[新連載開始]W65C02マイコンボードの製作
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私としてはW65C02をさわるのは全く初めてです。何から何まで未経験です。さてどうなりますでしょうか。
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[第31回]
●まさかの結末に…
前回は試しにクロック4MHzでテストしたところ問題なく動作しました。
それでもっと上の周波数で試してみたところクロックによって誤動作したり全く動作しなかったりという状況になりました。
特にI/Oにアクセスするとより問題が発生します。
I/Oと言ったってTTLロジックなのですからアクセスタイムに問題はないはずなのですがねえ。
まとめてみますとこういう結果になりました。
まず14MHzでは全くだめでした。
これはまあ納得できます。
次に12MHzで試したのですがまあまあ動作します。
でもときどきこけてしまいます。
結局10MHzまで落としてやっと安定動作するようになりました。
そうかあ。10MHzかあ。
ま。でも仕方がないか。
問題はI/Oアクセスです。
[第29回]でテストした超簡単なプログラムが10MHzでは動きません。
なぜだあ。
8MHzにしたところやっと動きました。
なぜだかちょいと疑問が残ります。
ひょっとしたら波形を観測したら何かがわかるかもしれません。
そういえば。
波形については何も見ていませんでした。
やっぱり初めてさわるCPUなのですからバス信号ぐらい見ておくべきでありましょう。
まずはCPUクロックを見てみましたら。
なんじゃこりゃあ。
想定外の事態でありました。

なんだかH出力が低いような。
まさかねえ。
念のためにクロック回路の74HCU04の+5V端子をテスターでチェックしてみたところ。
えっ?3.8V?
えらいこっちゃあ。
どこかがショートしていてそれで過電流が流れてUSB出力の+5Vがダウンしている???
あかん。
USBが壊れてしまう!
非常事態宣言であります。
念のために電流値を測ってみましたら250mAでした。
むむむ。
ちょっと大きいけれど。
USBの+5VはMax500mA。
ダウンするほどではありません。
ここは落ち着いて。
あれ?
PIC18F45K50は+5V?
じゃあ。
えっ?
65C02は+3.8V?
628128も+3.8V?
そんなあ。
えええ?
TTLのVは全部3.8V?
どうなっとるんじゃあ。
さては?
まさか?
そのまさかでありました。
+5Vのラインがつながっておりませんでした。
まさかの配線忘れでありました。
いや。お恥ずかしい。

+5Vラインをつないだところクロック出力がまともになりました。

電流値も落ち着きました。

20mAぐらいです。
おそらくは。
PICの出力を受けて74HCなどの入力ゲートの寄生トランジスタが逆バイアスされてそこからVddに電流が逆流していたのだろうと思います。
+5Vがつながっていなければ回路図的には動くはずはないのですが昔と違って今のICは皆軽いのでこんな状態でも無理無理で動いてしまいます。
勿論無理をしていますからときどきこけることになります。
+5Vをつないでから再度テストをしたところI/Oアクセスプログラムも10MHzで動くようになりました。
W65C02マイコンボードの製作[第31回]
2026.8.2 upload
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