2022.1.24
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[新連載]CPLD入門!
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いつか使うことになるだろうと思ってはいたのですが。
何を今頃になって、というようなものですが。
ようやく本気で、CPLDと四つに取り組みます。
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[第125回]


●CPLDロジアナ(14)100MHzと50MHzを組み込みました

今まで説明してきましたCPLDロジアナのサンプリングクロックは、20MHz、10MHz、5MHz、2MHz、1MHz、500KHz、200KHz、100KHzです。
しかし50MHzと、なんと100MHzも(!)とりあえずは機能してしまいました。
まあスペックをはるかに越える使い方なので使えたら儲けものというぐらいの気持ちで使うのでしたらあるに越したことはないと思います。
そこで今までの仕様を変更して、100MHz、50MHz、20MHz、10MHz、5MHz、2MHz、1MHz、500KHzの8通りとしました。
8通りでなければならないわけではありませんが、低い方の周波数はなくてもよいだろうと思ったことと、数を増やすとプログラムもかなり手を入れなくてはならなくなって面倒ということでもあります。
そのように変更したあとのCPLDロジアナのWindows画面です。

今までのテストではもとの20MHzのところだけを25MHzとか33MHz、50MHz、100MHzに変えてテストをしたのですが、そのテストの結果をうけて新たに100MHzと50MHzも選択できるようにプログラムを変更しました。

ということでまずは100MHzです。

PROBE0〜PROBE7にはクロック発生回路基板の出力をつないでいます。
[第116回]に写真があります。
PROBE0にはクロック発生回路基板の出力の4MHzをつないでいます。
以下順にPROBE1に2MHz、PROBE2に1MHz、PROBE3に500KHz、PROBE4に250KHz、PROBE5に125KHz、PROBE6に62.5KHz、PROBE7に31.25KHzをつないでいます。
100MHzではPROBE3の500KHz以下の周波数はさすがに1周期の全部を見ることはできません。
スライドバーをスライドさせていくと隠れている波形も見ることができますが、それは前の方の回でもやっていますので今回は省略します。

50MHzです。

100MHzでは周期の全部が見えなかったPROBE3(500KHz)が見えるようになりました。

20MHzです。

20MHzも前の方の回に書きましたように32KRAMのアクセスタイムを越えています。
しかし上の画像のように問題なくデータを記録できているようです。
PROBE0の波形がデューティ比50%ではないのは20MHzのサンプリングクロック(50nsに1回)では4MHzの波形(半波が125ns)は端数が出るためきっちり表示できないからでRAMのアクセスタイムの問題ではありません。
PROBE4(250KHz)の1周期が見えるようになりました。

10MHzです。

PROBE5(125KHz)の1周期が見えるようになりました。
逆に10MHz(100nsに1回のサンプリング)ではPROBE0(4MHz)の波形表示はかなり難しくなってきています。

5MHzです。

トリガをPROBE2でかけるようにしました。
トリガをかけるPROBEはサンプリング周波数の右の窓で選択します。
5MHzではPROBE0(4MHz)は波形が飛んでしまって正しく表示できなくなっています。
PROBE6(62.5KHz)は1周期が表示されるようになりました。

2MHzです。

2MHzではPROBE0(4MHz)、PROBE1(2MHz)は波形としては表示されません。
逆にPROBE7(31.25KHz)は1周期が表示されるようになりました。

1MHzです。

トリガをPROBE3でかけるようにしました。
PROBE0〜PROBE2は波形としては表示されなくなりました。

500KHzです。

トリガをPROBE5でかけるようにしました。
PROBE0〜PROBE3は波形としては表示されなくなりました。

CPLD入門![第125回]
2022.1.24upload

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