2020.4.5
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第210回]



●命令デコード回路(12)DECODE3とDECODE1、DECODE2の接続

前回説明しましたようにDECODE3はDECODE1とDECODE2の出力信号を論理ゲート回路の入力信号とすることで命令回路をアクティブにする信号を出力します。
その回路部分だけならばDECODE1とDECODE2のそれぞれの出力用10pinコネクタとDECODE3上の2個の入力用10pinコネクタとをそれぞれ10pinフラットケーブルで接続するだけで済みます。
しかしこれも前回書きましたがDECODE3はそのほかにDECODE5のためのセレクト信号回路も搭載しています。
その回路をアクティブにするためには[第207回]で説明しましたDECODE1とDECODE2とを接続する20pinコネクタをDECODE3でも使うことになります。
それについては後の回で書くことにします。
ここではまずは前回の前半部分で説明しました論理ゲート回路について動作テストを行なうこととして、そのための接続について説明をします。
論理ゲート回路のみのテストの場合には上で書きましたようにDECODE1からとDECODE2からの出力を10pinケーブルでDECODE3に接続するだけで論理ゲートの入力側の準備は完了します。
その前段のDECODE1とDECODE2については[第207回]で説明しました接続をそのまま使います。
ただし[第207回]ではDECODE2からの出力を82C55のBポートに入力しましたが今回はDECODE3のテストですからDECODE3からの出力を82C55のBポートに入力します。
下はその接続図です。

[第207回]ではDECODE1、DECODE2に+5Vを供給する目的でCポートの10pinコネクタをDECODE1のCN3(デコード信号出力用コネクタ)に接続しました。
今回はDECODE1とDECODE2の信号出力用コネクタは共にDECODE3の入力用コネクタにつなぎますから、+5Vを供給する目的で使うことはできません。
今回はその目的のためにCポートからのケーブルをDECODE3のCN3に接続します。
CN3は今回のテストでは使いませんから+5Vを得るためだけの接続です。
DECODE3のCN3は入力ですからCポートは入力、出力のどちらでも構いません。
下は上の説明を図で示したものです。


動作テストを行なうためにND80Z3.5、DECODE1、DECODE2、DECODE3を接続しました。

写真で見て左側がDECODE1、中央がDECODE2、右側がDECODE3です。
DECODE1とDECODE2を20pinコネクタケーブルで接続しています。
またDECODE1とDECODE3、DECODE2とDECODE3とを10pinコネクタケーブルで接続しています。
下方に見えるのは試作版のND80Z3.5です。
26pinコネクタケーブルの26pin側をND80Z3.5の82C55入出力用コネクタに接続しています。
ケーブルの反対側は3本に分けてそれぞれ10pinコネクタを取り付けて、DECODE1とDECODE3に接続しています。

トランジスタでCPUをつくろう![第210回]
2020.4.5upload

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