2015.8.20
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第115回]


●[HC139]のコネクタ

急ぎのご注文を複数請けてしまったものですから、このところ超多忙でなかなかHPの更新にまで手が回りません。
本日もほんの少しだけで終ってしまいそうです。

前回は[HC139]のテストをする前に予備知識としまして、入力信号用のコネクタについて説明を始めたところで終ってしまいました。
今回はその続きです。

[HC139]の入力としては本来はG1_、G2_、A〜Cの5本のラインがあればよいのですが、テストを簡単に行なうことができるように、基板の裏側に26pinのフラットケーブルコネクタを設けて、このコネクタで[HC139]がND80Z3.5(ND80ZV)に接続できるように考えました。

下にND80Z3.5(ND80ZV)の拡張バスコネクタと[HC139]のコネクタの端子接続図を示します。


ND80Z3.5(ND80ZV)の拡張バスコネクタと[HC139]の26pinコネクタは+5V、GNDとA0〜A7、D0〜D7、IORD、IOWRが共通になっています。
26pinフラットケーブルでND80Z3.5(ND80ZV)の拡張バスコネクタと[HC139]の26pinコネクタを接続することで、上記の信号が[HC139]に届きます。

そしてさらに[HC139]の8pin2列丸ピンソケットには、A0〜A7、とIORD、IOWRがつながっています。
このコネクタ上でピンケーブルを使ってA0〜A7、IORD、IOWRのうちの5本をG1_、G2_、A、B、Cにつなぐことで、ND80Z3.5(ND80ZV)でIN命令、OUT命令を使って[HC139]をテストすることができるようになります。

[HC139]のもうひとつのコネクタ、16pinコネクタにも+5V、GND、IORD、IOWRとD0〜D7が配線してあります。
D0〜D7は[HC139]では使いませんが、レジスタボードなどでは必要になってきます。
この16pinケーブルコネクタはCPUの内部バスとして各基板を接続する目的で使います。

[HC139]にND80Z3.5(ND80ZV)の拡張バスコネクタを接続するようにしたついでに、D0〜D7も内部バス信号用の16pinコネクタにつなぐようにしました。
こうすることで、ND80Z3.5(ND80ZV)上からCPU内部バスの状態を確認したり、レジスタなどにテストデータを送ることができるようになります。

このように書きますとトランジスタ版MYCPU80はND80Z3.5(ND80ZV)とつないで使うのか、と誤解されてしまうかもしれません。
このように設計したからといって、トランジスタ版MYCPUボードを動かすためにND80Z3.5(ND80ZV)が必要になる、ということでは決してありません。
ND80Z3.5(ND80ZV)を接続するのはあくまで動作テストをするためで、トランジスタ版MYCPU80は最終的にはもちろんND80Z3.5(ND80ZV)をつながないで、単独で動作することになります。

本日も時間がなくなってしまいました。
次回に続きます。

トランジスタでCPUをつくろう![第115回]
2015.8.20upload

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