宇野ひろしの議会見聞録 
VOL.16
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ン系炭化水素を化合し、ポリエチレンが製品化されます。レジ袋の使用をいくら抑えてもポリエチレンは作られるのです。肝心なことは石油全体の消費を抑えなくてはCOの排出抑制にはならいのです。マクロ的に考えると納得がいくはずです。またペットボトルをリサイクルしたエコバック製品は使用済みのペットボトルだけでは再生できず余計に石油の消費を増加させているのであります。
 環境省を始とする行政もマスコミもレジ袋をいくら削減してもCOは減らないということがわかっているはずなのにいつまでこの政策を続けていくのでしょうか。
 惑わされずにウソを見抜き環境政策を監視する力を多くの市民が持つことを切に願うものです。

図1 06年原油使用量と製品別生産量


平成203月議会での一般質問

環境問題について
1.「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」という本についての感想
2.レジ袋を使わなかったとしても石油の抑制にはならないが、レジ袋Oキャンペーンに対しての所見を問う
3.本市のペットボトルの回収とリサイクルはどのように行われているか
4.ごみ焼却にA重油をかけて燃焼しているが一年間でどのくらいの量とコストをかけているのか
5.ペットボトルの分別をやめて燃料として使うことへの所見
6.食料自給率を上げるためにも農業後継者を育成する意味でも固定資産税減免に代わる農業政策について

放置自転車について
二年前と全く状況が変わらない中で今後どのような対策をとるのか

新しい制度の創設について
フライブルクには市民から寄付を受けて同額を出資する公共事業があるが、松山市に導入する考えはないか

 ここ近年環境保全が叫ばれています。特に地球温暖化防止、環境省もマスコミもこぞってCO削減を宣伝しています。「地球にECOしょ、ええことしょ」はいいのですが、中には間違ったエコ活動があります。それは3月議会で取り挙げた「レジ袋NOキャンペーン」であります。元々は2月に「たかじんのそこまで言って委員会」というTV番組で中京大学の武田教授の話に共感し、早速その「環境問題はなぜウソがまかりとおるのか」という本を読んだことに始まります。環境問題の様々な疑問を呈したこの本のすべてが正しいとは思いませんが「レジ袋をいくら削減してもCOの排出抑制にはならない」という話は確かに納得がいくのです。
 レジ袋はポリエチレンで出来ています。(図1参照)原油からナフサを精製しエチレン、プロピレン、ブタン等のオレフィ
2008.11
育樹祭会場整備のボランティアに参加。森林の保全も大きなエコ活動の一つです。