超巨大基板の８０８０互換ＨＣＭＯＳ・ＣＰＵでＣＰ／Ｍを走らせてしまおうという、なんとも狂気なプロジェクトです！
［第６５回］
●行列の掛け算
前回はやっと逆行列Ａ−１が求まりました。
下のようになりました。
そこでこのＡ−１を下の式に代入します。
するとこのようになります。
おお。
やっとここまできました。
どうやらこの式の右辺を計算すれば方程式の解が求まりそうです。
しかしこの右辺はどう計算するのでしょう。
行列の計算は説明をするのがちょっと面倒です。
この場合のように３行３列の行列と１行３列の行列の掛け算は下のように行ないます。
説明が面倒ですので実際の計算式で示します。
どういう計算をしているのかは下の式を見てお考えください。
計算結果は１行３列の行列になります。
−７２×６＋３９×５＋７×３２＝−４３２＋１９５＋２２４＝−１３
４１×６−２２×５−４×３２＝２４６−１１０−１２８＝８
５．５×６−３×５−０．５×３２＝２
この計算結果をさきほどの式の右辺に置くと下の式になります。
Ｘ＝−１３、Ｙ＝８、Ｚ＝２が求める答えです。
ううう。
この最後のところはなるほど、なんだか手品のようにするすると答えが出てきてしまったように思えますが。
しかし。
逆行列を求めるのが余りにもしんどいのじゃありませんか。
ちっとも簡単じゃありませんねえ。
ＭＹＣＰＵ８０でＣＰ／Ｍを！［第６５回］
２０１４．１１．９ｕｐｌｏａｄ
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