2020.10.30
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第255回]



●クロック波形(ロジアナ波形)

前回はMYCPU80で使う信号波形のタイミングチャートをお見せしました。
その波形は回路図をもとに導き出したもので、回路図の通りに実際の回路を組んでその回路の出力波形を観測したらそのような波形になるはず、ということで描いたタイミングチャートです。
今回は実際に回路の出力信号をCPLDロジアナで観測してみることにしました。

CPLDロジアナは「CPLD入門」[第114回]で紹介しました。
おお。
あれからもう1年も経ってしまいました。
忘れていたわけではありません。
Windows側のソフトがなかなかに面倒で結構手間取ってしまいました。
ほかの作業の合間にときどき思い出しては手を入れてきたのですが、ここへきてやっとほぼ完成というところまできました。
これも近日中に発売開始の予定です。
ソフトを作っていく過程でだんだんとわかってきたことなのですが、ALTERAのCPLD、EPM7128SLC84は本格的なロジアナとして利用するには少し力不足です。
当初は512KBのRAMを使うつもりだったのですが「CPLD入門」[第112回]にも書きましたように結局62256に落ち着きました。
チャンネル数も8CHとロジアナとしては少ないですけれど、ローコストな入門用のツールとしてはそれなりに使えるのではと思います。
試しにということで今回MYCPU4用のクロック信号の観測に使ってみましたが、これならまずまず実用になると思います。

MYCPU4用の信号波形は前回タイミングチャートでお見せしました。
下のチャートです。



上の波形の並びと同じになるように、各信号を次のようにプローブに割り当てました。
PLOBE0 CLK
PLOBE1 CLK_
PLOBE2 MCLK
PLOBE3 MCLK_
PLOBE4 WR1
PLOBE5 WR2
PLOBE6 PC(A0)
PLOBE7 PC(A1)
下がCPLDロジアナの波形です。



CPLDロジアナはまだもう少しソフトに手を入れなければいけないところがあるのですが、いかがでしょうか?
これならまずまず使えそうではありませんか。

下がCPLDロジアナで観測中の写真です。



左側にあるのがCPLDロジアナです。

トランジスタでCPUをつくろう![第255回]
2020.10.30upload

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