標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
[第802回]
●日の丸ハードデイスクの終焉です
前回までのところで、Windows7のシステムイメージの作成に代わるフリーのディスクバックアップソフトについて検証してきました。
ちょいと前にも書いたことですけれど、実はそのフリーソフトについての検証作業は、もう2ヶ月以上も前、今年2月から3月にかけて行なっていたことでした。
その結果は、前回も書きましたように、どうもこれだという決め手に欠けるようで、いまひとつ決定打にはなりませんでした。
なかなかに悩ましいものがあります。
仕方がありませんから、[第792回]でご紹介いたしましたParagon Backup & Recovery 2011か、あるいは[第799回]から前回までご紹介いたしましたEASEUS Todo Backup Home 2.5のいずれかをしぶしぶながらご推薦申し上げるつもりにほぼなっておりました。
なんとなく気が重いのではありますが。
(繰り返しになりますが、今年の2月から3月にかけてのお話を今ごろ書いております)
そんな矢先に、とんでもないニュースに遭遇してしまいました。
日立がハードデイスク部門(100%子会社)をWestern Digital社に売却を決定した、というニュースです(2011年3月8日付報道)。
えっ。
つうことは…。
日の丸HDDが無くなってしまう…。
だって。
中日電工のWindows7パソコン組立キットは、日立のHDDを使うということで、今まで準備を進めてきたんですよお。
説明書もそのように書いてきましたし…。
ネット上の情報によれば、日立はHDD事業部門子会社をWD社に3500億円で売却することを決定合意し、2011年9月までに譲渡するのだそうです。
まあ、それまでは日立ブランドでの生産は続くのでしょうけれど。
しかし。
半年先には消えてしまうブランドとわかっていて採用するっていうのも、なんだかなあという感じであります。
むむむ。
すると、ここはやっぱりSeagateか。
おお。
そういうことならば。
ここまで悩んできましたハードデイスクのバックアップソフトについては。
Maxtor MaxBlast 5が使えるじゃありませんか!
Maxtor MaxBlast 5は[第661回]から何回かにわたってご紹介いたしました、すぐれもののディスクバックアップソフトです。
もとはMaxtorがユーザーのためにフリー(無償)で提供しておりましたが、MaxtorはSeagateに吸収されてしまいましたので、現在はSeagateによって提供されております。
AcronisのTrue Imageの機能限定版らしいのですが、Seagateのサイトから無償でダウンロードして使うことができます。
ええ。
かく言うわたくしめもしっかり愛用させていただいております。
なかなかに使い易い上に、有りがたいことに日本語です。
ところが、残念なことに、このMaxtor MaxBlast 5は、コンピュータにMaxtorかSeagateのハードデイスクが搭載されていないと使うことができません。
ええ。
残念なことに。
中日電工の、Windows7パソコン組立キットは、日立のハードディスクを使うということに決めてしまっていたものですから…(のつもりでおりましたのですけれど)。
ところが、ところが。
そんなところに、降ってわいたような、日立からWD社へのHDD事業部門売却の話です。
それなら、Seagateを使いましょう。
自縄自縛からいっきに解放されてしまいました。
そして。
Seagateを使うということならば。
堂々とMaxtor MaxBlast 5を使うことができるじゃありませんか。
ぜひともそういうことにいたしましょう。
これにて一件落着です。
2011.5.18upload
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