2021.6.11
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第361回]



●試作基板ができてきたのですが…

前回「MYCPU4TRのPC(プログラムカウンタ)回路試作基板を作り直します」と書きました。
その基板ができてきました。
え?
早いじゃないの?
ええ。
確かに早いことは早いのですけれど。
毎々書いておりますように当ブログ記事は実際の作業と同時進行ではありません。
どうしても記事を書くのは実際の出来事よりも後になってから書くことが多いので前回の記事を書いたときに実際に基板製作を発注したわけではありません。
それよりももう少し前に発注しています。
それにしても昔のことを思えば今は確かに超速です。
単価も随分安くなりました。
早くて安いのは大いに有難いことなのですが、時としてちょっと困ったことにも遭遇してしまいます。

こちらは到着したプリント基板の「表側」の写真です。

梱包を開けて基板を手にしたとき
「え?」
いつもと違う違和感が。
もう一度よくよく見直してみましたら。
なんと。
シルク印刷が「裏文字」じゃありませんか?
一瞬、わが目を疑いました。
んな、ばかな。
さらに、配線パターンもよくよく見てみましたら。
確かにこの配線パターンは「表側」つまりシルクパターンがある面の配線です。
しかし。
この配線パターンも、なんと「裏返し」です。
一体全体どうなっとるんじゃあ?

で。
基板の反対側を見てみましたら。

こちらが「裏側」の写真です。

確かにこの配線パターンは基板の裏側の配線です。
しっかーし。
こちらもやはり見事に「裏返し」です。
なんじゃこりゃあ。

プリント基板はもう一枚発注していました。
そちらの方はどうなっとるんかぁ?
もう、目が血走っております。
そうそう。
「ドラえもん」の鏡の世界に迷い込んでしまったような錯覚が…。

あかん。
こちらも同じでありました。




写真だけを見ていますとよくわからないかもしれませんが、つまり見ているままの方向の原稿ファイルをそのままの向きで、本来は基板の表に焼くべきパターンを裏に、そして裏に焼くべきパターンを表に焼いてしまっています。
いままで何社かのプリント基板業者に発注してきましたが、こんなすごい基板を受け取ったのは初めてです。
仕上がり完了検査の段階で気付きそうなものですけれど。
えっ?
まさか完了検査してない???

実はこの業者は今年になってから初めて発注するようになったところです。
仕上がりが早くてしかも安いとのことでしたので、一度使ってみるか、と思って発注したのですけれど。
今回がその2回目です。
最初に発注した基板は確かに早く届いたのですけれど。
届く前にメールが来て

We feel really sorry to inform you that we delivered your order by mistake, you will receive another PCB from our client.

おいおい。
つうことは、こちらの基板はその別のお客のところに送ってしまったのか。
どおしてくれるんだよお。

To solve this problem, will you accept the $xx coupon for ordering it again or let me inform our factory to remanufacture it again?

もう一度作り直すつうのか。
なんだい。
それじゃちっとも早くないじゃないの。

で。
今回が2回目の発注で、この有様です。
おいおい。
本当に大丈夫か、この業者。

トランジスタでCPUをつくろう![第361回]
2021.6.11upload

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