ゲーム雑感録
=ファイナルファンタジーあれこれ=
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●名前の由来って?

 コレ、割と有名な話なんだろうけど、前にちょっとしゃべったついでだから、知らない人に向けて説明しておくね。

 ファミコン中期、スクウェア社はどうも業績が振るわなかったらしい。確かに、テグザーやらキングスナイトやらは子供には難しいし、それ以前によく分からない。私も即死にしたりして、「む、難しい……」と身もだえした記憶がある。ま、それでも今みたいに「これ、クソゲーじゃん」というような言葉は出てこなかったんだけどね。どうしたってゲームは当時高級品だったし、一年に3本も買ってもらえれば良いほうだったから、どんなゲームでも買った以上は遊びこむ。まあ子供だったから、っていうのもあるんだろうけど、それでも1本のゲームを延々繰り返して、ほんとよく遊んだものだった。やっぱある程度は「ない状況」っていうのを味わっておいたほうが、辛抱は身に付くのかも知れない。

 辛抱の話はさておいて、そんなちょっとクセのあるゲームばかりスクウェア社は出していたから、やはり評判はよくなかったんだろう。最終的にはそれこそ傾きかけていたらしい。そんなときに「じゃあ、次のゲームが最後の一本という覚悟を決めて、乾坤一擲頑張ってみようよ。やりたいこととか詰められるだけ詰めて、後腐れのないようにして」ということで一本のロールプレイングスタイルのゲームを作り始めた。そのゲームは「最後の夢を託して」という意味を乗せて「ファイナルファンタジー」と名づけられた。あれ、「最後に夢を見よう」だっけか?

 こうして発売されたそのゲームの評判は、諸兄が知るとおりのものとなった。先行知識のない最近の人が遊べば確かにバランスやストーリー進行の点で厳しいところはあるかも知れないが、美麗なグラフィックに音楽、良好なバランスと1987年当時としては非常に高い完成度を持っており、当時唯一とも言えた傑作ロールプレイング「ドラゴンクエスト」とも比較してまるで劣らないものだった。ま、あっちはあっちでこっちはこっち、初めから比べてみてもしょうがないと言えばそうだったのかも知れないが。

 しかしこのゲーム、驚嘆すべきはやはりその完成度で、2004年後半の現在遊んでみてもものすごく面白い。これは郷愁などでなく、ファイナルファンタジー(以下、FF)の5作目と並行して遊んで痛感していることだ。あちらはあちらで相応に面白いのだが、やはり物語偏重というところでこちらとは方向性が違ってきているし、またアビリティの付け替えなどによる戦術の広がりなども、どうも上っ面だけのもの、と思えてしまう。根っこのところが何か違う、というか。うまく言い表せないんだけど。

 あれに限らず、やはり最近の作はこの初期の「背水の陣」ともいえる必死さがないような感じがする。たぶん、最後だからファミコンであれだけの画面を描けたんだろうし、あそこまで凄絶かつ良好なバランスに調整できたんじゃないかと私は思うのだ。少なくとも最近の作に、初作の「少しでも気を抜くと死」という張り詰めた感覚を持たせてくれるだけの力はない。

 この「最後の夢」の話は、10年来のつきあいのある仲間に「こんなのが載っていたよ」とて新聞の切り抜きを見せてもらって知った。わざわざ切り抜いて持ってきてくれたあなたに感謝。


●初期作のベース =職業編=

 これも前に少し話したね。

 以前、友人にダンジョンズ&ドラゴンズ(以下D&D)のコンピュータ版シナリオ「バルダーズゲート」をシリーズ一通り借りて遊んだ。すると面白いことに気づく。「なんかこれ、FFにもいた怪物とかあった武器が多いな……」 よく見ると、魔法も共通しているものが多いのだ。極めつけはこれ。「このマインドフレイアって、浮遊城辺りに出てきた即死馬鹿じゃねえか!!」 このマインドフレイア、バルダーズゲートでもきっちりマインドブラストと即死攻撃を仕掛けてくる。強力な念動波で標的の意識を混濁させ、然る後に口元の触手を突き刺して脳ミソを吸い取るのだ。ゲームではクリティカルを出されると「脳を吸われた」と出てきて即死する。なるほど、3ダメージでの即死はこういうオチだったのか……。

 まあそんな感じなので、FFがこのD&Dの基本設定を下敷きにしてるというのは分かってもらえたと思う。ああ、念のため言うとD&Dがずっとずっと先だからね。間違っても「D&DとやらがFFをパクッたんだろ」とか寝言は言わないように。それで、今回はその辺の共通点の対比をちょっとやってみたいなと思ったわけ。今初作を遊んでいる最中だから、何か見つけたらまた増えるかも。


 てなことで、まず職業。戦士やら盗賊やらはどちらにも共通、しかし盗賊はこちらでは罠発見・解除とかそういう要素がないからただ単にちょっと逃げ足が速くて弱っちい前衛職、というイメージになってしまっている。ファミコン版では、盗賊のままでも忍者になっても30レベル程度では使い物にならないくらい弱い(ちなみに30レベルあれば十分クリアできる)。モンクというのは、実はD&Dの基本ルールには存在しない。後のアドバンスドD&Dでは入ったようだけど、私はバルダーズゲートではモンクは使わなかったからあまりよくは分からない。どうも素手攻撃に着られる鎧の制限、各種攻撃への耐性なんかがあるみたいだけど。どっちかっつうと、敵で出てきたモンクの「太陽の構え」(ファイアボール炸裂)、「月の構え」(マジックミサイル発射)、他にも「無影脚!!」と叫んでの即死攻撃辺りが印象深い。しかしモンクって、序盤すごく厳しいねえ……。命中力が武器で上げられないから、攻撃が当たらない当たらない。

 で、この辺が面白い。白魔術師というのは当然僧侶のイメージなんだけど、D&Dでは僧侶は格闘もばっちりこなす。鎖帷子辺りを着込んで鉄槌を振り回し敵を蹴散らす姿は、ゲーム序盤では実に頼もしい(もっとも、中盤以降はいい武器が入手できればの話になるが)。当然それを引っ張った初作も、白魔術師が格闘をこなす。紅いロングヘアーのきれいな女性(ファミコン版で白魔導師にしてみよう)がでかい木槌を振り回して殴りかかる姿は頼もしい、というよりだ。……とはいっても、こちらは防具の装備制限がさらに大きいし、ハンマー系の武器が軒並み命中率が悪く設定されているから中盤どころかアストスを倒した辺りからすでに当てにはできなくなってしまうのだが。

 一方、黒魔術師はなんのひねりもない、ストレートに魔法使いである。共通して、体力的にも装備品的にも劣るがその分強力な魔法を扱うことができる。とか言いつつも序盤は魔法も貧弱なものしか使えないので、仕方なしにスリープなどの搦め手で戦闘を補助していくのが基本的な役目になってしまう。まあ強烈な魔法をバリバリ駆使して敵をなぎ倒すのは、相当レベルが上がってからの話になるね。魔法の話はまた後で。ここには関係ないけどバルダーズゲートに登場するダイナヘールという魔法使い。彼女は修行した魔術コース(スクールという。彼女はインヴォーカー)の関係でスリープやドミネーションなど精神に作用して敵の行動を封鎖する魔法が一切使えず、おかげで強力な攻撃魔法も存在しない序盤では本当に苦労することになる。仕方がないから最後の最後までレベル1攻撃魔法のクロマティックオーブだけを使っていた。ほんとにやることないんだって。アイスウインドデイルで自作の魔術師にスリープを使わせたときなんかは、「こんなに便利だったのか!」と驚いたものだ。

 赤魔術師、ってのは……これはD&Dルールには存在しないね。たぶんマルチクラスかデュアルクラスをベースにしたんだろう。マルチというのは複数の職業を兼任することで、職業ごとに成長はしていくが体力の伸びが半分になる(成長の機会が単純に倍、ということになるから当然だが)。それから職業ごとの装備制限などもそのまま引き継ぐので、魔術師と戦士を兼任すると魔法を使うために鎧が着られない、というようなことにもなったりする。一方デュアルというのはいわゆる転職のことなんだけど、例えば魔術師レベル5から戦士にデュアルした場合は戦士としてレベル5になるまで魔術師の技術が使えないというじれったい制限がある。まあどちらにしろ、うまいことやらないと微妙なことになりかねないシステムではある。私は面倒だからバルダーズゲートではどちらも使わなかった。

 で、赤魔術師。FFでは武器格闘、魔法戦闘のどちらもほどほどにこなす切れ者、という具合だが、この「ほどほど」というところがポイントで、最終的には器用貧乏にしかならない。アレイズやホーリー、フレアーが使えないというのは最終決戦では火力不足だし、格闘戦においてもマサムネを装備してなおエクスカリバー装備の戦士に劣るというのではやはり微妙、ということにならないだろうか。もっとも性能特化型の職業と比べるほうがまずいのかも知れないが、少なくとも白、黒魔術師の代わりに、と考えると厳しい面はある。とりあえず、魔法の品物や使える分の魔法を駆使して支援に回るのが正しいあり方なんだろうかね。


●初期作のベース =魔法、武器編=

 魔法の名前は、実は(というか一目瞭然だが)効果を英語に直して縮めただけ、という付けられ方をしている。火炎を巻き起こすファイア、雷鳴を呼び寄せるサンダー、敵に暗闇をもたらすブラインなど、ほら簡単だ。で、効果そのものはというと、これもD&Dに沿っている部分があったりする。例えば初作、黒魔法レベル5のクラウダ。即死性の毒ガスを噴出し、抵抗にしくじった相手を即あの世逝きにするこの魔法は、D&Dではクラウドキルという。また、体力値が一定値以下の相手に強制的に特殊効果をもたらすスタンやキルはそれぞれパワーワード・スタン、パワーワード・キルとなっている。効果は同様で、やはり体力が基準の値以下の相手に抵抗不能で特殊効果をもたらす、というもの。「死ね」の一言で敵が倒れるという光景は恐ろしいものだ。ほかにも石化のブレイクはフレッシュトゥストーン、ストップはタイムストップ、3に登場したメテオはメテオスウォームと、探してみればほいほい出てくる。魔法封印の状態から復帰するボキャル、これはよく分からなかったが……もしかしてヴォーカライズか? 効果は同じだし、響きも似ているといえば似ているが。

 ところで、FF10において最後の召喚獣、メーガス三姉妹がときどき「バオール」という魔法を使う。名前の通り、というか要するにバリア・オール、全属性への抵抗バリアを作るという魔法だが、これは実は初作にバオルという名前でレベル8白魔法として登場していた。そもそもメーガス三姉妹という存在自体が懐かしいというレベルの存在(FF4に登場し、『デルタアタック』と称して魔法反射バリアにわざと魔法を反射させるという攻撃を仕掛けてくるボス敵)だったのに、そのうえここにきてバオルか! と驚いたものである。まあ、10はバサンダとかバコルドが再登場していてしかも重要度が高め、というところで相当ショックだったのだが。

 同様に、武器。アイスブランドやフレームソード、サンブレードやディフェンダー辺りがバルダーズゲートにも見られる。アイスブランドは確かD&Dの英雄、ドリッズドが携える二刀のうちの片割れで半月刀の強力なもの。ドリッズドのものはフロストブランドという名前だった。ちなみに彼の持つもう片方の剣がディフェンダー。フレームソードは「フレームタン」、炎の舌という名前で、お約束どおり炎に弱い相手に高い効果を見せる。サンブレードは「デイスター」という銘の入った剛剣(ゲーム中の名前がサンブレード『デイスター』)で、邪悪なものや死に損ないどもに絶大な威力を見せ、ついでにサンレイという強烈な攻撃魔法の効果も発揮できる。残念ながら初期のFFではどれも威力が違うだけで特殊効果を持たないただの剣(一応属性、というか有効な敵の種類は存在するみたいだけど)、というような扱いだが、威力の高さから誰もが世話になるはずの剣だろう。特にアイスブランドは、先に試練の城を訪れた場合などは伝家の宝刀にしたくなるくらいに役に立ってくれる。

 あとこれはD&Dにはあまり関係ないが、指輪物語でアラゴルンが携えていたアンドゥリルはミスリル製の剣である。映画はずいぶん気を持たせた登場だったが(というか、第三部の時点でまさかまだアンドゥリルを持ち歩いていないとは思わなかった)、原作では裂け谷を出立するときにすでに修復も完了、ナルシル改めアンドゥリルの銘をアラゴルン自身に与えられ、彼と共に旅立っていった。FFのゲーム中ではミスリルソードという武器が存在し、序盤で非常に心強い武器になってくれる。しかしほかのミスリル製品は割と微妙だったような印象しかないなあ。

 なお、本家バルダーズゲートでは武器に込められた魔法の力は一日に規定回数、というように決められているのだがFFでは何度でもいくらでも無制限に使用できる。そういう武具は確保しておけば頻発する戦闘に魔法の力を消費することなく対応できるようになるので、ぜひ確保しておきたい。個人的には、以下のものがお勧め。

・ガントレット、トールハンマー(サンダラ)
・レイズサーベル(クラウダ)
・ライトアクス(アディア)
・癒しの杖、癒しの兜(ヒール)

 魔術の杖と魔導師の杖も何か効果があったような気がするが、ちょっと覚えてない。なお、初作はファミコン版では攻撃力強化系の魔法が実質効果を発揮しないというバグがあるそうで、なるほど何回セーバーをかけても忍者の攻撃が4回ヒット4ダメージなわけだとクリアしてから15年ほど経った今になって納得する始末。ということで、覚えてもしょうがない魔法なのであった。リメイク版(ファミコンのカップリング版は除く)ではきっちり効果を発揮するので、そちらを遊んでいる人なら心配はご無用。ちなみに2でも同様に魔法の力を秘めた武具が存在するが、こちらは規定回数に達すると武具が消滅するという仕様になっており、中には一回しか使えなかったり効果の発揮対象がランダムで決定されたりととんでもないものが混じっていたりする。おかげで魔導師の杖はジョークアイテム同然だ。最強武器マサムネも魔法の効果を持っているが、調子に乗って使っていると消滅して二度と入手できないという泣ける話になりかねないので気をつけよう。まあ、最後の戦いなんつうとブラッドソード装備にバーサクとヘイストをかけて12,000ダメージで終了、というのがお約束な気もするが。道中が大変かな?

 そういえばこの「バーサク」、正しくはバーサークで「凶暴な」というような意味合い、これが転じて「狂戦士化」のはずなのだが、なぜかFF以外のゲームなどでも平然と「バーサク」と言われている。えーとそれって、FFの魔法の名前じゃないの? と激しく突っ込みを入れたくなってしまう。ついでに言えばバーサークして戦うからバーサーカー、漫画で有名な「ベルセルク」はバーサーカーの語源だ。ネクロスの要塞に主人公として登場したバーサーカーは、呪いの品物を身につけても馬鹿だから効果がなかったとかすごい設定があり、ゲームでは子供の食い物を奪って逃げたとかそういうくだらないことをさんざんやってメンバーの評判を落としていく。おかげでサムライが「仲間の恥は拙者が命を賭して雪ぐ!」とか言ってハラキリを敢行しようとする(止めないとほんとに死ぬ)。こんな奴がいずれ王様になってしまうんだから、あの世界は牧歌的だった……のかも知れない。


●初期作のベース =怪物編=

 私の手元には「ファイナルファンタジー モンスターマニュアル」なる書籍がある。JICC社から刊行されたもので、確か私は古本屋で10年位前に300円程度でこれを購入したように思う。それでどういう本かというと、デザイナー天野喜孝氏による怪物のデザイン画を収録しているというもの。これが実際に画面と見比べてみるといかにうまくドットに落とし込んでいるかがよく分かり、天野氏の手腕もさることながら当時のドット打ち職人の手腕にも感心してしまう。それと怪物のイラストの横に一つ一つコメントが付いているのだが、このコメントの出来もなかなかおもしろい。ゴブリン辺りの「こんな連中に後れを取るようならさっさと帰ってまじめに働け」というようなコメントなんかは、冒険者を志す者にはよく覚えておいてもらいたい言葉だ。ま、冒険者というのはどちらかというとテーブルトークで馴染みの深い言葉だけど。

 で、眺めていくとやっぱりいろいろどこかで見たような、面白いのが見当たる。例えば……

  • マリリス

     最初、といっても小学生当時か。「なんだこりゃ?」とずっと思っていたのだが、アイスウインドデイルのボス敵でマリリスのズノメイというやつが登場したり(ズノメイというのが名前。『人間のラオウ』と同じ表現)、バルダーズゲート2の後半の雑魚としてマリリスが大量に出現したりする。どうやら異界に棲む悪魔の一種族らしい。アイスウインドデイルのズノメイは最後のボス「ベルフィット」のライバルとかで、行きがかり上戦うことになる。ズノメイ本人にはまるっきり戦う意志がなく、ただ遊び手のパーティが彼女の宮殿に乱入したからというのが戦闘理由なのがなんともやるせない。

     種族特性としてマリリスは強力な魔法の武器でないとダメージが与えられないという特質を持っており、そんな状況においてズノメイと戦うのはゲームも序盤であるため高品質な武器などあるはずもなく(一つだけ救済の意味でか入手はできるが)、非常に苦しい戦いを強いられることになる。もちろん敵としても強力。幸いなことにFFではこの種族特性はないが、それでもかなり強い敵ではある。二度目に遊んだときなどは15レベル程度で何度も全滅させられ、やむなく先に飛空艇を確保して修行を積みに行った記憶がある。結局マリリスを倒したのはクラーケン、ティアマットを倒した後だった。

     ちょっと面白い話。マリリスにはぜんぜん関係ないんだけど、先のベルフィット。うまくするとホールドモンスターが効く。クレリックにはゴーレムを即死させるハンマーを持たせてゴーレムの大群に一人で突入させ、残ったベルフィットはホールドモンスターで行動封鎖状態だから残る5人で滅多打ちという最後の戦いらしくない光景が私のアイスウインドデイル最後の戦いだった。

  • ビホルダー

     これは他のところでも話している通り、なぜかD&Dのメーカーから差し止めの出ている怪物である。ほかにもD&Dオリジナルの怪物はいくらもいるはずで、マインドフレイアやらオチューやら、先のマリリスとてもそのはずなのだがなぜかそういう連中は別に何事もないようである。どういうことやら。

     FFでも強力な魔法をバリバリ飛ばしてくる強烈な相手なのだが、それもそのはずD&Dでは度を越した強敵である。頭についている触手の目玉から常に即死やら魔法無効化やら石化やら、11種類もの魔法の光線を放っており(ビホルダーレイという)、さらに高度な魔法を使いこなす。表皮も頑丈なものを備え、真正面から戦えば半端な戦力では壊滅すること請け合い。だいたいがところゲームの名前にもなっているし(ついでに、当該タイトル『アイオブザビホルダー』のラストボスも務める)。バルダーズゲート2ではなんかこいつらの巣に乱入して必要なものを回収しなくてはならないとかとんでもないミッションがあるが、これとてもビホルダーレイを反射する盾がなければ嫌になっているところだった。逆に言えば、その盾があれば楽勝な相手なのだが。

     面白かったのが、その盾を持って一人で佇み、ビホルダーレイを跳ね返し続けて連中の自滅を誘っていたあるときのこと。一体のビホルダーがすすすと近づいてきたと思ったら状況ウインドウに「エルダーオーブ:インプリズンメント」と出てきていきなりゲームオーバー。えぇぇ、使えるのかこいつらも!? インプリズンメントというのは対象を異次元の牢獄に仮死状態にして放り込む超高レベル魔法で、要するにFFではデジョン。もっとも、インプリズンメントは確実に効くんだけど。で、それを主人公にやられてしまったもので、死亡扱いになってゲームオーバーとそういうオチだったのだ。このインプリズンメント、リッチのところでもまた名前が出る。これは、遊んだ人ならぴんと来てくれると思うけど。

     もう一つ、バルダーズゲートに「スペクテイター」というビホルダーが登場するのだが、これがゲーム中の役割といい言動といい実に面白い奴で、「あの辛気臭いドロウが『あの箱を守れ!』と言って死んだ。契約は100年でな、あと66年……ハァー……」とか名言が多い。役割そのものも、件の箱の中身ということにおいて「お前が守れと言われたのは箱であって、中身ではないはずだ」と言いくるめられ、中身を覗くことを許可するというもの。

    「なんだ、奴の口ぶりからして世界が滅びるようなものでも入っているのかと思ったら、ただのサメの歯だと!? こんなものを守ってあと66年か!!」
    「でも、中身がないんなら箱だけ守ってもしょうがないんじゃない?」
    「おお、お前いいこと言うな。それなら労働局の監査官も特例を認めるだろう。さ、早速帰ってかわいいビホルダーの女の子でも探そう」

     確かこんな感じの会話が展開される。ウィズダムがある程度高くないと「お前が守れと言われたのは……」の選択肢が登場しないのでこれらの愉快な会話は見られないが、エアリー辺りに任せれば問題ないし、一人マルチでも魔術師にでもやらせれば十分条件を満たしているだろう。このビホルダー、完結編「スロウンオブバール」にもう一度登場するが、彼が請け負う仕事は貧乏くじが多いようでやっぱり愚痴を言っている。ぜひ殺さずに会話を楽しんで欲しい

  • リッチ

     強大な力を得た魔術師が、自らを「死に損ない」にすることで永遠の命を手に入れたというもの。要するにゾンビーみたいなものだが、こちらは自分の意識や知識、身につけた魔法の力などをそのまま保持しているところがただのアンデッドとの違い。吸血鬼のように血を吸ったりする必要もない。体質上成長することはあり得ないが、もともと「もう十分だ」と本人が思ったからリッチになったのであるからして、成長しなくてもぜんぜん問題ないのだろう。FFでは最初のカオスとして登場するが、リッチという割に使ってくる魔法もまだまだ耐えられる程度のもの。どうやらこちらを舐めていたようで、さして強くない。本番は二度目の登場時で、このときは最初から全力を出しているのだろう。いきなり最強魔法フレアーが飛んでくる

     D&Dでも似たようなもので、こちらでは強大な魔術師もいっぱいいたのでリッチに変身した奴も数人いる、という具合。タイムストップをかけてスペルトリガーで防御呪文を数種類一度に展開、然る後に攻撃魔法の一斉発射と冗談にならない攻撃をしてくる場合が多い。が、一番冗談になってないのはカンガックスというリッチで、人にあれこれやらせた挙句襲い掛かってくるという迷惑さん。正直リッチとしては戦えない相手ではないのだが、体を失ってデミリッチになってからが恐ろしい。先ほどのインプリズンメント、これを連発してくるのだ。六人のメンバーが順次消されていき、「そして誰もいなくなった」からゲームオーバー、普通にやると確実にこういう結末になる。

     よそのサイトの受け売りになるのだが、対策としてはスペルイミュニティをアブジュレーションを選択して囮役に掛け、戦場の上のほうに移動させて時間を稼がせておきほかの5人で集中攻撃、という方法になる。正直これ以外に勝利する方法があるのだろうか。別に戦わなくてもいい相手ではあるけれど、こいつの所持している「リングオブガックス」という指輪が死ぬほど強力なので、できれば第二章の時点で倒しておきたい。

  • ウォーグウルフ

     これも最初は何者かと思ったが、最近指輪物語を読んでようやく分かった。小説では「魔狼(ワーグ)」と訳されている奴だ。映画では角笛城に向かうローハンの民を襲う、オークを背中に乗せたいびつな顔の狼がそれ。FFにおいては、開始直後は遭遇してしまうと危険な相手に入るのだが、ちょっと成長してしまえばもう蹴散らすだけの犬に過ぎない。しかしこんな連中に集団攻撃魔法を使うのももったいないので、出会うと実にうっとうしい相手ではある。なお、FFでは経験点こそそこそこに持っているものの殺して得られる資金がやたらと低い。確かに狼なぞ、売れるところはほとんどないだろうから十分に納得はいく。強くなったらなったで勝利しても得られるものがまるっきりないという状況になる(経験点が高めといっても所詮は動物、もっと稼ぎにいい怪物はいくらもいる)ので、とにかく狼系の敵との戦いは避けたほうがいい。

     関係ないどころかどうでもいい話だけど、DVDの指輪物語「二つの塔」は相性のよくないプレイヤーだとアラゴルンがワーグに引っ張られて落っこちるシーンでちょっと止まる。まあディスクにも注意書きがされているし、ほんとにちょっとだから気にするまでもないのだが。なお小説にはアラゴルンが落ちるシーンは存在せず、観客をどっきりさせるための追加演出である。というか、アルウェンとのロマンスを描く一要素、という具合だ。私は小説を読破したうえで観に行ったから、「こんなところで死ぬわけないしー」と冷めた眼で見ていた。映画は全体にアラゴルンとアルウェンのロマンスを強調しすぎていて、私はちょっとその辺あんまり好きじゃない。小説に比べてかっこよくなったところもあるし、かっこ悪くなったところもあるし。難しいものだね。

     ちなみに第三部、「王の帰還」もDVDを確保してあるが、買ってすぐ姉に貸してしまったのでまだ観てない。やはりラストの「シャーキー末路」の話をカットしてしまっているのが気に入らないのだ。おかげで30分近くアラゴルンの戴冠シーンを見せられることになってしまってがっくりだし(映画館で『え、まさかアレ、カット!? 嘘ぉ!!』と内心絶叫していた)、なによりサルマンはどうなったのか、誰にも分からないだろあれじゃ。あんな大俳優使っておいて、第三部には欠片も登場しませんじゃもったいないだろうに。

  • アンクヘッグ

     なんか変な、でかいムカデみたいな怪物。バルダーズゲートに登場しているのを横目で眺めながら久しぶりにFF初作を遊んだらそっちにも登場していたので驚いた。

     どちらでも頑丈であまり相手したくない手合いなのだが、バルダーズゲートでは仕留めると甲羅が回収でき、それを腕のいい鍛冶屋に持っていくと鎧に仕立ててくれるという要素がある。ただ甲羅がべらぼうに重いのであまり数は持ち歩けず、鎧にしたとしても装備できるのは戦士系のクラスだけである。また魔法の武具扱いなので、これを装備するとほかの魔法の装備に干渉するというのも気が重い。それに確か一つしか作れないと思ったし……。何より穴に出たり入ったりを繰り返すから戦うのが面倒なんだよね。

     FFでは甲羅を落とすとかそういうことはまったくない(そもそも初作には戦利品という考え自体がない)のだが、出現する地域では比較的獲得できる経験点が大きいのでレベル上げにはありがたい相手。4体組をファイガ・ブリザラ辺りでまとめて消せばそれだけで1100点もの経験点が約束される。ただし、毒を持っているうえに戦闘力そのものもかなり高く(ときどきクリティカルで100ダメージと痛恨の一発が飛んでくる)、クレセントレイク到達時点では決して甘く見ていい相手ではない。戦利金も、1体につきたった300とずいぶん寂しい。まあ、ただのムカデのどこが金になろうかと言えばそうだけど。それでも蛇よりは金になるし、我慢我慢。ちなみにアンクヘッグの甲羅はバルダーズゲートでも買い取り価格がめっぽう安い。いっぱい余ったと言って、商売にはとてもならないのでご注意を。

  • トロル

     巨人というにはちょっとお粗末だが、亜人というにはちょっと強烈な人型の怪物。指輪物語でも登場していて、映画ではずいぶんインパクトのある顔になっていた。D&Dでは「炎ないし酸でないととどめを刺せない」という特質があり、これはゲーセンで「破滅の塔」「ミスタラを覆う影」を遊びこんだ人には馴染みのある特質だろう。当然バルダーズゲートでもこの特質は存在していて、おかげで魔法レベル2のセットにはメルフのアシッドアローが欠かせない。またこちらでは「ファイアトロール」なる変わり種も登場していて、こちらは名前の通り炎は駄目で冷気ならオッケーというようになっている。が、結局酸が有効なのは同じなのでやっぱりレベル2セットにはメルフのアシッドアローが欠かせない。ゲーセン版ではオイルが必須、といったところだろうか。

     今も言ったとおり、トロルは指輪物語と姉妹作「ホビットの冒険」から怪物として登場している。ホビットの冒険では間の抜けた大騒ぎを展開した挙句……、というような役回りで、これは映画では「旅の仲間」でビルボが子供たちに話しているし、また一瞬だけその話題のトロルたちが登場する(アラゴルンがフロドに王の葉を処方するところのバック)。それぞれバート、トム、ウィリアムと「お前らどこの国のトロルだ?」と聞きたくなるような名前が付いていて、その独特の翻訳と合わせて実に愛嬌がある。ただし、この3体は後に数々登場するトロルとはえらく顔が違うのだが。ほかの連中はサウロン大王の悪の影響で顔つきが変わったか?

     FFではやはり前述の特質は失われており、また指輪物語での「日光を浴びると即石化する」という特質も存在しない。位置づけとしては典型的なストロングスタイルの敵で、毒やら魔法やらブレスやらを持ち出されるよりははるかに戦いやすい。ホビットの冒険のときの「殺して食った通行人の持ち物を岩屋に貯め込んでいた」というところを反映してか、1体につきおよそ600と戦利金も多め。経験点は少なめだが、金稼ぎにはいい。もし初作に戦利品の概念があったなら、そこそこに良い物をくれたような気もするので、ちょっと残念。

     あまり関係ないが、ホビットの冒険は指輪物語に比べて低年齢向けのようでかなり読みやすく書かれており、指輪ほど壮大な物語ではないぶん親しみやすい。映画でガンダルフの振るっていた剣「グラムドリング」やときどきギムリが口に上せていた「いとこのバーリン」(正確には違う)、またフロドの「つらぬき丸」やミスリルの鎖帷子のことなどがよく分かるので、映画に好印象を持っていて未読の方はぜひ。岩波少年文庫のものが手に入りやすいと思う。



●マサムネ(正宗)の変遷

 過去、「ファイナルファンタジーミシディア」の掲示板に書かせてもらった文章の、うろ覚え再編になる。もうサイトも存在しないんだし、そもそも私が書いた文面だったのだから誰も文句は言わないだろう。

 「ファイナルファンタジーミシディア」に何度もお邪魔していた時期。ちょうど世間はファイナルファンタジー7に沸いていた頃で、私も無論それなりに楽しく遊んでいた。それでこの7には「ゴールドソーサー」なる遊園地が存在し、シナリオ中でプレイさせられたミニゲームの数々(さすがに壁登りはなかったが)や、ジェットコースターに乗ってのシューティングゲーム、チョコボレースなどいろいろなお遊び要素を楽しむことができたのだ。

 このジェットコースター、高得点を取ると景品がもらえた。なんか「なんとかスケール神羅兵人形」だのなんだのと効果らしい効果を持たない、いわゆるジョークアイテムばかりが並ぶという状況の中に、「レプリカマサムネ」なるものがあった。7では、マサムネといえばキーキャラクターである「セフィロス」という人物が振り回す長大な刀。セフィロスを戦闘で使用できる機会は一度しかないが、主人公がなにもできずに叩き殺される状況において、怪物をズボシュと一刀のもとに斬り捨ててしまうその姿は「さすが最強!」と思わせるだけのものがあった。

 そんな光景が目に焼きついていたし、過去の作品群においてやはりマサムネは上位に位置する武器であったから、私はてっきり「レプリカマサムネ」を武器だと思い込んだのだ。それから悪友を引っ張り出し、姉を引っ張り出し、ジェットコースターで高得点を取ろうとする日々が続いた。とはいうものの、慣れてしまえばさほど難しいものでもなく。あまり時間も経たないうちに、私はあこがれのレプリカマサムネを手にしていた。さて、どんなものか? ……あれ、武器じゃないよ? もしかして道具?

「これであなたもセフィロス気分」

 ジョークアイテムか!!

 そう、あの文面を長々と書かせてもらったのは、これにショックを受けたからだった。これまで高性能な武器として必ず登場していたマサムネが、遊び手には使用できないなどというだけでも寂しかったのに、あまつさえこんな扱いを受けていようとは。よりにもよってジョークアイテムとは……。ということで、あのショックをきっかけにして「各シリーズにおいて、どれほどの栄光を誇っていたのか見直してみよう」と思い立ち、あのドクソ長い書き込みをさせてもらったのだ。ここに、ある程度までは再現できると思う。また、もう少し書き足しもできるだろう。

  • 1作目

     過去のカオスの神殿、地下4階に無造作に置き捨ててある。攻撃力は武器の中では最強、誰でも装備できるがスーパーモンクには装備させるだけ無駄のような気がする。

  • 2作目

     パンデモニウムの後半に置いてある。特に守護者はいないが、周囲ではドラゴンの大群がランダムエンカウントで待ち構えている。素手を含め、全武器の中で最強の攻撃力を誇る。道具として使用するとヘイスト11の効果。使いすぎると壊れるので注意。

  • 3作目

     エウレカの地下6階に、くのいちに守られて置いてある。暗黒剣としては最強で、騎士剣のエクスカリバーと攻撃力では同等。ただし、後半のボスはどうも暗黒剣などに耐性を持っているようで、これを使うとあまりダメージが走らない。空手家のパンチの方がダメージが走るのはショックだった。このときから最強武器の座を「ラグナロク」に明け渡してしまった。

  • 4作目

     エッジ専用の最強剣として登場。確か月の中心核のどこだかに、某か守護者付きで転がしてあったように思う。しかしエッジというと、どうせ裏技で武器を増やしての大投擲大会に花形選手として登場するくらいの扱いなのだろうから、あまりマサムネの威力は実感できないのかも知れない。そもそもエッジ自身がさほど強くなかったような気が。覚えてますか、エドワード・ジェラルダインを略してエッジ。名前というと、私は月面でフースーヤの名前を「ハゲチャビン」に変えていたため、私のプレイ光景はほかのキャラの名前と合わせてかなりけったいな光景が現出されていた。フースーヤはほんのわずかな間だけ、月面のハミングウェイの棲みかで名前を変えられるのだ。唯一の心残りはゴルベーザの名前を変えられなかったことか。

  • 5作目

     封印城クーザーに、12の封印武器の1つとして置いてある。刀としては最強の威力を誇るが、騎士剣にラグナロクが、短剣にチキンナイフが存在する以上やはり位置づけとしては微妙。守護者は特にいないが、解封するためにはボス付きの迷宮を突破せねばならないため、事実上いるということになる。最後のタイミングで封印を解いた場合などは4種類の迷宮とボスを乗り越えなくてはならないが、……普通は早めに封印を解くだろう。そこまで苦労する意味がない。やはり最後のタイミングには、ルーンのベルだのアサシンダガーだの、あまり使い道のない武器が相応しい

  • 6作目

     すでにロストナンバーだが、当時一応世界崩壊までは進めていたりする。確か侍のおっさんの故郷で悪夢のイベントを終了させるともらえたような気がするのだが、当時こう書いたら「それは違う」と指摘を受けた覚えがある。が、その後さらにあちこちで聞いて回ったらやはりそこのイベント攻略によって入手できると言われたような気もするし、どうなんだろうか。おっさん用の強力な武器だったが、この当時隠し武器として「アメノムラクモ」なる明らかに刀じゃない武器が最強の刀に収まっているため、すでに刀としても最強ではなくなったという悲しい状況になりつつある。

  • 7作目

     先にも話した通り、本物はセフィロスの愛刀として、偽物はジョークアイテムとして登場する。ドラゴンを一発で斬り捨てるその威力は、果たして武器によるものかセフィロスの力量によるものか。当時はこの部分はぼかして書いたが、もはやぼかす必要もない。まさか、ジョークアイテムにまで凋落しようとは思わなんだ。というか、「トラックに体当たりしてきた動物」がドラゴンというのはえもいわれぬ不快感を覚える。そりゃあ動物には間違いないが、しかしなあ。ところでこのセフィロス、プレステ版のエアガイツに使用可能キャラとして登場するが、ゲームの性質上このときほどの強さは持ち合わせていない。むしろエアガイツでは、ダッシャー猪場にさんざん間接をかけられてもだえ苦しむ姿や、浜辺で旗を取り合って頭から滑り込んだりする姿のほうが印象深い。わざわざマスコミにFAX流して宣伝したのは、この体たらくを見てもらうためか?

  • 10作目

     アーロン用の七曜の封印武器として登場する。七曜の封印武器は7人のキャラクターそれぞれに割り当てられた、それぞれの最強武器である。面倒なことに二重に封印が施されており、封印解除の鍵を入手するのも大変だし封印を解く作業も楽な道のりではない。封印を解除し切るまでは全員分例外なくただの棒切れ以下なので、入手だけして封印を解かずにすませてしまったという向きもあるだろう。しかしこの「正宗」に関しては封印を解除し切るのが比較的楽で、扱いやすいのではないだろうか。ただこの時点だと、太刀というよりなんだかよく分からない、怪しいデザインの大鉈のような気配も漂う。もともとこの世界の「太刀」なる武器は刀というより大鉈なのだが、それにしたってアレは……。

  • 魔界塔士サ・ガ

     塔の外側をエスカレーターで登る、その途中に転がしてあったような記憶がある。武器のほとんどに使用回数が付いているこのゲームにおいて、エクスカリバーと並び使用制限が解除されている稀有な武器。威力も最強クラス。しかし雑魚との戦いにおいては、1グループ攻撃のエクスカリバーの方が使いやすいかも知れない。まあ、最後の戦いは普通にやったらチェーンソーの出番になってしまうと思うのだが。ラストのアレは、度を越して強い。勝てなくもないが、極めて苦しい。


 8、9作目に関してはほとんど触ったことがないため、コメントできない。というか、物語の流れから考えてもどうせ登場していないだろうとは思うが。もし登場していたとしても、ガンブレードの先っちょにちょこんと収まっているだけのマサムネや、盗賊の小僧やら騎士のおっさんだのが振り回すマサムネは見たくない。10作目と魔界塔士サ・ガに関しては、当時は(10作目は当たり前だが)書いていなかったはず。まあ、時間も経ってるんだからね。そういえば、ファイナルファンタジーもネットワーク対応のバージョンが出ているようだが、アレだとマサムネはどうなっているんだろう。どんなゲームかも知らないし、試してみようとも思わないものなので知る術はないのだが……願わくばまともな扱いを受けているように


●参考資料

  • ファイナルファンタジー初作攻略サイト:CORNERIA, THE DREAM CITY
  • ファイナルファンタジーI・IIに付属の攻略冊子
  • ファイナルファンタジーモンスターマニュアル

  • バルダーズゲートシリーズ攻略情報掲載:パソコンゲーマーの憂鬱
  • バルダーズゲート2公式ガイドブック

  • 指輪物語
  • ホビットの冒険
  • 映画「ロード・オブ・ザ・リング」
  • 指輪物語 追補編