愛機紹介
=ポンコツ浪漫大活劇 バンピートロット=
●全体indexへ ●indexへ



●のんびりガタゴト、車酔いの旅

 シナリオを終了し、現在は一般生活満喫中のこのゲーム。シナリオそのものを辿るよりも、ただ暮らしている方がはるかに面白いというワールド・ネバーランドのようなゲームです。

 で、このゲームの最大のポイントは「トロットビークル」という直立型の自動車。アーマードコアの「コア構想」とまったく同じ、「パーツを付け替えることでいろんな状況に柔軟に対応していくことができる」というコンセプトのもとに作られたこの乗り物は、遊び手がどんな行動を好んで取るかや遊び手の見た目的な好みによってそれこそ千差万別に姿を変えていくのですね。

 しかも、パーツの構成によっても自分がなんと呼ばれるかが変わってきますので、アーマードコア以上に自分の好みがゲームそのものに反映されると言ってもいいかも知れません。エンブレムも「プレート」という形で自由に描けるようですし、言うことなしではないですか。……もっとも私は絵が描けないのでサンプルプレートの1つを使っていますが。


●愛機の基本構成

 ということで、本題。まあ、前述の通りに状況によって大きく変わってしまうものですけれども、一般の作業にはこれで従事しています。ウィップアームは護身用、ですが最近盗賊ビークルはノーマルアームで殴り倒すことのほうが多くなってきてるので、むしろサメ捕獲用でしょうか。トンファーアームとかボウガンアームとか使ってて楽しい武装もいろいろあるんですけども、どうしてもウィップアームの使い勝手の良さに負けてしまうというか。

 アリーナや遺跡探索では「戦闘時」と注釈のある装備に変更。なぜ変えるのかというと、燃費か防御性能かの選択なんですよね。67の重量では、盾としてはDHシールドが一番優秀です。いくら殴っても壊れない(これはノーマルアームもほぼ同じ)ですし、修理費も安いし。武装腕は殴り続けるとブチ壊れるんで、長期戦闘には向きません。

♪NB/WN ムーンフェイズ

  • 胴体:ノーマルボディM
  • 脚部:鳥脚ノーマルM強化型
  • 左腕:通常時ノーマルアーム、戦闘時DHシールドアーム
  • 右腕:ウィップアーム
  • 前部:ハト時計ブレスト
  • 後部:(状況次第)
  • 風防:風車ルーフないしシャボン玉ルーフ
  • 貨物:(状況次第)

機体塗装:

  • カラー1:#20,35,45
  • カラー2:#15,20,40
  • プレート:温泉プレート

 ハト時計ブレストやルーフパーツのおかげか、普通に暮らしていると「癒し系」のあだ名をもらうことが多いこの構成。どうも個人的にファニー系の装備が好きみたいです。最近は右腕のせいで「猛獣使い」とか呼ばれてちょっと嫌。もっとも、衣装が優先されて今や田舎者扱いですが。もっと嫌

 風防はガラガラ砂漠向けに幌付きを使っていたんですけど、風車やシャボン玉の魅力に負け、もはや砂漠もこれで強引に突破する始末。ていうか、耐砂漠パラメータってなんの意味があるんでしょう。全体にルーフ系はパラソルとか藤棚とか、可愛らしいパーツが多くて迷いますね。


●レイヴンの(いろいろ陰口を叩かれる)生き様

 ついでに自分の衣装。水兵やら軍服やらスーツやらは今ひとつぴんと来ず、やはりこういう衣装が自分の好みです。ウルティマオンラインでもこんな格好をしていて、知らない人に「コンピュータ制御の一般人?」と思われ続けた私。結局、NPC擬装は最初から最後までうまく行き続けました。

 そういやウルティマってえと、超僻地を観光気分で歩いていたらプレイヤーキラーに襲われて身包みはがれた思い出がありますが、あんとき使ってた装備って全部一般販売のガラクタだったんだよな。わざわざ魔法まで使って俺ンこと殺して、いやアレ赤字だっただろうなあ。ま、人に嫌がらせして喜ぶような連中がどうだろうと知らねえけどさ。

♪大満腹田舎者 アレクシス

  • 帽子:麦わら帽子
  • 眼鏡:B.マンティスゴーグル
  • 手袋:B.マンティスグローブ
  • 衣服:オーバーオール
  • 履物:B.マンティスブーツ
  • 首飾:ペンダント

 髪型は初期状態のまま。変更の選択肢がアフロだのスキンヘッドだのモヒカンだの、かなり極地的な髪型ばかりでちょっと変える気になりませんでした。首飾りは変更不能なのが少し寂しいですが、この格好は個人的にはかなり気に入っています。普通のグローブや靴でもいいんですが、せっかくですからレイヴンぽさを出そうと考えてわざわざ軍用の小物を着用してます。いや、帽子はポリシーで。

 つうかさ、常に食ってばかりいるから「大満腹」、てのは実際「金持ちの息子で大食らい、気ままなアレクシス」って思い出したからいいんですけどね、この「田舎者」って呼び名はどうにかならんかな。農夫の格好してるからって田舎者に直結されるのは嫌だぜよ。……まあ、「腹下り殺戮マシン」とか「スケベな暴君」なんかよりははるかにマシかなあ……。

 名前は西洋系の風貌を持つキャラクターによく使う名前で、漫画「アレキサンドライト」の主人公から少し変形してもらいました。この名前は基本的にのんびり屋、酒を飲むこととか食うことに幸せを感じる体のイメージのキャラクターに使う名前。このゲームの主人公、バニラビーンズ君は選択肢次第ではかなりアレな人になりますが、とりあえずイメージに近い選択肢があってよかったなと思っています。下手すりゃ極悪人ですからね、このゲーム。


●主な暮らしぶり

 基本的な仕事は交易や化石発掘、遺跡荒らし。たまに人員移送もやります。長距離を移動するときは、だいたいなにかしらの交易品を持ち歩いて目的地で捌くようにしています。メモを取るようにしてから、ぐっと交易の利益率が上がってきていて嬉しい限り。まあ、サメを捕まえてネフロネフロで売るのが一番利益率は大きいんですけど、がつがつ利益ばかりを追求するゲームでもないし。気楽に、道のりを楽しみながら交易をやってます。

 音楽はさっぱりと言っていいくらいにやってません。音楽で食うのは難しいですからね、道端演奏ではもらえても50とかでしたし。だったら品物回しながら歩き回るほうがお金にはなります。しかし、楽器演奏はいろいろ操作が多彩で面白いので、食う食わないはともかくやってみたいものではあります。アコーディオン、難しいですけど遊び応えはありますよね。

 最近は家のコーディネートにも凝っていて、ローボードの上には遺跡から拾ってきた瓶状の品物が並び、食器棚の中には皿やティーセットなどが並びます。まだいい品物が遺跡の中に転がっているはずなので、その辺を探して交易ついでに遺跡の中もさまよい中。つうか皿くらい普通に売ってるもんじゃあないのかな。……実際の自分の家とは比べ物にならないきれいな片付きぶりにちょっとショックを受けてもいますが、まあ楽しいです。


●最後に 〜感想などなど〜

 こんなふうに、「できること」がいっぱいあってそのどれをやっていてもいい、というスタイルは非常に好感が持てます。残念ながらシナリオ中はそのシナリオに関連したイベントに巻き込まれて好きなことができない、というような状況も多いのですが、一度シナリオを終わらせてしまえばあとは好きなように振舞えます。まあ、欲を言えばサバッシュ2のように「しなければならないことさえも自分の意志で選択する」というような具合だったらもっとよかったんですけどね。


 日付は眠らない限り変わらない、というのはシステムとしてはどうだったんでしょうか。もともと大きな街など特定のポイントに入ったり出たりすることで時間が進んでいくシステムなんですけど、あっという間に夜になってしまうくせして夜は永遠に明けませんから基本的に活動時間は夜になってしまうのですよね。日付を変えるのは朝などにしかやっていないポイントを利用するためか、あるいは気分です。

 なんと言いますか、疲労度みたいな眠らないと回復しない行動力のようなものを用意して、眠ることに対する必然性を持たせたほうがある種の緊張感は出たでしょうね。夜に延々ウミネコ海岸とネフロネフロの街を往復して資金稼ぎ、なんていうのは緊張感もなにもない、ただだるいだけの行動ですもの。一日は有限のものなんですから、やっぱり何かしらの形でそうなっていなければと思えますから。


 もう1つ、せっかく盗賊団が跋扈していてろくに歩けないなんて世界なんですから、アーマードコアみたいに「盗賊団駆除」とかそういう「依頼」があってもよかったのではないかと思います。どこそこの橋を占拠している盗賊団を駆除してくれたらいくらいくら、みたいな感じで、しばらくするとまた再占拠される、みたいな。現にスパイクジャックやディープアングラーなんかは数日おくと復活するんですから、唐突に出てくるんじゃなくてそういう「依頼」による絡みもあったら楽しかったな、と思います。

 それに、どこそこの工房が材料をいくついくつ欲しがっている、とかそういう「お届けもの」もあってよかったと思いますし。なんのゲームでしたっけ、品物調達の依頼を受けてから自分でその品目を探し回って依頼の個数分調達し、実際に売りに行くっていう要素があったのは。武神ゼロだったかな? アレは全然その物資が手に入らないから空回りしてましたけど、このゲームなら物資調達は楽なんですから、楽しかったんじゃないかなと思うんです。


 さらに言えば、主人公はもう少しいじれたらよかったな。髪の色を染めて変えるとか、鞄やら箒やら小物を持ってみるとか。まあこれはどうでもいい要素ですけども、せっかくこんなにいろいろあるんだから、欲も出るというものです。バンドのメンバーも公募したかった(特にコーラスやピアノ)し、いろいろ「こんなのあったらよかったな」というのが思いつきます。

 しかし、それというのも元がよくできているからなんですよね。アーマードコアにおいて自分が想像していた「『自分』の暮らしぶりが、生活に密着した形で表現された」というところにおいてものすごいことと思います。いいゲームですよ、ほんと。


 ところで、コニー嬢はどうやったら彼女の家に帰るのでしょうか。ずーっと助手席に乗り続けて夜は我がビークルの横で寝泊り、いい加減路上生活が続いているようなのでなんとかしてあげたいのですが。

 それから、ヒバリじゅうたん工場の井戸の水は、どうやったら元に戻るんでしょう。近くに火薬の樽が置いてあるところなんか、鍵になってそうな気がしてるんですけどいかんせん分からないんですよね。どこでぶっ飛ばすんだろう?