2020.3.16
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パソコンをつくろう!(パソコン自作のすすめ)
組み立てキットを使って自作に挑戦!

[第301回]



●なんとかしてグラフィックボードを入手したい

前回からの続きです。
うかつにもVGAコネクタのついていないマザーボードをヤフオクで落札してしまいました。
ずっと昔Windows95の時代にはそういうマザーボードが一般的だったように記憶しています。
グラフィックボードは別になっていて、それをPCIスロットに挿して使っていました。
まさかそんなものが今どき存在するなんて思ってもみませんでした。
認識不足でありました。

なんでも今はゲームなどの用途で高速グラフィック描画のできるマシンがそれなりに人気なのだそうです。
一般的なマザーボードに搭載しているグラフィック機能では間に合わなくて、別にグラフィックボードを増設して使うのだとか。
グラフィックボードを増設するのなら、最初からマザーボードについているグラフィック機能は無用であると。
なるほど。
それでその用途に特化したマザーボードが出てきたということのようです。
今どきのグラフィックボードはそういう目的のものなので機能も半端ないもののようです。
グラフィックボード自体に専用のCPUを搭載していて、それを超高速で動作させるため、なんと強制空冷用のクーラーファンまでついているというのですから驚きです。
価格もそれなりにするようです。
もっとも前回書きましたマザーボードはなにしろWindows98の時代のマザーボードですから、それに適合するグラフィックボードもそんなご大層なものではありません。

上にも書きましたように昔はPCIスロットに挿して使いました。
その後にグラフィックボード専用のスロット規格ができました。
AGPスロットです。
GA−8IPE1000はその時代のマザーボードです。
今ではAGPも旧規格になってしまいました。
現在売られているものはほとんどPCI−Expressという、また別の規格のグラフィックボードです。
そのPCI−Express規格のグラフィックボードも発売されるようになってからすでに15年以上になるそうですから、今どきはAGP規格のグラフィックボードを入手するのは難しいのかもしれません。

グラフィックボードの心配よりも前に。
せっかく入手したGA−8IPE1000ですけれど、そもそもこのマザーボード自体が動いてくれるかどうかわかりません。
なにしろ表示ができないものですから確認のしようがありません。
とりあえずCPUとメモリを実装して電源を入れてみましたらCPUファンは回りました。
でもCPUファンが回るだけでそれ以外は駄目というジャンク品もありましたから、それだけではやっぱり動いてくれるかどうかはわかりません。
でもひょっとしたら動いてくれるかもしれません。
動くのか動かないのかこのまにしておくのは中途半端な気持ちでなんとなくすっきりしません。
できれば確認してみたいものです。
それで動かないならやっぱり駄目だったかということで諦めもつきます。

ということになりますと、やっぱりAGP規格のグラフィックボードを入手したい。
しかし肝心のマザーボードが動作するかどうかわからないわけですから、グラフィックボードにそれほどお金はかけられません。
グラフィックボードにお金をかけるぐらいなら、そのお金でまともに動作するマザーボードが入手できてしまうかもしれませんから。

そういうことになりますと、ここはやっぱりヤフオクということになります。
ヤフオクで、しかもできるだけ安い金額でAGPグラフィックボードを落札しなければなりません。
しかも。
Windows98SEで使えるものを。
あ。
AGP規格が出回っていたのは2004年頃までだそうですから、そういうことでしたら、多分AGP規格のグラフィックボードなら大抵はWindows98対応でしょうと。

またしても。
甘い判断でありました。
うむむ。
トシのせいか、とんと学習効果がありませぬ。
困ったものです。

パソコンをつくろう![第301回]
2020.3.16upload

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