2015.9.6
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第124回]


●ダイオードを追加してテストをしました

前回からの続きです。
[HC373]をテストするために接続したND80Z3.5が暴走してしまう現象を防ぐためにダイオードを2N7000のソースに追加しました。
後に暴走の原因はMOSFETの寄生ダイオードのせいとわかり、ダイオードの追加は適切な対策であったと得心したのでしたが。
前回書きましたように、ダイオードの追加はほかにも必要でした。
結局当初の8本に加えてもう8本、合計16本のダイオードを追加しなければなりませんでした。
1ビットにつき2本のダイオードを追加したあとの[HC373]の1ビット分の回路図です。

点線で囲んだ中が1ビット分の回路です。
実際の回路基板ではこの点線で囲んだ部分が8回路8ビット分つながるかたちで配線されています。

上記のようにダイオードを追加したあと、ND80Z3.5に接続してテストをしてみました。

画面上で確認できるように今回はND80Z3.5に搭載しているZB3BASICでプログラムを組んでテストしました。
1ビットだけが1でそのほかのビットが0であるような値を書き込んで、そのあとそれを読み出して、書き込んだ値と読み出した値を並べて表示しました。
次に1ビットだけが0でそのほかのビットが1であるような値を書き込んで、そのあとそれを読み出して、書き込んだ値と読み出した値を並べて表示しました。
こういうときにBASICは実に便利で重宝します。
テストの結果はご覧の通り、うまくいったようです。

しかし。
[第122回]で、やっとのことでダイオードを8本なんとか追加したばかりだというのに、今回のテストの結果をうけて、またダイオードを8本も追加しなくてはなりません。
どうやって追加するというのでしょう。
もうため息が出てしまいます。

ところが。
再度[HC373]の基板アートワークの変更作業にかかろうとして、回路図を眺めていましたら、とんでもないことに気が付いてしまいました。

えっ?
まだダイオードを追加しなくてはいけないところがある!?

次回に続きます。

トランジスタでCPUをつくろう![第124回]
2015.9.6upload

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