2015.12.21
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第135回]


●[HC139]組立キットの製作(4)C=1とC=0の回路(3)

前回の続きです。
前回は、C=1とC=0の回路はもっと簡単にできるはずということに気が付きました、と書きました。
で、考えたのは下の回路です。
緑の×印をつけた回路を外してオレンジ色のラインで短絡できそうです。


本当にそれでよいのかどうか、せっかく一度は実装した部品ですが、取り外して上の回路図の通りにジャンパ配線をしてテストをしてみました。

T3のコレクタとT4のソースのランドをリード線くずでつないでおいて、そことダイオードD25のカソード端子をつなぎました。
同様にT21のコレクタとT22のソースのランドをリード線くずでつないでおいて、そことダイオードD26のカソード端子をつなぎました。

本来はこの部分の回路は2SA1015のコレクタ出力のラインと2N7000のドレイン出力のラインを分離すべきですが、今回の回路に限っては両者がつながっていても特に問題はなさそうと考えて、図のように配線しました。
両者を分離するとなると追加配線が増えてしまうため、もし問題がないのなら簡単に済ませたいと考えたからです。

上のように配線をしてテストをしてみました。
今までと同様にLEDでテストをしてみました。

G1_入力とG2_入力はGNDにつないでアクティブにしておいて、C入力は何も接続しない状態です。
入力は+5VにプルアップされていますからH(1)が入力されたことになります。
写真中央のLEDがC入力の状態を示すLED(L13)です。
C=1なので点灯しています。

このときT44(2N7000)のドレイン出力がアクティブ(L)になります。
簡単に測定するために、そのラインのずっと先のほう、T18(2N7000)のソースにテスト用のLEDのカソード側(−側)を接続して、LEDのアノード側(+側)をT17(2SA1015)のエミッタにつないています。
T17のエミッタには+5Vがつながっています。
回路の出力はアクティブ(L)なのでテスト用のLEDが点灯しています。
上の写真ではちょっと見難いのでその部分を拡大しました。


C入力をGNDにつなぎました。

C入力の状態を示す中央のLED(L13)は消灯しています。
テスト用のLEDも消灯しました。

ところでさきほどのようにG1_とG2_がアクティブ(L)でC=1のときは、T43(2SA1015)のコレクタ出力はOFFになります。
そのことをテストで確認します。

さきほどと同じように、G1_入力とG2_入力はGNDにつないでアクティブにしておいて、C入力は何も接続しない状態です。
入力は+5VにプルアップされていますからH(1)が入力されたことになります。
写真中央のC入力の状態を示すLED(L13)はC=1なので点灯しています。

今回も簡単に測定するために、そのラインのずっと先のほう、D22のアノード側のランドにテスト用のLEDのアノード側(+側)を接続して、LEDのカソード側(−側)を近くのC6のGND側のランドに接続しました。
回路の出力はOFFなのでテスト用のLEDは消灯しています。
上の写真ではちょっと見難いのでその部分を拡大しました。


C入力をGNDにつなぎました。

C入力の状態を示す中央のLED(L13)は消灯しています。
このときT43はONになってコレクタ出力は+5Vになります。
テスト用のLEDは点灯しました。

つぎはT46のラインのテストです。

G1_入力とG2_入力はGNDにつないでアクティブにしておいて、C入力は何も接続しない状態です。
入力は+5VにプルアップされていますからH(1)が入力されたことになります。
写真中央のLEDがC入力の状態を示すLED(L13)です。
C=1なので点灯しています。

このときT46(2N7000)のドレイン出力はOFFになります。
簡単に測定するために、そのラインのずっと先のほう、T36(2N7000)のソースにテスト用のLEDのカソード側(−側)を接続して、LEDのアノード側(+側)をT35(2SA1015)のエミッタにつないています。
T35のエミッタには+5Vがつながっています。
回路の出力はOFFなのでテスト用のLEDは消灯しています。
上の写真ではちょっと見難いのでその部分を拡大しました。


C入力をGNDにつなぎました。

C入力の状態を示す中央のLED(L13)は消灯しています。
このときT46(2N7000)のドレイン出力がアクティブ(L)になります。
テスト用のLEDは点灯しました。

さきほどのようにG1_とG2_がアクティブ(L)でC=1のときは、T45(2SA1015)のコレクタ出力はアクティブ(H)になります。
そのことをテストで確認します。

さきほどと同じように、G1_入力とG2_入力はGNDにつないでアクティブにしておいて、C入力は何も接続しない状態です。
入力は+5VにプルアップされていますからH(1)が入力されたことになります。
写真中央のC入力の状態を示すLED(L13)はC=1なので点灯しています。

今回も簡単に測定するために、そのラインのずっと先のほう、D3のアノード側のランドにテスト用のLEDのアノード側(+側)を接続して、LEDのカソード側(−側)を近くのC6のGND側のランドに接続しました。
回路の出力はアクティブ(H)なのでテスト用のLEDは点灯しています。
上の写真ではちょっと見難いのでその部分を拡大しました。


C入力をGNDにつなぎました。

C入力の状態を示す中央のLED(L13)は消灯しています。
このときT45はOFFになります。
テスト用のLEDは消灯しました。

テストの結果、今回の回路にしてもよさそうです。
そこで回路図を下のように直しました。



トランジスタでCPUをつくろう![第135回]
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