宇野ひろしの議会見聞録 
VOL.15
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得て選出されるのですが、松山市の場合は理事者側からは副市長2名、議会側から正副議長2名、計4名が3月議会の承認を得て選出されていました。しかしながら一人の副市長は任期の関係で6月議会にて再任の必要があり、また正副議長も交代のため同議会で選出する案が示されました。しかし人事案件は毎回調整が難航しており、この広域連合議員選出も何度も代表者会を開催して多くの時間を費やしましたし、また私が議長就任の平成186月議会は監査委員の選任で3時間近く議会が空転したのでありました。本当にナーバスな案件なのです。
やはり議長として一番に努めなくてはならないのは、「議会の円滑な進行」であろうと考えます。ただでさえ六月議会は正副議長、監査委員の選任など人事案件が目白押し、少しでも調整の難航が予想される案件は分離したいと思うのが世の常ではないでしょうか?
広域連合議会の議長が不在の折は副議長(今治市の副市長)が職務を代行しますし、11月まで次の会議がないのを確認済みで9月の松山市議会で議会側2名を選出すれば何の問題もないと思ったのでありますし、事実、何の支障もありませんでした。
もう一つは72日で議長を交代したのですが、旧の議長手当てが満額出るのに対し新議長は日割り計算で支給されると地元紙に掲載されましたが、正確には旧も新もその月は満額両方に支給されるのです。私はこのことを副議長時代に不思議に思い、事務局に問い合わせていたのですが、条例で決まっている上に正副議長だけでなく監査委員、農業委員会委員、選挙管理委員会委員、教育委員会委員等々ひいては市職員にも影響を及ぼすので自分からは言い出しにくかったのです。
詭弁に聞こえるかもしれませんが、正副議長時代を通じてその殆どを自転車で通勤しましたし、合理化の一環として支給されているタクシーチケットも全く使用していません。また出張旅費の効率化や園遊会の旅費も自己負担でしたのでそれだけでも有に二、三ヶ月の議長手当分くらいの節約に努められたと思っております。

そしてこの支給制度も議員の関係するところにおいては20年度より日割り計算になることが決定致しておりますのでご報告申し上げます。
いずれに致しましても今後も一議員として「地域社会の再構築」を目指し、また松山市政の発展に寄与して参りますのでご指導の程宜しくお願い申し上げます。

年の瀬を迎え何かとご多忙かと思います。
この
7月まで第90代松山市議会議長の要職を滞りなく全う出来ましたのも皆様方のお陰様と心より感謝申し上げます。
しかしながら議長職を終えると2回ほど地元紙にたたかれました。
一つは平成204月より始まる後期高齢者医療制度の愛媛県広域連合議会の初代議長(松山市議長の宛て職)に選ばれておりましたが、私が73日に辞表を提出したことで広域連合議会の議長が空席となるという理由でご批判を頂きました。この広域連合議会の議員は愛媛県下20市町それぞれの議会の承認を

2007.12