2015.8.16
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第113回]


●[HC139]の組立(2)ダイオードの取り付け

[HC139]の組立の続きです。
前回の抵抗と同じ要領でダイオードを取り付けます。
ダイオードは26本あります。

抵抗に比べると本数も半分程度ですし、向きも大体揃っているので、抵抗よりはハンダ付けはし易いと思います。

それでも端から慎重に、無理をしないで少しずつハンダ付けをしてカットしながら進みます。
半分以上進んだところです。

前回書き忘れましたが、今回の基板はスルーホールのランド径が今までの基板よりも小さくなっています。
その理由については[第99回]で書きました。
ランドが小さいのでハンダ付けがちょっと難しいです。
なるべく先の細いハンダコテを使うようにします。
私はHAKKO PRESTO bX84−01というのを使っています。
コテ先が細いのでこういう作業にはもってこいです。



ダイオードのハンダ付けが終りました。


抵抗とダイオードの取り付けが完了しました。


●丸ピンICソケットほかの取り付け

丸ピンICソケット、丸ピンシングルソケット、集合抵抗はコンデンサやトランジスタなどを取り付けた後だと、取り付けにくいので、この段階で取り付けます。


●コンデンサの取り付け

コンデンサは34本あります。
抵抗やダイオードと同じ要領で取り付けます。

この写真は天地が逆でした。

コンデンサの取り付けが完了しました。


表側から見た写真です。


●LED(発光ダイオード)の取り付け

上のほうでも書きましたように、この基板はスルーホールの径が少し小さくなっています。
部品を取り付けるスルーホールは通常は0.8φ(直径0.8mm)〜1φですが、この基板ではコネクタ類を除き0.7φになっています。
抵抗やコンデンサはリード線が細いので特に問題はありませんが、LEDはリード線が少し太くて角型をしていることと途中に少しさらに太い部分があるため、そこでちょっとつかえてしまいます。
LED本体を押し込むような気持ちで少し強く押すと奥まで通せます。
しっかりLED本体の底がプリント基板につくところまで押し込みます。

そのためLEDのリード線は折り曲げなくても差し込んだだけでも抜けてきませんから、取り付け作業はちょっと楽になります。

LEDの取り付けが終りました。


部品側から見た写真です。


●トランジスタの取り付け

いよいよトランジスタの取り付けです。
トランジスタは2SA1015が23本、2N7000が26本あります。
上でも書いています通り、スルーホールの径が少し小さいのでちょっと通しにくいところがありますが、落ち着いて1本ずつ丁寧にゆっくり作業していきます。
トランジスタの差込が終りました。


ハンダ付けは抵抗のときと同じ要領で端から順に少しずつハンダ付けをして、リード線をカットしながら進みます。
三分の一ほどハンダ付けとリード線のカット作業が終りました。


トランジスタの取り付けが終りました。


部品側から見た写真です。


●コネクタの取り付け

最後に基板の裏側にコネクタを取り付けます。
下はコネクタの取り付けが終った写真です。


下は裏から見た写真です。


トランジスタの形がよく見えるように、少し斜め上から写真を撮りました。



抵抗の取り付けからスタートして最後のコネクタを取り付けてハンダ付けをするまでの所要時間は3時間ほどでした。
朝飯前というわけにはいきませんが、やってみると根性を試すほどのものでもありませんでした。
まあ、余裕で楽しみながらこなせる程度の作業です。

次回はいよいよ動作テストです。

トランジスタでCPUをつくろう![第113回]
2015.8.16upload

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