六千年前の集落址の発掘報告書『坂平』刊行! このほど教育委員会では、平成8年に発掘をした坂平(さかだいら) 遺跡の報告書を刊行しました。 坂平遺跡は上蔦木から下蔦木に抜ける旧甲州街道沿いの鹿ノ沢川の 扇状地に埋もれていた遺跡で、土地改良事業の工事に伴って発見され ました。緊急調査の結果、今から六〇〇〇年前の縄文時代前期はじめ 頃の大規模な集落であることが判明しました。原村の阿久(あきゅう) 遺跡と肩を並べる古さと規模であり、坂平は富士見の町域における縄 文文化揺籃の地であったことが明らかとなりました。 報告書はB5版・570ページで、膨大な出土品を図化し、解説を 加えた学術書となっています。頒価は4500円、井戸尻考古館で扱 っています。 表紙 住居址 土器 石器 【戻る】