トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第114回]
●[HC139]の動作テスト
今回は[HC139]の動作テストです。
その前に。
[HC139]の回路については[第95回]〜[第98回]で説明をしていますが、整理を兼ねてここでもう一度簡単にその回路と動作について説明をしておきます。
[HC139]回路基板は[HC139]という名前をつけていますが、[HC00]や[HCU04]などと少し異なっていて、74HC139と同等の回路ではありません。
1/2HC139回路を3個つないだ回路になっていて、3ビットの入力を展開して8本のセレクトライン出力になっています。
入力はA〜Cの3ビットに加えてG1_、G2_の2本のセレクト線があります。
下にその構成図を示します。
G1_とG2_がともにLのときにA〜Cの3ビットの入力値に対応して出力ラインS0〜S7のいずれかがLになります。
[HC139]の実際の回路図は[第98回]でお見せしましたが、最終的に部品番号を記入した回路図を作成しましたので下に示します。
上でも説明しましたように[HC139]の入力はA〜C、G1_、G2_の5本あればよいのですが、動作テストを簡単に行なえるようにするため、また[HC139]の先にレジスタ回路などを接続して、より大きな規模での動作テストを行なうこともできるように、入力と出力には工夫を加えました。
下は前回もお見せした[HC139]の写真ですが基板の部品側には2列の8pinシングル丸ピンソケットが配してあります(左下の2列)。
右上の8pinICソケットはS0〜S7出力用です。
そしてこちらも前回お見せした写真ですが基板裏側には16pinと26pinのフラットケーブル用コネクタがあります。
実は26pinのフラットケーブルコネクタはND80Z3.5(ND80ZV)の拡張バスコネクタに接続するために用意したものです。
下はND80Z3.5(試作品)の拡張バスコネクタに[HC139]を接続してテスト中の写真です。
ND80Z3.5組立キットについているプリント基板はちゃんとグリーンレジストがかかっていますが、この写真のものはレジストがかかっていない試作版です。
皆様にはちゃんとしっかりした製品版をお送りしていますが、私はもったいないのでこのように試作版を使っているのです。
説明の途中ですが本日は時間がなくなってしまいました。
この続きは次回にすることにいたします。
トランジスタでCPUをつくろう![第114回]
2015.8.18upload
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