
 
「怒りについて」
怒りは、「こうあってほしい」という理想的イメージと現実が違うのでおきます。
理想的イメージが自分勝手な思い込みや甘えで、適切じゃないなら、もちろん変えた方がいいのです。
でも、自分のイメージではなく、状況が変わった方がいいことも多々あります。
怒りは変化を願う気持ちです。
だから、ただ抑圧しても、変化しなければ、なかなか収まりません。
いくら怒っても、何も変わらなければ何度もぶりかえします。
怒りが、変化を願う気持ちなのに、怒りをあらわすことが変化につながらないときもあります。
変化だけをちゃんと目指して、変化に役立つアプローチを冷静に選択していくほうが、怒りの肯定的な目的に則しています。
怒りをあらわすことが変化に役立つときだけ怒り、それ以外は、平和的に、変化への道を歩むというのも、怒りを解消するのに役立ちます。
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