2018.1.5
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標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
やっと(!)MYCPU80の改良型基板製作に着手しました!!





[第829回]

●プリント基板アートワーク

本日は朝から終日アートワーク作業をしておりました。
なかなかはかどりません。
ほとんど接続コネクタの位置合わせだけで終ってしまいました。
たかがコネクタなのですが、これがなかなかに大変なのです。
ND80Z3.5的ボードを新MYCPU80ボードの左側に合わせる形で置いて、両者を26pinと16pinケーブルコネクタで結合するのが本来の目的です。
そのためには両方の基板の同じ位置にコネクタを配置する必要がありますが、これが結構難しいのです。
小さな基板同士ならば簡単なことなのですがこれだけ大きな基板ともなると(現行では縦が313mmなのですがそれが340mmになります)、位置合わせにも一苦労します。
おまけに両方の基板とも最終段階までは位置合わせについてまでは余り考慮しないで作図してきたものですから、いざ両方の同じ位置にコネクタを配置しようとすると、どちらかの配線が邪魔になって、まずそれを移動してからでないと先へ進めないという、ちょいと悩ましい状況の中でもがいております。
もともとND80Z3.5的ボードは最終的にはMYCPU80にくっつけてしまうつもりだったので、コネクタについてはなにも配慮せずにここまできてしまいました。
それでいま苦しんでいるのです。

こちらは今までのMYCPU80のアートワーク図です。
これを見ていただくだけでもハンパではないことがおわかりいただけるかと思います。

自動配線なんぞではありません。
ランドの1つ1つ、ラインの1本1本を全部手作業で配置しています。
私が使っておりますのはフリーの基板エディタPCBEです。
PCBEについては[第271回]で謝辞を述べさせていただきました。
いまどきは基板CADといえば自動配線を期待される方が多いかも知れませんが、コンピュータに絵を描かせて喜んでいる画家なんぞいませんでしょう。
やはり1本1本自分で線引きしてこそのアートワークであります。
苦労してこそ仕上げたときの達成感はまた格別でありましょう。

こちらは現在作業中の新MYCPU80のアートワークです。
左部分をばっさり削りました。
その代わりに天地を313mmから340mmに広げました。

左側のコネクタの位置はやっと決りましたが、下側のコネクタの配置はまだこれからです。
左側のコネクタの配線もまだこれからです。

こちらは前回試作基板の写真を見ていただいたND80Z3.5的ボードのアートワーク図です。

前回書きましたように接続コネクタの位置が悪いので接続に苦労します。

こちらは主にコネクタを中心に変更作業中のアートワークです。

下側の拡張コネクタはすっきりしました。
右側にあった電源コネクタを下側に移動しました。
新MYCPU80の左側のコネクタと向き合う位置にコネクタを配置しました。
配線はこれからです。
思ったより作業量が多くてまだこの作業には数日かかりそうです。

TTLでCPUをつくろう![第829回]

2018.1.5upload

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