宇野ひろしの議会見聞録 
VOL.17
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とになっております。(勉強になりました)
 よく勘違いされますが、国会議員と同じように地方議員にも立法権があるように思われがちですが、実はないのであります。確かに条例案の提出はできますが、予算の伴わないものだけ、予算案の提出権は首長側にしかないのであります。地方議員に与えられているのは議決権すなわち採決と否決とわずかな修正権であります。よく理事者と議会の関係を均衡のとれた車の両輪に例えられますが、大きな前輪と小さな後輪にしか思えないのであります。地方の時代と言われて久しいですが、地方自治法の改正で地方議会にも予算案の提出権ができない限り、我々が各種事業を実行することはできないのであります。例えば市民からの要望で地域に必要な道路をつくって欲しいと言われても議員だけではどうすることもできず、理事者にお願いするしかないのです。
 この夏、政権交代した新しい内閣に皆さんはいろいろな期待があると思いますが、私は地方自治法を改正して地方議会にも予算の提出権を与えていただきたいと願うものです。もちろんそのためにも議員の資質向上、政策立案能力のレベルアップは不可欠です。

平成213月議会での一般質問

1.市民の主体的な地域づくりの推進について 1)市民との協働によるまちづくりで実施してきた具体的な取り組みとその成果について 2)本条例によってどのようなまちづくりを目指していくのかまた今の段階で条例を制定する意義について 3)条例制定後の制度普及はどんな課題があるのか、どのように考えているのか。4)協議会を立ち上げられない地区にも市の支援が必要だが、その支援策を考えているのか

2.地方祭を休日にすることについて 1)本市はいつ頃どのような理由で地方祭の休日返上を余儀なくされたのか 2)地方条例で地方祭を休日とすることについての所見を問う

3.新規水源について 三者の意見交換会で西条市より質問のあった「新規水源開発策について単独の方策ではなく、19方策のうちの複数のものを組み合せることについて」の研究がなされていたのか

4.フライブルク市から贈られた葡萄の木について 1)平成12年から今日までの経過、ぶどうの収穫量、製造物及びその量そしてその活用方法について 2)収穫量が減少している原因について 3)なぜワインを造らないのか

5.観光振興事業について 1)スペシャルドラマ「坂の上の雲」魅力創出事業について2)街角おもてなし事業について3)観光おもてなし対策事業について4)松山旅行商品化促進事業について5)修学旅行誘致促進事業について6)広域観光関連事業ついて7)道後温泉を紹介したミシュランのガイドブック効果による08年の外国人宿泊者数の伸びについて

 最近、深く掘り下げて勉強していないといけないと痛感することがありました。あることでご婦人の方に「市議会には解散はないの?」聞かれ、とっさに市民からのリコールや首長からの議会解散権は思いつきましたが「衆議院みたいな解散はないですね」と答えてしまいました。この12月議会で議会の自主解散について勉強する機会がありました。自主解散権とは、地方公共団体の議会の解散に関する特例法に基づき、世論が議会を解散すべき動向であると議会が判断すれば、当該議会が自ら解散し、選挙をすることによって新たに住民の意思を聞くことができるために認められて権限です。その効力を発生するためには議会において議員の現在数の4分の3以上の者が出席をし、その5分の4以上の者の同意があれば解散ができるこ
2009.12
来松された大阪府橋下知事と地方自治について意見交換を致しました。