マイコン独立大作戦
SDカードインターフェースの製作
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WindowsパソコンにUSB接続して使う現行方式はそれなりに便利ではありますが、ときとしてWindows
のしがらみから開放されて、小さいながらも独立した一個のパソコンとして機能したいと思うこともあります。
独立大作戦の作戦その1はCRTインターフェースボードの製作です。
作戦その2はキーボードインターフェースです。
そして作戦その3は、SDカードインターフェースです。
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[第2回]
●SDカードについて
ここで簡単にSDカードについて整理しておきたいと思います。
くどくど書くよりも実物を写真で見ていただくほうが早いと思います。
こちらがSDカードです。
いまどきはカメラなどにごく普通に使われていますから、お手元にもたいてい1枚か2枚はあるかと思います。
今はこのサイズよりも小さいmini SDとかmicro SDのほうが一般的です。
こちらは裏側です。
上側に並んでいるのが信号端子です。
SDカードとの本来の通信はSDモードと呼ばれている高速通信ですが、それを使うためには会員となって有償のライセンス契約を結ぶ必要があります。
それじゃあ使えないじゃないか、ということなのですが、SDカードには先発のMMC(マルチメディアカード)と互換性のあるSPIモードでの通信もできるようになっていて、こちらのほうはライセンスは不要です。
SPIモードでの通信は、本来のSDモードより遅くなりますが、たかだか8ビットのマイコンシステムで使うには十分です。
何よりもSPIモードでの通信はPICなどにも実装されている機能ですから、扱いやすいのが最大のメリットです。
ただここで少し気になりますのは、SDカードもどんどん大容量化していて、2GB以下のものを入手するのがだんだんと困難になってきていることです。
どうして気になるのかといいますと、どうやらSDカードも2GBを境として、スペックが異なっていて、アクセス方法も異なっているようです(なかなかに難儀なことです)。
普通のSDカードは容量が2GBまでで、それよりも容量が大きいものはSDHCとかSDXCという規格で供給されています。
SPIモードでの通信は同じでもスタンダードのSDカードとSDHC/SDXCとではアクセスの方法に相違があるようです。
ここではとりあえずは容量2GB以下のスタンダードSDカードに対してアクセスを試みることにします。
その後にもしゆとりが出てきましたら、SDHCにも挑戦してみたいと思います。
SDカードインターフェースの製作[第2回]
2016.10.28upload
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