2025.5.2
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超ローコストPICWRITERの製作

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「PICBASICコンパイラ」からスピンオフ!!
過去記事を参照することなどを考えて該当する過去記事は「PICBASICコンパイラ」のまま連載回もそのままとします。
以後は前回記事からの流れで[第236回]からとします。
「PICBASICコンパイラ」はなるべく早く連載を再開したいと考えています。
PICはローコスト、高機能で種類も豊富なお手軽マイコンですがプログラムを書き込むためのWRITERが必要です。
それをできるだけ安価に作ってしまおうというプロジェクトです。
最終的には製品化を考えています(組立キット、完成品)。
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[第273回]



●PIC16F1938

4日ぶりの更新です。
この数日間はPICについてこれからどうしていくかとという戦略について考えていました。
このところずっとPICWRITERを中心に作業をしてきましたがどうしても乗り越えなければならない壁が見えてきました。
それをどうするか。
そのことについては近い内に書くことになると思います。
それに関連するのですが。
手元にはまだ試していないPICがそこそこあります。
そのうちの多くは今までの延長では済まないということがわかってきました。
ちょいと仕掛けが必要です。
それで。
そこに行く前にとりあえず今までの延長でこなせるPICについて手っ取り早く片付けてしまいます。
今回はPIC16F1938です。
28pinのPICです。


[出典]Microchip Technology Inc.PIC16F193X DataSheet


[出典]Microchip Technology Inc.PIC16F193X DataSheet


[出典]Microchip Technology Inc.PIC16F193X DataSheet

私としてはなじみのないPICなのですが28pinの割には安価だと思ってPIN数だけを見てサンプルとして購入しました。
実は同時に40pinのPIC16F1939も購入したのですがあらためてDataSheetを見てみましたら同じお仲間のPICだったようです。
今回のPIC16F1938について試したあとでPIC16F1939についても試してみるつもりです。
それでこのPIC16F1938なのですがあらためてDataSheetをざっと読んでみますとちょっと特殊な仕様のPICみたいで、なんですかLCDコントローラとかよくわからない機能を内蔵しているようです。
暇があればそのあたりについて確かめてみるのもよいかと思うのですがとても暇などありませぬ。
見たところ定番のI/O端子は20以上あるようですし10bitのADコンバータも10チャンネル以上使えるようです。
CPUクロックは32MHzまで使えます。
文句無いじゃありませんか。

問題は。
楽に使えるかどうかという点です。
最近はすごい機能のPICが増えてきているようですけれど。
いやそんなんじゃなくても安価で簡単に使えるのが一等いいのですけれどねえ。
PIC16F84などはSFR(Special Function Register)もBANK0とBANK1の2バンクだけで簡単だったのですけれど。


[出典]Microchip Technology Inc.PIC16F193X DataSheet


[出典]Microchip Technology Inc.PIC16F193X DataSheet


[出典]Microchip Technology Inc.PIC16F193X DataSheet


[出典]Microchip Technology Inc.PIC16F193X DataSheet

ぬあんと。
32バンクもあるのですからたまりません。
もっともつぶさに見てみると殆どのバンクに同じSFRが共通して割り当てられているようではありますけれど。
さらに言えばBANK16以降はGPR(General Purpose Register)もありませんから一体何のためにあるの?と思ってしまいます。
それはともかくとして。
果たしてうまく使えるでしょうか?
ちょいと心配になってしまいます。
まずは例によって簡単なLEDチカチカのテストプログラムを書いて試してみることにいたします。
それについては次回にて。

超ローコストPICWRITERの製作[第273回]
2025.5.2 upload

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