トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第110回]
●ALUのレジスタ
前回、ALUのA、Bの入力にはデータラッチが必要である、と書きました。
CPUのレジスタや演算回路はデータを内部でやり取りするために内部バスでつながっています。
8ビットCPUの内部データバスは、8ビットです。
ALUには8ビットのデータAと同じく8ビットのデータBが入力されて、そこで演算した結果がCPU内部バスに返されます。
内部バスは8ビット幅ですから、AとBを同時にALUに送ることはできません。
ですから一旦ラッチしたうえで送る仕組みが必要なのです。
そのことを図で示すとこういうイメージになります。
ALUからの出力は内部バスにつながっていますからスリーステート出力になります。
しかしALU用のAレジスタとBレジスタ(8080CPUのAレジスタ、Bレジスタのことではありません)の出力はALUのA入力B入力だけにつながっていますから、スリーステートである必要はありません。
8ビットレジスタの基本回路は[第92回]にありますが、出力部のスリーステートが不要になりますから、その部分だけ回路が簡単になります。
下はスリーステート出力回路を外して簡単になったALUレジスタ回路(1ビット分)です。
トランジスタでCPUをつくろう![第110回]
2015.8.9upload
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