2025.8.25
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超ローコストPICWRITERの製作

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「PICBASICコンパイラ」からスピンオフ!!
過去記事を参照することなどを考えて該当する過去記事は「PICBASICコンパイラ」のまま連載回もそのままとします。
以後は前回記事からの流れで[第236回]からとします。
「PICBASICコンパイラ」はなるべく早く連載を再開したいと考えています。
PICはローコスト、高機能で種類も豊富なお手軽マイコンですがプログラムを書き込むためのWRITERが必要です。
それをできるだけ安価に作ってしまおうというプロジェクトです。
最終的には製品化を考えています(組立キット、完成品)。
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[第326回]



●PIC18アセンブラ(5)CONFIG

前回はSFRについて書きましたがCONFIGはSFRよりも数倍面倒です。
特に初めて使うPICのアセンブラプログラムを書こうとするときいつも悩まされるのがCONFIGの表記です。
プログラムの先頭部分に
CONFIG
という語で書き始めたりするのですがそれがPICによっては
__CONFIG
だったり
_CONFIG
だったりします。
しかもその行に記述するパラメータも全く統一性がありません。
それでもPIC16Fはまだそこに記述する内容が限られていますからなんとかなりますがこれがPIC18Fになると「なんじゃこりゃあ」と言わずにはおられません。
下はPIC18F2450〜のCONFIG一覧です。


[出典]Microchip Technology Inc. PIC18F2XX0/〜Programming Specification

クロック発振の種類とか接続端子とかWDTのON/OFFとかRESET端子の機能設定とか書込電圧の指定等々多岐にわたって設定が必要です。
SFRで指定できるものもありますがCONFIGで設定しなければならないものもあってしかもどこをどう設定するのか分かりにくくて悩んでしまうことも少なくありません。
下はCONFIG1HとCONFIG1Lの設定説明の部分ですけれど実に分かり難いです。


[出典]Microchip Technology Inc. PIC18F2XX0/〜Programming Specification

これをMPLABのPIC18アセンブラではCONFIG文で表記しなければなりません。
こんな調子です。
;
        CONFIG PLLDIV=3,USBDIV=2,CPUDIV=OSC1_PLL2,FOSC=HSPLL_HS,VREGEN=ON,WDT=OFF
        CONFIG PBADEN=OFF,LVP=OFF;

しかも上で引用したPICのCONFIGの説明がどういうわけかData Sheetには記載されていません。
Data SheetではなくてProgramming SpecificationというDocumentに記載されています。
これは秋月などのサイトではダウンロードできず個々のPICごとにインターネットを探し回って入手することになります。
しかもしかもProgramming Specificationには上記のようなCONFIG文の書き方については全く説明がありません。
前回少し触れましたMPLABのMPASM Suiteフォルダにあるp18f2450.incなどのincファイルを参照しつつ手探りで記述することになります。
私としてはこんな面倒な表記はできれば願い下げにしたいところです。

ならばどうする?
ということなのですが。
決め手になるような妙案はみつかりません。

途中ですけれど本日は時間がなくなってしまいました。
次回に続きます。

超ローコストPICWRITERの製作[第326回]
2025.8.25 upload

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