トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第438回]
●「TR74E」プリント基板の製作
一週間ぶりの更新になってしまいました。
その間はできてきた試作基板の検証などで相変わらず多忙な毎日でした。
結論としてはせっかく作った試作基板が勇み足だったりして何点かについてはもう一度作り直しをしなければ駄目という残念な結果になってしまいました。
とりわけ前回までに書きましたように「TR74」については「エッジパルス方式」の回路に問題があることがわかって、結局のところ以前の回路に戻って試作基板を作り直すことになりました。
「TR74」回路については基本としては以前の回路に戻ることになったため、古いプリント基板を利用して動作確認を行なってきましたがそれでは十分なテストをすることができません。
そんなわけで試作基板を再度製作することにしたのですが今までの流れで説明してきましたように、どうせ作り直すならばできれば少しでも使用するトランジスタを減らしたいという考えのもとに作業を行ないました。
「TR74」については[第435回]で考えた回路が無理が無い回路のように思えましたのでまずはその回路に基いて基板を作ることにしました。
本来の回路から一部のトランジスタを外してそれをダイオードに置き換えた回路です。
部分的にTTL(トランジスタトランジスタロジック)ではなくてDTL(ダイオードトランジスタロジック)的な回路ですから後ろに「E」(エコノミーの意)をつけて「TR74E」としました。
下が「TR74E」のアートワーク図です。
74LS74には1個のICに同じフリップフロップ回路が2回路入っています。
前回作成した「TR74」も1枚のプリント基板に2回路載せました。
今回も同じように2回路の構成です。
「TR74」はCLR回路も含めて1回路あたり17トランジスタ、あわせて34トランジスタでした。
今回の「TR74E」では実装上の都合でCLR回路を外しました。
1回路あたりでは16トランジスタです。
それが2回路ですから32トランジスタです。
基板ができてきたらさらに踏み込んだ動作テストや改良案などを試してみるつもりです。
トランジスタでCPUをつくろう![第438回]
2024.4.3upload
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