トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第244回]
●TR32(2inputOR)
TR32は74HC32のトランジスタ版です。
74HC32は1個のICにORgateが4個入っています。
それと同じで「TR32」も1枚のプリント基板に2inputORgateを4回路載せています。
下はそのうちの1回路の回路図です。
トランジスタは通常の使い方では出力が反転します。
それは2SA1015と2SC1815を組み合わせたトランジスタロジック回路でも同じです。
ですからNOR回路と同じイメージの回路としてはOR回路は普通に作ることはできません。
上の回路図のようにNOR回路の出力をインバータで反転させることでOR回路にしています。
同じ2入力回路でもTR00(NAND)やTR02(NOR)はトランジスタ4石で作れますがTR32(OR)の場合1回路を作るのにトランジスタを6石必要とします。
プリント基板には上の回路図と同じ回路が4つあります。
入力回路に入っているプルアップ抵抗(10KΩ)は入力回路のLEDを点灯させるためです。
入力回路のLEDは入力がHレベルのときに点灯します。
入力がないときにもプルアップ抵抗によってLEDが点灯します。
入力回路にはそのほかに入力がHレベルのときに点灯するLED回路がついています。
入力がないときにもプルアップ抵抗があるためにLEDは点灯します。
LEDは出力側にもついています。
こちらも出力がHのときに点灯します。
ORゲートなので入力A、BのどちらかがHであれば出力もHになります。
そのときには出力回路のLEDも点灯します。
下はプリント基板のアートワーク図(確認図)です。
プリント基板のサイズは100mmX50mmです。
下はシルク図です。
部品面図です。
ハンダ面図です。
プリント基板は発注済です。
あと1週間か10日程度で出来てくると思いますが、コロナウィルスの影響で遅れるかもしれません。
基板ができてきたらさっそく組み立てて写真をUPいたします。
このプリント基板と必要なパーツ一式と組立説明書をあわせて組立キットとして供給する予定です。
キットの詳細についてはそのときに詳しく説明いたします。
トランジスタでCPUをつくろう![第244回]
2020.5.9upload
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