標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
[第223回]

●いよいよDAA命令の回路です

とうとう、といいますか、やっと、といいますか、ながながと続いてきた、「つくるCPU」の命令回路の説明も、最後のDAA命令を残すのみ、となりました。

あ。まだあと2つ残っていました。EI命令とDI命令です。この2つは割り込み(interrupt)のためだけに必要な命令です。この2つについては、割り込み動作の説明が前提になりますから、もう少しあとでの説明になります。

そこで。DAA命令です。
DAA命令は、十進補正を行う命令です。
うう…。十進補正…?
はて。どこかで聞いたような…。

そうです。もうかれこれ一年前のことになってしまいました。
[第10回]で十進補正の説明にとりかかりました。
その次の回はちょっと横道にそれてしまいました。
十進補正の説明と、DAA回路の考え方は、[第13回]で詳細に説明しています。
回路の説明に入る前に、もう一度読みなおしていただきますと、より理解しやすいのではないか、と思います。

で、私も、ざっと読みなおしてみましたが、ほんとに時の経つのは早いもので、この連載を開始したのは、昨年の7月になってからですけれど、この企画を思いついて、ノートに書き込みを開始したのは、昨年の5月でしたから、ちょうど1年が経ってしまいました。
そのノートの写真も、[第16回]でご披露しています。
DAA命令について整理しているところのノートの写真です。
日付は5月25日(2008年)です。
DAAの回路についてのノートの写真もあります。
こちらの日付は7月5日です。

1年前には、文字通り「机上」のプランに過ぎなかったのですけれど、ようやく形となって出来あがりつつあります。
うーん。なんだか、ちょいと、感無量といった、感じになりますねぇ。
いやいや、まだまだ、道は半ばです。感激しているゆとりはありません。
気合を入れて、もうひとがんばりです。

●DAA命令の回路図です

1年前のノートを整理して、最終的に出来あがった、DAA命令の回路図です。


●DAA命令のタイミングチャートです


本日は、時間がなくなってしまいましたので、回路の説明は、次回にすることにいたします。
2009.5.10upload

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