ＣＰ／ＭがＴＫ－８０互換のワンボードマイコンの上で復活します
ＮＤ８０ＺⅢとＭＹＣＰＵ８０の上でＣＰ／Ｍが走ります！
［第３３５回］
●ＳＣ－８８とＳＣ－５５ｍｋⅡを落札
前回からの続きです。
インターネットの某中古楽器ＳＨＯＰから購入しましたＳＣ－８８ですが、どうやら不良品の疑いが濃厚になってきました。
しかしそれを確かめる手段は持ち合わせてはおりません。
いえ。
そもそもこのままではせっかくＭＩＤＩ音源を接続してＥ－８０（仮称）ミニコンのＭＩＤＩ回路を検証しようとして始めたことが中途で終ってしまいます。
今手元にありますＳＣ－８８がとりあえずは不良品であると考えたとしますと、ここから先に作業を進めようとしましたら、もう一台まともなＳＣ－８８を入手するしか他に取るべき方法はありますまい。
ＳＣ－８８ではなくても、手ごろなＭＩＤＩ音源でしたら他の型式のものでも、あるいは他のメーカーのものでもよろしいのですけれど、せっかくＳＣ－８８の操作が少しはわかってきたことでもありますから、同じＳＣ－８８が入手できればそれに越したことはありません。
それじゃあ、もう一台同じ某中古楽器ＳＨＯＰから購入するか、といいましたら、いや、それはありませんでしょう。
ここから購入しましたＳＣ－８８がもしも本当に不良品だったとしましたら、そんないい加減なものを平気で売るような「楽器店」から再度購入する気にはなりませぬ。
私は「中古楽器店」なる看板を信用して購入したのでありますが、もはやその看板が信用できないということになりましたならば、いっそのこと、オークションで過去の評価が高い出品者から購入するほうが堅いかも知れません。
幸い、手頃な即決価格で出品されているものをみつけましたので、さっそく落札することにいたしました。
念のため、今回はＳＣ－８８だけではなくて、それよりも型式はすこし古いのですがＳＣ－５５ｍｋⅡというのも１台落札いたしました。
ヤフオクで即決価格で落札しましたＳＣ－８８（下）とＳＣ－５５ｍｋⅡ（上）です。
この２台を使いまして、先のＳＣ－８８と同じテストを行ないましたところ、今度は２台とも期待した通りの結果を得ることができました。
まだＭＩＤＩファイルとＭＩＤＩ音源についての十分な知識が無いときのテストでしたので、乱暴な方法ではありましたが、とにかく［第３３３回］で紹介いたしましたバッファのピアノ曲ｂｗｖ１４０．ｍｉｄをＢＡＳＩＣで１バイトずつゆっくりと送出しましたところ、一応はそれとわかる旋律で演奏してくれました。
さて。そういうことになりますと。
●やっぱりあのＳＣ－８８は不良品だった
ということになります。
ですけれど。
仮にも「楽器店」という名で、しかもかなり手広く商売をしているらしいお店から購入しましたのに、それが不良品だったとは、にわかには信じられない気持ちであります。
おお。
そういえば。
そのＳＣ－８８は背面の入力設定がＭＡＣになっておりました（［第３３３回］）。
ううう。
いまどきＭＡＣはありませんでしょう。
動作テストをする一番簡単な方法はＭＩＤＩキーボードを接続することだと思いますから、それなら背面の入力設定はＭＩＤＩにしなければなりません。
それがＭＡＣのままだったということは、おそらく電源が入ることを確認しただけだったか、あるいはさらにＶＯＬＵＭＥスイッチを押してテスト音が鳴ることを確認した程度で、それ以上のテストはしなかったのでは、と思われます。
まあ。
いちいちそこまでのテストはやってられないということかもしれませんが。
「楽器店」だからと信用して購入した身にしてみれば、そりゃあ割り切れないものが残りますですねえ。
え？
クレームをつけたらどうか、ですか？
それがですねえ。
時間ができたときにゆっくりテストをしようと考えていたものですから、そのＳＣ－８８は昨年の１２月に早々と購入しておいたものなんですよお。
結局上に書きましたように、別のＳＣ－８８をヤフオクで落札してそれでテストしたことで、最終的にそこで購入したＳＣ－８８が不良品であるということがはっきりわかりましたのは、１月末のことでありました。
もう１ヶ月以上経過しておりますから、いまさらクレームなどつけられませんでしょう。
まことに残念なことでありましたが、うまくいかなかった原因がＥ－８０（仮称）ミニコンの側にではなくて、ＳＣ－８８が不良であったことが原因だとわかったことは幸いでありました。
ちなみに後からヤフオクで落札いたしましたＳＣ－５５ｍｋⅡとＳＣ－８８ですが、二台のいずれもが某中古楽器ＳＨＯＰから購入したＳＣ－８８よりも安価でありました。
あともう少し、ＳＣ－８８について、続きます。
ワンボードマイコンでＣＰ／Ｍを！［第３３５回］
２０１３．３．４ｕｐｌｏａｄ
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