標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
[第222回]
●作業の進捗状況の報告です
過去記事をあらためてざっとチェックしてみましたら、[第173回](2月28日)に、試作基板での動作テストが完了しました、と書いています。
おやおや、それから、もう2ヶ月以上も経ってしまっているじゃありませんか。
何をやってたんでしょうかねぇ。
その後にバッテリーバックアップ回路やRS232Cでのトラブルがあって、1ヶ月近くを費やしてしまいました。
[第206回](4月17日)になって、やっと配線図(アートワーク図)の修正変更作業が完了しました、と書いています。大変だったのですよ。
その翌日(4月18日)の[第207回]で、RS232C回路をUSB回路に変更しての動作テストについて、書いています。
それまでは、USB−232C変換ケーブルを使って、あくまでRS232Cで通信するつもりだったのを、USB−232C変換ICのFT232RLを基板上に実装してしまって、直接USBで通信するように変更しました。
これで、また余計な図面の変更作業が加わってしまいました。
気がつけば、桜なぞはるかな昔に散ってしまって、ゴールデンウィークも終わってしまいました。
私の作業はまだ終わりません。
でも、やっとのことで、配線図(アートワーク図)の作業は、USB関連の変更も含めてなんとか完了しました。
現在は、シルク図の作成と最後のチェック作業の進行中です。
●図面チェックの様子(写真)です
シルク図を重ねた回路パターン図をA3プリンタで出力してチェックします。
A3を9枚貼り合わせました。巨大です。
今回は部品番号をつけながら、回路図にもその部品番号を落としながらの、最終チェック作業です。
正直、キツイです。ハンパじゃありません、です。
水色の蛍光マーカーを使って、チェックしたところを塗りつぶしていきます。
写真の左側(おおむねレジスタ回路)はかなり水色に染まっていますが、右側はまだ全く手がついていません。
いつになったら、この苦役から開放されるのでしょうか。
●こちらはスキャナで取り込んだ画像です
ほんの一部分だけですが、これでもA3スキャナでフルに取り込んだ画像です。
なにしろA3プリンタで出力したものを9枚貼り合わせた図面ですから、超デカです。
写真をクリックすると、拡大画像を見られます。
部品番号をエンピツで記入しています。
作業中の雰囲気を味わってみてください。
拡大画像はサイズが大きい(約1.7MB)ので、インターネットの低速接続環境ではダウンロードに時間がかかります。ご注意ください。
図面の左下隅近くにFT232RL用のパターンがあります。
ピン間が0.6mmですから、ちょっと組み立てキットとしては、ここだけハードルが高いです。
さて、どうしたものか、思案中です。
とりあえずハンダ付けに失敗したときの予備として、パターンは2個分用意しました。
ここまでチェックした限りでは、いまのところそれほど大きなミスはみつかっていません。
でもシルク図はぼちぼちミスが出ています。
ダイオードのシンボルをうっかり逆向きにつけてしまったところがあります。
みつけたからよかったものの、クワバラ、クワバラ、です。
部品番号をつけながらのチェック作業ですけれど、抵抗やダイオードなどやたらたくさんあって、つい見落としてしまったものもあります。基板の真中近くで、見落とした抵抗やダイオードを見つけても、そこからうしろの番号を付け直すなんて、とても大変でできません。
まあ、ちょいとみっともないですけれど、なにしろ数も多いことですから、そういうところは、枝番をつけて、ケリをつけることにいたしました。
2009.5.8upload
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