2019.7.24
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[新連載]CPLD入門!
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いつか使うことになるだろうと思ってはいたのですが。
何を今頃になって、というようなものですが。
ようやく本気で、CPLDと四つに取り組みます。
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[第94回]


●簡単なサンプルプログラム(5)QSFファイルのコピー

前回からの続きです。
前回の作業でQSFファイルがTeraPadで開けるようになりましたので、TeraPad上でQSFファイルの更新作業を行ないます。
以下の作業は必ずQuartusUを終了した状態で行なってください。

まず最初にエクスプローラで、altera→13.0sp1→trngsmpl1フォルダを開きます。

trngsmpl1.qsfファイルをダブルクリックします。

TeraPadでtrngsmpl1.qsfが開きます。

ファイルの前半部分しか見えません。

スクロールバーを操作して、ファイルエンドまで表示させます。

ファイルエンドは49行です。
ファイルの先頭からこの行までを変更してはいけません。

49行の終わりの[EOF]の前にマウスを持っていって、そこで左クリックすると、そこにカーソルが移動します。
そこで[Enter]を入力します。

改行が行われて、[EOF]が次の50行に移動しました。
今はここにカーソルがある状態です。

その状態で、今度は前に作業したtrngio1dフォルダを開きます。

trngio1d.qsfファイルをダブルクリックします。

別のTeraPadでtrngio1d.qsfが開きました。

ファイルの前半部分は先に開いたtrngsmpl1.qsfファイルと同じように見えますが、細かいところが異なっています。
この部分は絶対に書き換えてはいけません。

スクロールバーを操作して下の方まで表示させてみます。

50行から端子名と端子番号の組み合わせが表記されています。
この部分をコピーします。

50行からファイルエンドまでをマウスで選択します。
(49行から前の部分を選択に含めてはいけません)


ファイルエンドまで選択したらそこでマウスを右クリックして、「コピー」をクリックします。


または「編集」から「コピー」を選んでクリックします。


次に先に開いていたtrngsmpl1.qsfをアクティブにします。

カーソルが50行の先頭にあることを確認して、そこで「編集」から「貼り付け」を選んでクリックします。

trngio1d.qsfの50行から後ろまでが、trngsmpl1.qsfにコピーされました。

ファイルの内容が書き換えられたので、TeraPadの一番上の部分に表示されているtrngsmpl.qsfのところに*が表示されました。

ここで上書き保存をします(フロッピーのアイコンをクリックします)。


上書きしたので、*が消えました。

以上でtrngsmpl1.qsfにtrngio1d.qsfの端子割り当ての情報がコピーされました。
TeraPadを終了します。

QuartusUを起動します。

本来の操作としては、登録済みのプロジェクトを開くときは「Open Existing Project」をクリックして、フォルダツリーの中から選ぶのですが、最近開いたプロジェクトはその下のOpen Recent Projectに表示されているので、それをクリックするほうが簡単です。

Project Navigatorが起動しました。

表示されているtrngsmpl1をダブルクリックします。

trngsmpl1.vhdが表示されました。


Assignmentをクリックして、Pin Plannerを選択してクリックします。


おお。
端子が割り当てられています。

端子が割り当てられている状態を確認できたら、Pin Plannerを終了します(右上の[X]をクリックします)。

端子の割り当てが更新されましたので、ここでもう一度コンパイルをしておきます。

Processingをクリックして、Start Compilationを選択してクリックします。

コンパイルが終りました。

しかしこれで終わりではありません。
まだ仕上げの作業が残っています。

次回に続きます。

CPLD入門![第94回]
2019.7.24upload

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