〜最愛のゲーム音楽3〜 =ゲームより好きなゲーム音楽= |
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●疲労が蓄積しているのだろうか最近はあまりゲームも遊ばないようになり、というのも要するに眠気優先になっているからなのですが、いけませんねどうも歳のようで。このまま永遠に目覚めない、もしそうなるんだったら嬉しいなあとか思ってみたり。アラゴルンみたいにさ。あーあ、俺もエルフの血が入ってたらああいうふうにいつでも眠れるのかな。ま、そんな感じなのでこういった走り書きみたいな項で茶を濁すような具合なのですが。 なんか人生に疲れてきているこのごろですが、今日は掲題のような感じで、全体にはあまり好きじゃないけどこの曲だけは好き、とか音楽好きだけど難しすぎて俺じゃどうにもできなかった、とかそんな話をしましょうか。なんか、面白いことってないですかねー。
■スペクトラルフォース 愛しき邪悪 =プレイステーション 同タイトル=このゲームはゲーム自体も好き「だった」というべきなのでしょうか。今でも遊べば相応に面白いですし、時間をかけて取り組むのですが、どうにもこのゲームを作ったメーカーの最近の動向を見ていると怒りゲージが溜まっていくのです。なんだよあの「ヴァラノワール」とかって。冗談は「じいさん二度びっくり」だけで十分だぜ? まあ、メーカーはどうあってもこのゲームそのものは悪くありませんね。 全体として見るとあまりいい感じ、という具合でもないのですが、私は最初のフィールドの曲と拮抗時の野戦の曲が好きなんですよ。それぞれ名前がついていた気がしますが、ちょっと覚えてないし確認するまでもないかな、って。特にフィールドの曲辺りは斜陽の雰囲気がよく出ていて、きれいな夕暮れを現実に見たりするとだいたいこの曲かファイナルファンタジー4のフィールド辺りを思い出します。 これは私だけなんでしょうが、作を通して見ると各作品ごとに最初にフィールドでかかる曲というのは実は時代の流れ、996年当時から1000年当時までの状況の推移をよく表しているように思えます。初作は表面的な平和のなか突然魔王の遺児・ヒロが軍を興した、だから一種「えー、そうなの? でもそれって田舎の話でウチには関係ないでしょ?」というようなのんびりした曲がかかります。で、2作目になると結局大陸全土が戦争に動き出してしまった、どこの国家も人ごとでは済まなかった。そんな緊迫した状況になってしまった、といった具合の曲になっています。それでこの愛邪になるとみんな戦争に疲弊している、そんな状況が感じ取れるような具合に仕上げられているんですね。およそ15年前から「人生に疲れた」と繰り返していた私には実にきれいに聞こえる曲でした。誰か時代の流れってとこでおんなじこと感じた人っているのかな。 まーサントラ買うほどのものでもないと思いますから、というかどうせ時期的に見ても絶版でしょうし聞くのであればゲーム買うか持ってる人に聞かせてもらうか。そんなとこでしょうね。主題歌も嫌いじゃなかったですよ、シングル買っちゃったし。この声優さん、なかなかいい仕事しますね。戦国無双とかさ。あれならば、お市の方もきっと喜んでますよ。
■ファイナルファンタジー各作 =ファミコン、プレステ、同2とかいろいろ それぞれ数字が振られています=最近はゲームバランスというか作りそのものが初期の容赦ない雰囲気をまるっきり見失っていて寂しい限りのこのシリーズですが、音楽は通してよい具合ですね。7が発売された直後に蔓延した、「伝統のイントロを使わなくなった」といって怒る自称マニアどもの心の狭さにはずいぶん笑わせてもらいましたけれども。どうだっていいじゃねえかそんなこと、使わなきゃならない理由自体が存在してないんだぜ? 使ってなきゃファイナルファンタジーじゃないってかい? 馬鹿馬鹿しい。 私はね、そうですね1作目の戦闘シーン、2作目のフィールド、3作目のフィールドと水没世界にエリアのテーマ、4作目のフィールドにボスバトル1とラストバトル、5のフィールド3種にリックスの里、7のボスバトル1、10は以前にも言ったとおりハイウェイ跡とほかにラストでの対幻獣戦辺りが好きかな。1の戦闘シーンなんか、どの戦闘でもおんなじ曲ってのが却ってしびれません? 説明できないんだけど、俺はあれ好きだったな。2は、アレンジされてない、ファミコン音源でのあの曲が好き。曲そのものはアレンジされてるほうがいいんだけど、音源はファミコン版のものに限りますね。アレンジされてると、変に気ィ使われててあの透き通った感じがなくなってる気がするの。プレステ版で追加された新作ムービーはキャラクターのデザインがすっきり作り直されていて、実にかっこよかったです。マリアってこんな美人だったのか。「くっ……! でいやぁ!!」というフリオの声とかもナイス。 3は、2のときとうって変わってのんびりした感じの、穏やかな風の吹くなかぽこぽこと気楽に歩を進めていくような、そんな感じの曲調が素敵。水没世界とかは哀しげでねー、私そういう曲好きですから。まあ結局エリアは殺して感動させようという役回りでしかなかったというのが寂しいところですが。ああ、クリスタルタワーもとてもきれいな、哀しい曲でしたね。実はザンデもかわいそうな男、という感じがしますけども。 4は……何を背負ってあんなに寂しげな曲調になったのか分かりませんね。いい曲なんですけど、素であの曲が浮かんできた状況というのが徹夜で呑んだ翌日、目を覚ましたのが午後4時、寝起きに夕日を見たときという具合ですから、斜陽の雰囲気を漂わせているというのは間違いないんじゃないですか? ラストバトルは戦闘前にいい感じでオープニングの曲が入って、その後にあの曲に変化しますから見せ方という具合では本当にかっこよく決まっていたと思っています。ガ……グ……グ……ゴ……。何やるとビッグバンで返してくるんでしたっけ? 5のフィールド3種もよかったですね。気楽な旅路、未知の世界にて、融合と崩壊の序曲。リックスの里なんかは……本当にきれいな曲でした。里の各所で想い出がよみがえってきたりして。3も終わったので5を遊びなおしていますが、トゥールの村の回想シーンで久しぶりにこの曲を聞き、ずっと聞きほれていました。そういえばエクスデスとのバトルもよかったな、まだ覚えてます。「ボコ……行ってくる!」という一言が、何もない男の唯一つの縁(よすが)を思わせます。マイティガードを取るのが本当に大変で……もう。神龍相手に30分ですよ? リフレクかけて一所懸命攻撃散らして。でもスティングレイ見つけるほど根性なかったですし……。 7のボスバトル、「更に戦う者たち」っていうんでしたっけ? ルーファウスとのサシのバトルから脱出までのシーンがもっとも印象に焼きつく状況でしょうね。あー、超級武神破斬、投げ判定で当てづらいうえに4回も白刃判定があるから使い物にならないんだよね。ってこれはエアガイツか。「魔晄エネルギーを浴びせただけで人間あんなに強くなるわけがない」だったっけか、印象深い台詞です。楽しく遊んだゲームでしたね、どれも。6? 知りませんそんなの。私の中では完全にロストナンバー扱いです。8と9は遊んでないのも同然だから分かりませんし。9は悪い評判は聞きませんよね、面白いのかな。
■ヴァリス3、4 =PCエンジン 同タイトル=見てくれがいかにも「キャラクターの魅力で売りますよ」と言わんばかりのこのゲームですが、強烈ながらもその実よく練られた難易度に耳によく馴染む美しい音楽、キャラクターの魅力なんかには(無論それも素晴らしいのですが。優子かっこいい)微塵も頼っていないという、実際は死ぬほど硬派なゲームでした。なんというか、一番聞きやすい手段がすでにそうじゃなくなっているというのが少々寂しいですが、まあハードなくてもプレステ2辺りでCDとして再生すれば危険な部位は外して聞けますから、興味あったら探してみてください。 何がよいといって、やはり人間界、通常はサザーランド入り口辺りでいやというほど聞かされるあの曲ですか。ヴァルナがデスキューブをなくしたらそこでゲームオーバー、次の回に期待してくださいという壮絶極まるバランスは見ていても忘れられないものでした。メガドラ版にはあのステージないのね、いきなり鐘叩きのステージから始まるの。このことをエンジン版を遊んだ人間に言うと、確実に「そんな馬鹿な!! あのステージこそヴァリス3のすべてじゃないのか!!」って怒る、それだけあのステージは難しいものでしたし、解きおおせたときの喜びもまた格別のものであった。そういうことなのでしょう。これを遊んでいた知り合い3人、全員グラメスで轟沈しているんですが、なんですかフレームダガーを持ち込んであとは頑張れってどう頑張ったらいいんでしょう。まあ、メガドラ版でさえ阿修羅のステージで潰れ去った私にはあまり縁のない話ですが。 しかし、当時の技術では仕方ないとは言え、ゲーム中での効果音に声優さんの声が使われていないのは寂しいですね。攻撃時とか、ダメージ時とか。もう一回作り直してくれないかな、島本氏の「ザリュード、次はお前だ!!」とか死ぬほどかっこいいのよ。 ほかには湖の塔、魔人の墓場、ザリュードの砂漠なんかがかっこいいですね。ログレスはメガドラ版にはいないのがとても残念。しかし過去の王者だったのに、体当たりくらいしか仕掛けてこないというのはどうだろうか。本気になってからも、短剣の軌道がすぐ読めるからあまり脅威にならないし……。 4は3に比べてずいぶん易しくなったといいますが、それでも元の持ち主に遊ばせたら悪戦苦闘の末ガルギアの最終形態で轟沈。「こいつ、こんなに頑丈だったっけか?」 やはりそうそう簡単には解かせてくれないようで。昔の腕前はどうしたね? このゲームは夢幻界、出撃と人間界(ラストバトルにも使われてますね)の音楽がかっこいいですね。ここでも感じる斜陽の雰囲気、実にナイスです。続きが出そうな終わり方ではなかったけれど、……続き、出ないの?
■スーパーロボット大戦シリーズ =スーファミ、プレステ、64などなど=ここで言いたいのは、ゲームオリジナル曲の数々。もちろんオリジナルでなくてもかっこいい曲はいっぱいありますが、それは登場作品そのものの音楽であってこのゲームの音楽じゃありませんし。ガオガイガーとか好きですけどね。かっこいいし。強いし。「ブロゥクン! マグ! ナム!!」 で、好きな曲。これはシリーズいっぱい出すぎてますから、曲と作品の対応も一緒に書きましょう。まずは第四次の主人公、戦闘シーン。「Time to Come」でしたっけ? やっぱ、一番聞く音楽の一つですし。ヒュッケバインを選んだほうがシナリオ進行という点に関して確実に楽、というのが泣けてきますよね。グルンガスト選ぶとギャブレー仲間にできないから、強制的に大軍と戦わされる破目になって大変なんですよ。ステージクリアまでに3時間かかりました。苦労してグランゾンも仲間にしましたが、スーファミ版では強力なキャラクターが二人外れる(EXで負けたことになってた)うえにこの馬鹿たれめ、最終段階でなんと無改造で入って来くさりおって正直使い物になりません。プレステ版はプレステ版で離脱こそないものの、ステージ構成が桁外れに厳しくなって遊べたものじゃありませんでしたし。 次はEXのフィールド音楽、「ラングランの風」。EXまで反撃行動を自由に選択できなかったというのを知らなくてですね、いやー苦労したものです。プレステのリメイクも買いましたが、これは違った意味で大変になっていて、辛うじてマサキの章をクリアして、リューネの章を途中で投げてそれっきりだったかな。とにかく弱いんですよ、自分たちが。作業用機械に大ピンチに追い込まれる、設定上「最強のマシン」って一体。唐突に入ってくるボイスイベントも怒りゲージを引き上げる代物だった(ほんとに唐突に入ってくるからすごく驚く)し、戦闘アニメもめちゃくちゃだし。なんでフルバーニアンのビームライフルとビームガンで同じ絵が出てくる? 完全に別の武器だろそりゃ。ま、EXの数多いオリジナルキャラの全てに声当てがされたというのがリメイク版最大の存在意義でしょうかね。もったいない使い方しかしていないような気もしますが(普通仲間にしないキャラクターにベテラン声優の声を当てるなど。トールスとかゴルドとか、ねえ)。 魔装機神においては、「魔装機神サイバスター」と「水と沼の国から」。あえて古い言い方で。このゲーム全体に音楽のアレンジがかっこよくて、特にサイバスター辺りはイントロを聞くと何でも真っ二つにしてくれそうな、そんな頼もしさがあります。後期作だとなんかイントロが軽っちい感じの音になってて強そうじゃないんですよね。寂しいなあ。ああ、あと「ダークプリズン」もかっこよかった。このゲームはほんと面白かったし、音楽もよかったし、いいことづくめでした。 64、「哀しみの戦場へ」と「I`m a Space Girl」。リアル系で進めるとマジで物語が重いというのが、シリーズ中でも稀有だったように思います。シナリオ「その瞳に未来は映ることなく」は非常にショックでした。まあアークライトの場合はアシュクリーフに乗ることで見切りを付けられましたが、セレインの場合だとどうなるんでしょうね。他にも「俺はもう、あんたを憎んじゃいない!!」など別シリーズに比べて重く響く出来事が多く、これはほんとシナリオという面でシリーズ最高傑作なんじゃないでしょうか。ドモンVSアルベルト、師匠VSアルベルトなんかは声付きでなかったのが死ぬほど残念でしたが。 α、「Ace Attacker」。つづり合ってたかな。リアル系、後期戦闘シーンですね。この作品はシナリオの展開がどうもスーパー系のノリに合わせられてるみたいで、リアル系の乗り換えイベントがどうも浮いてる感じがするんですよね。今まで一回も出てきてないのに急にパーソナルファイターがどうとか言われてもねえ。残念ながらα外伝では印象に残る音楽はなし。 Impact、「鋼鉄の英雄(ベオウルフ)」、「白銀の堕天使(ルシファー)」。主人公ですから、というよりキョウスケはかっこよすぎ。まだ設定年齢が若いのに、名台詞が多すぎるのです。 「無駄に火薬ばかり多くてな……威力は受けて確かめろ!」 痺れます。彼の愛機「アルトアイゼン」も実にかっこいい機体で、思い余ってアーマードコアで機体の方向性を追求してみたところまるで使い物にならない極端な機体が出来上がってしまい、「あいつぁこんな機体で戦ってたのか?」と妙な気分になってしまいました。まあアーマードコアでアルトアイゼンが再現しきれるはずもないんですが、それでも(アーマードコアのゲームシステムのせいもあるんですが)かなり極端な機体なのは間違いありません。ステークが問題なんですよね。 第二次α、「悪を断つ剣なり」。ゼンガーの生き様を詰め込んだかのような曲調と台詞の数々に痺れっぱなし。外伝のときもかっこよかったが、この人さらに男が上がったな……。「届け! 雲耀の迅さまで!!」 しかし思うんですが、なんだといってこのシリーズはオリジナルキャラクターの年齢を妙に低くしたがるのでしょうか。キョウスケなんかは二十代後半、ゼンガーは三十代前半が適正な年齢だと思いますよ? 若い連中は若い連中で結構ですが、渋い味わいを漂わすキャラクターが妙に年齢低いのを見ると「なんだこりゃ」と思ってしまいます。少なくとも私は年下の男がああまで渋かったら嫌です。 こうして見ると、私けっこうこのシリーズ遊んでますね。まあ完全に図鑑を制覇できたのは第二次αだけですが、一応解くだけは解いているのかな。いつかオリジナルジェネレーションも遊んでみたいなあ。……ゲームキューブ、買う? さすがにもう置き場所ないなぁ……。
■サンダーフォース5 =プレイステーション、セガサターン 同タイトル=私はこのシリーズは5から入ったんですが、いやーゲームそのもののかっこよさに痺れました。出撃シーン、オーバーウエポン使用の光景、ヴァンブレイス&ブリガンダインとの合体シーケンス。そしてそれらを彩るのが、非常にかっこいい音楽の数々。まあゲームそのものは私には難しくてどうしてもアイアンメイデン辺りで全滅させられてしまうのですが、流れを一通り見せてもらったらやっぱりかっこよくて。 で、その後3とか4も買ってみたんですが、これもまた難しい。一応サターン版とメガドラ版と両方買いましたが、結局解けたのはサターン版のキッズモードだけです。文字通りキッズな私でした。しかし3から4になるに当たって、すっごく演出のレベルが上がってますね。サンダーソードユニット装着の際のレーザー誘導とか、友軍ごとこちらの輸送艦を潰しにくる敵ボスとか、実にかっこよかったです。まあ、4の1面のボスはどこが弱点かぜんぜん分からなかったけど(飛ばしてくるアレが弱点だなどと、誰が考え付くのでしょう)。 好きな音楽はステージ1、ステージ3、ステージ5の道中とボスにラストバトル。ライネックスとのドッグファイトが燃えますね。しかしやはりステージ1のアレンジはすごいなあ。それとラストバトルの「Justice Ray Ver.B」でしたっけ? ブラストウインドの本元「Justice Ray」も聞いてみてますが、いやあ……なんと言っていいのやら、すごすぎて。とりあえずどちらのゲームもラストボスの曲はかっこいいのにデザインはかっこ悪いな、とだけ。
●最近はなかなか……ねえどうも最近はゲーム雑誌なんか眺めてみても「これは面白そうだ」というものが欠片もなくて、ついでにゲーム屋を覗いてみてもろくなもんが並んでおらず、挙句ゲーセン行っても遊ぶゲームはバーチャコップ3の二挺拳銃かエスプガルーダ、あるいは昔遊んだ格闘ものとかに手を付けるくらいでして、そんなのよほど大きい店にいかないと置いてありません。仕方なしに過去の記憶に依りすがるといった具合の毎日です。まあ、考えてみれば欲しかったものとかいいゲームなんかは大概買ってあるんだから、それを遊んでいく方向でいけば一生分の楽しみは確保できているような気もするんですけどね。……なんだかほんと枯れてきたなあ。ところでバーチャコップ3って、どうやると歩行戦車の次のステージに行けるんですか? なんか歩行戦車倒したところで終わってしまったんですが。 |