2020.2.28
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パソコンをつくろう!(パソコン自作のすすめ)
組み立てキットを使って自作に挑戦!

[第293回]



●ブルー画面で例外エラー表示

前回からの続きです。
ほかのマザーボードと同じようにBIOSTARのP4TSVにまずWindows98SEをインストールしました。
そこまではOKでした。
ここで「でした」と書いたのは、あとでとんでもない問題が発生してしまったからです。
それについてはのちほど書きます。

BIOSTARのサイトからダウンロードしたチップセット用のドライバをインストールしました。
インストール後に再起動を要求されます。
再起動しましたら、ブルーの画面で例外エラーが発生しました、との表示。
これについてはWindows98SEをインストールして、それからチップセットドライバのインストールをするのを何回も繰り返して確認しました。
チップセットドライバをインストールすると必ず例外エラーが発生してしまいます。
ドライバソフトのバージョンが合わないのではと疑っていますがよくわかりません。
どうしようもないので再起動するとセーフモードになります。
そこで一旦は「電源を切る」を選択してセーフモードを終了したあと、もう一度再起動すると今度はエラーが発生することなく正常にWindows98SEが起動して、そのあとドライバのインストールの続きが行なわれます。
特に問題なくインストールは終了しますが、それだけです。
やっぱりグラフィックドライバは含まれていません。
LANのドライバもありません。
やっぱりこのマザーボードもここまでで一時棚上げです。
これで4枚入手したマザーボードのうち3枚が途中でアウトです。
新年早々なんとも暗い気分です。

●MEMORY1GBの怪

実はこの記事を書くために、あらためてP4TSVにWindows98SEをインストールして動作確認をしていたのですが。
何回かWindows98SEのインストールを繰り返していたところ突然とんでもないエラーが表示されるようになってしまいました。
Windows98SEのセットアップが開始されたばかりのところです。

スタンダード:MS−DOSエクステンダ内の致命的エラーです。

との表示で、そこでセットアップは中止するより仕方がありません。
こんなエラーは初めてです。
実はテストのためハードディスクを繰り返しクリアして、ちょっと考えるところがあってパーテーションを2つ作成したところそのエラーが出るようになってしまいました。
なので私はエラーの原因はMBRの問題かと思ったのですが、あれこれやってみてもどうしてもこのエラーで止まってしまいます。
Google検索しましたら、ひょっとしてという文がみつかりました。

「メモリが大きすぎませんか。Windows98は最大512MBです。」

ええ。
それはわかっています。
だからちゃんと512MBのメモリを1枚にして挿しています。
でもひょっとして何かの不具合で突然メモリを誤認識するようになったのかも。
原因も理由もわからないエラーに対しては、思いつくだけのことを試してみるしかありません。
予備で持っていた古いメモリを引っ張り出してきて、それと交換して試してみました。

すると。
エラー表示されることなく、Windows98SEのインストールが最後まで完了してしまいました!
なんてことだ。
なにしろ中古のマザーボードです。
突然どこかに不具合が発生して512MBでも大きすぎると誤認識するようになってしまったのかも。
でも、たしか512MBの壁はWindows98のインストール時のみだったはず。
ま。
とりあえずは交換したメモリが128MBなのか256MBなのか(どうせそのくらいでしょう)、確かめてみることにしました。
メモリサイズはデバイスマネージャで確認することができます。

ところが、なんと!!!

えっ?RAMは1GB!?(1002MB)
うっそでしょお!?
んな、ばかな。
それってWindows98SEの限界を超えているのでは?
そもそもそれじゃWindows98SEのインストールでこけてしまうでしょーが。
あかん。
やっぱりインストールしたWindows98SEはどこかがおかしいに違いない。
やっぱり、あれだ。
BIOSで確認してみればはっきりする。
一旦Windows98SEを終了して、あらためて再起動してBIOSで確認してみましたところ。
なんと。
やっぱりBIOSでもRAMは1GBと認識されておりました。
ううう。
BIOSよ、お前もか。

やっぱり面倒臭がらずに自分の目で確かめてみるべきでありました。
なんせ老眼が進んで小さい文字は読めないのですよお。
100円ショップで買った拡大鏡を持ってきてメモリを確認してみましたら。
ぬあんと。
メモリにも1GBと印刷してありました。
どーいうこと!?

わけがわかりません。
白昼の悪夢であります。
しかし。
これを追求してみたところで何がどうなるものでもありませんし、私としてはとにかくWindows98SEマシンが確保できればそれでよいのですから。
これについてはそういうことにしておきましょお。

お話を元に戻しまして、P4TSVにチップセットドライバをインストールしてはみたものの、やっぱり肝心のグラフィックドライバが無いことには使い物になりません。
上にも書きましたように、このボードも一旦棚上げにしておいて、残る1枚のマザーボードに取り掛かることにしました。

実は。
その後にP4TSVについてもグラフックドライバはちゃんとインストールに成功しています。
そのことについても後の回に書くつもりです。
ちなみに上でお見せした画面は本日PrintScreenで撮ったP4TSVのデスクトップ画面です。
色とアイコンの大きさで判断できると思います。
画面の解像度は16ビット色、1024x768です。

パソコンをつくろう![第293回]
2020.2.28upload

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