と言ってしまいそうです。
この画像のゆがみにつきましては、ＰＥＮＴＡＸ Ｏｐｔｉｏ Ｍ９０につきましても、似たりよったりで、がっかりいたしました。
特にショックだったのがこの写真です。
ねえ。
いくらなんでもひどいじゃありませんか。
まるでゴム製の物体のように見事にゆがんでしまっています。
Ｏｐｔｉｏ Ｍ９０も使用説明書によりますと、非球面レンズ４枚を含む６群８枚なのだそうで。
むむ。それでどうすると、こういう写真が出来あがるのでしょうかねえ。
はっきり言いまして、これじゃあ使い物になりませんでしょう。
そこで。こちらが今回購入しました、Ｃａｎｏｎ ＰｏｗｅｒＳｈｏｔ Ａ４９５で撮影した写真です。
比較できるように、ほぼ同じ距離、同じアングルで撮影いたしました。
ＰｏｗｅｒＳｈｏｔ Ａ４９５の説明書（カメラユーザーガイド）にはレンズ枚数については何も記載されてはいないのですけれど。
まさに、論より証拠とはこのことです。
あれえ。
今気がついたのですけれど、この２枚の写真を比較してみますと、Ｃａｎｏｎのほうが、少しフォーカスが甘いようです。
まさか、Ｃａｎｏｎに限ってそのような…。
加工前のもとの写真を１００％のサイズにして、一部を切り取って確認してみました。
うう。フォーカスではなくてブレておりまする。
ちゃんと三脚を使って撮ったのですけれど…。
いや、これは、お恥ずかしい。
ちょっと明るさが足りなくて、シャッター速度が遅かったようです。
２０１１．１．７ｕｐｌｏａｄ
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