MYCPU80でCP/Mを!
超巨大基板の8080互換HCMOS・CPUでCP/Mを走らせてしまおうという、なんとも狂気なプロジェクトです!
[第19回]
●接続ケーブルの作成
前回からの続きです。
カメレオンロジアナでMYCPU80の動作をリアルタイムでモニタして、収集したアドレスバス、データバス、制御信号のデータを当社のBASIC制御マイコンボードZB28Kに送り、そこからさらにWindowsパソコンに送ってログファイルの形でWindowsパソコンのハードディスクに保存して、それをのちほど解析するというシステムを考えました。
カメレオンロジアナは本来の波形出力は使わないでCPLD基板とメモリ基板のみ、つまりハードのみを利用することにします。
前回は各基板の接続の関係を略図で示しましたが、今回の説明ではもう一度図を見ていただくほうが分かりやすいと思いますので、下に再掲します。
前回お見せしたMYCPU80とカメレオンロジアナとZB28Kの接続略図です。
カメレオンロジアナ基板には手作りのコネクタ基板を増設して、26pinコネクタ×1、10pinコネクタ×2を配置してフラットケーブルで外部と接続できるようにしてあります。
下図の左側がMYCPU80の26pinシステムバスコネクタで右側がカメレオンロジアナ側に用意した26pinコネクタです。
両者は26pinフラットケーブルで接続します。
カメレオンロジアナ側の信号名は搭載しているXilinx社のCPLD XC95144XLの端子番号です。
上の略図では省略しましたが、26pinケーブルの25番、26番はMYCPU80側は切り離してICクリップを取り付けてあります。
最初は25番、26番はただ切り離しただけでしたが、テストを続ける過程で信号端子が足りなくなって空いていたこの2本も利用するように追加作業しました。
後から必要になったOPcodefetchとRegwrはMYCPU80のコネクタには出ていないので、回路のIC端子から直接信号を取り出すためにこの加工が必要になりました。
下はそのように加工した26pinケーブルの写真です。
さて下はMYCPU80のシステム制御信号用16pinコネクタとカメレオンロジアナの10pinコネクタをつなぐケーブルで、その一部はZB28Kの26pinコネクタにも接続する形になっています。
それとは別にZB28Kの26pinコネクタにはカメレオンロジアナのもうひとつの10pinコネクタがつながります。
カメレオンロジアナのコネクタ端子に余裕がないものですから、こういうちょっと複雑な接続になってしまいました。
下はそのように加工した接続ケーブルです。
こんな接続ケーブルのことなどどうでもよいではないか、とお思いかも知れませんが、毎度書いておりますように当記事は私の備忘録を兼ねておりますので、曲げてご了承をお願いいたします。
なにしろ作業の過程ではいい加減なメモしかとらないことが多いので、こういう機会にこうやってしっかり記録をとっておきませんと、後で利用しようと思ったときに何がなんだかわからなくなってしまいます。
今回作りましたテストシステムはずっと作りたいと思っていたものですので、いずれまた使う必要が出てきたときのためにしっかり整理して記録を残しておきたいと思います
MYCPU80でCP/Mを![第19回]
2014.8.22upload
前へ
次へ
ホームページトップへ戻る