2020.10.21
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第252回]



●クロック、リセット回路の回路図

今回はHCMOSIC版MYCPU4のクロック、リセット回路の紹介です。
下はクロック、リセット回路の回路図です。

図の上部がリセット回路です。
プッシュスイッチからの入力はチャタリングを回避するためシュミットトリガ回路を通しています。
[第248回]に書きましたようにHCMOSIC版MYCPU4はND80Z3.5などの82C55にも接続できるように考えてあります。
リセット信号を82C55から送ることもできます。
図の下部はクロック回路です。
回路を簡単にするためにクロック源としてPIC12F629を使います。
PIC12F629はわずか8pinのICです。
一般的なPICと同様に外部に水晶をとりつけて水晶発振によってCPUクロックを得ることもできますが、クロック発生回路を内蔵していて外部に水晶などをつながなくてもCPUクロックを内部で発生させることができます。
内蔵のオシレータ回路を使う場合、CPUクロックは4MHzになります。
内蔵のオシレータ回路は水晶発振ではありませんから正確に4MHzで発振するわけではありません。
ちょいとアバウトです。
ソフトによってある程度補正できる機能もあるようですがそこまでする必要はないでしょう。
それなりの精度ですけれど、このボードの場合それで十分でしょう。
内部発振クロックは約4MHzですがCLKOUT端子からはその1/4の約1MHzが出力されます。
この約1MHzをMYCPU4のシステムクロックとして使います。
MYCPU4のクロックはその約1MHzのほかにジャンパピンの設定によってSLOW CLOCKモードが選択できます。
SLOW CLOCKはPIC12F629のプログラムによって作ります。
PIN2から出力されるクロックは約2Hzです。
そのほかにもうひとつS2のプッシュスイッチを押すたびに1クロックパルスをPIC12F629のPIN6から出力するステップモードもPICプログラムによって作り出しています。
ジャンパピンをSTEPにセットすることで命令が1ステップずつ実行されます。

クロックについてはもう少し書いておきたいことがあるのですが、本日は時間がありません。
続きは次回に書くことにいたします。

トランジスタでCPUをつくろう![第252回]
2020.10.21upload

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