パソコンをつくろう!(パソコン自作のすすめ)
組み立てキットを使って自作に挑戦!
[第264回]
●UbuntuにWindows用増設基板を…
やっとリナックスパソコン組立キットの説明書が出来あがりまして、校正も完了したつもりで、あたふたと発送準備にとりかかり、やっと長らくお待ちいただいておりました、お客様への出荷を開始いたしました。
とりあえず本日予定しておりました分の出荷が完了して、残りは明日。
ちょっとリラックスした気分になって、説明書をぼんやりと眺めていましたら…。
う?
これって、まずいのでは?
こんな土壇場まできて、とんでもないことに気がついてしまいました。
実は。
Windows7パソコン組立キットの説明書に、サービスのつもりで、参考資料として、PCIスロットにPCI基板を増設する方法、という説明文をつけております。
今回のリナックスパソコン組立キットも、ハードの組立についてはほとんどOSは関係ありませんから、そのWindows7版組立キットの組立説明書をもとにして、説明書を作成いたしました。
まずいのじゃないか?と気が付いたのは、そのPCIボードの増設についての説明文です。
一番上に少し見えております「ドライバやアプリケーションソフトウェアが必要」というところに目がいきました。
ひょっとして、このボード…!
ケースを確認してみましたら…。
対応OS:Windows
XP|2000|Me|98SE|
とありまして、「Windows7対応」のシールが貼られておりました。
当然のことながら、リナックスは対象外。
…駄目じゃないの。
だって、もう。
発送してしまいました。
仕方がないからメールでお断りをして…。
それから、この説明書にも[注記]をつけて…。
[注記]あくまでPCIボードをPCIスロットに増設するための参考に過ぎません。
このボードはよく見たらWindows用でしたので、Ubuntuでは使えません。
あしからず。
なんて。
みっともない。
しかし。
世の中には、ひょっとしたらということもありますから。
念の為に確認だけはしておくことにいたしました。
SAPA−PCIボードをUbuntuマシンのPCIスロットに増設いたしました。
こんな乱暴な使い方をしております。
写真でおわかりいただけますでしょうか。
Ubuntu11.10のシステムハードディスク(手前)はマザーボードのSATAコネクタではなくてPCIスロットに増設したSAPA−PCIボードのSATAコネクタに接続してあります。
この状態でパワーオンしましたら…。
なんと。
Ubuntu11.10が起動してしまいました。
いやあ。
なんでも試してみるものですねえ。
それにしても。
いまどきのリナックス(Ubuntu)は、なかなか使えるじゃありませんか。
パソコンをつくろう![第264回]
2011.12.1upload
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