2021.9.27
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第408回]



●SW/CLOCK/MEM基板が出来てきました

前回書いたばかりですが新しいSW/CLOCK/MEM基板が出来てきました。
え?もう出来たの?って。
超特急で作ったわけではありません。
もう何回も書いておりますように毎回の記事は必ずしもリアルタイムで書いているのではありません。
大体は何日も前のことを後から書いていることが多いです。
しかし。
速い事は確かに速いです。
以前にずっとつきあっていた基板屋さんのときは発注して大体3週間ほどかかっていました。
それが今は発注してから10日ほどで届きます。
有難い世の中になりました。
下が新しく作り直したSW/CLOCK/MEM基板です。

もう思い違いをしないように本来使う向きに置きました。
サイズは縦200mm×横120mmです。

こちらは基板の裏側です。


部品を実装しました。

右上に並んでいるのがアドレス表示LED(青色)とデータ表示LED(赤色)です。
26pinフラットケーブルコネクタも位置を移動して同じ向きに配置しました。
RAMは昔のHM62256(日立)を実装しています。
テスト機だからということではありません。
現在普通に入手できるRAMはアクセスタイムが非常に速いです。
50ns〜70nsです。
しかし速ければよいというものでもありません。
実は余りに速すぎて回路が追いつかずに誤動作してしまいます。
RAMのアクセスタイムが速いことについては[第387回]に書きました。
そこでは回路を変更してそのための対策をとったことについて書きましたが、その後にそれだけではまだ十分ではないことがわかってきました。
どうにも気持の悪い誤動作をすることがあって、その原因の追求のために丸2日も費やしてしまいました。
結局その誤動作の原因もRAMのアクセスタイムが速いことが原因らしいということがわかりましたが、その対策については[第387回]のように簡単に回路を変更することぐらいでは済みそうにありません。
さてどうしよう、と少し考えあぐねていたのですが、もう少しアクセスタイムの遅いRAMを使えばよいではないか、というところに落ち着きました。
でも今時そんな都合のよいRAMなど作っているところはありません。
インターネットで昔のRAMを探してそれを入手するしかありません。
上のほうでは有難い世の中になったと喜んでいたのですが、こういうところは便利なんだか不便なんだかわからない世の中になってしまったという気持ちです。

トランジスタでCPUをつくろう![第408回]
2021.9.27upload

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