2019.12.7
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第184回]



●INC/DEC REGISTER(7)試作基板の回路を変更してテスト

前回はデータWRITEを正しく実行できるように回路を修正したことについて説明をしました。
理屈としては間違いないと思ってそのように回路を変更したのですが、変更したからにはやっぱり実際の回路で確認してみなければいけません。
最終的には基板を作り直すことになりますが、そのまえにまずは今ある試作基板に手を加えて変更した回路図通りの配線に直して動作を確認してみるというのが踏むべき手順でありましょう。
基板上で配線の変更を行なうのはなかなかに手間がかかります。
そこは気合でやってしまいましょう。
回路を変更することになればどうせ使わなくなって廃棄処分になる基板です。
有効に活用いたしました。
前回の回路図の通りに配線を変更した試作基板です。


こちらは基板の裏側です。


フラットケーブルも手作り感がいっぱいです。


実は動作テストをND80Z3.5の82C55を使って行なうためのケーブルの作成作業です。

トランジスタ版MYCPU80の回路基板を結合するためのコネクタ配列はND80Z3.5の82C55用入出力コネクタの配列とは全く異なっています。
それを合わせるためのコネクタ基板を作ってもよいのですが、そんなものを作っているよりもこうして手配線でつないでしまったほうが手っ取り早いということでつくってしまいました。

参考までにND80Z3.5の82C55用入出力コネクタとINC/DEC REGISTERのコネクタの端子配列を下に示します。



それを下のようにつなぎます。



このように配線することで、82C55を使ってテストを行なうことができます。
自画自賛ですけれどこういう場面でND80Z3.5はとっても便利なお役立ちツールになります。
下はND80Z3.5に接続してテストを行なっている写真です。

私自身は勿体無いのでもっぱらND80Z3.5の試作基板を使っています。
勿論製品のND80Z3.5はちゃんとグリーンレジストのついたきれいな基板です。
それはともかく、今回のテストでは82C55のAポートは入力、BポートとCポートは出力として使います。
82C55に与える方向設定コマンドとしてはI/Oアドレスに90をOUTします。
そんなときにND80Zモニタコマンドの機能を使えば簡単です。
写真のように
[8][3][ADRSSET][9][0][I/O][OUT]
とキー入力すれば82C55の初期設定が簡単にできてしまいます。

本日は時間がなくなってしまいました。
次回に続きます。

トランジスタでCPUをつくろう![第184回]
2019.12.7upload

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