標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
[第409回]

●またMYCPU80のご注文をいただきました

MYCPU80のご注文のメールをいただきました。
神奈川県座間市のMS様。ご注文有難うございました。
さっそくパーツの手配を致しますので、準備が出来あがりますまでの間しばらくお待ちください。

すでにMYCPU80をご購入いただいた方で同じイニシャルの方がいらっしゃいますが、こちらのMS様は今回はじめてメールをいただいた方です。
今のところお話は完全に道草もいいところで、しっかり藪の中にはいってしまっておりますが、にもかかわらず、こうしてMYCPU80をご注文いただけるということは、とっても有りがたいことですし、なにより元気づけられます。
MS様。有難うございました。

[第402回]でご紹介いたしましたが、MYCPU80をすでにご購入いただいた方から、今度は高校生の息子さんのためにということで、MYCPU80のご注文をいただいておりまして、現在パーツの準備をすすめながら、プリント基板が出来あがってくるのを待っているところです。
MS様からのご注文分もあわせて準備させていただきます。
間に正月休みが入ってしまいますので、全部が揃うまでに余計に日数がかかってしまいます。
1月の中旬〜下旬の予定です。
お待たせして申し訳ありません。それまでお待ちいただきますようお願いいたします。

●PIC18F4550のデータメモリアクセス

PICは16F64の時代から、データメモリをいくつかのメモリバンクに分割してアクセスするようになっていて、これが結構面倒でしたが、PIC18F4550では、なんと2KBのRAMエリアを256バイトずつのバンクに分割してアクセスする、というすごいことになっています。
んで、これをアクセスする方法というのが、何通りも用意されているのですが、そのうちの最も「たまらぬ」アクセス方法は、スタンダードの命令セットに拡張機能を付加して使うというもので、その名の通り、’Extended Instruction set’として説明されています。

XINST Configuration bitを1にすることで、通常の命令セットが変身して、新たな機能が付け加わるというものらしいのですが、それは既存の命令機能をそのまま利用して、拡張されたメモリシステムをアクセスするための工夫であることは理解できなくもないのですけれど、なんとも面倒なことに違いはありません。

ほんと、こんな面倒なアクセス方法がなんで必要なのでしょうかねえ。
どうしても私には「たかがPIC」という考えが抜けないのですけれど、PICを使ってそれほどすごいことをやろう、というのでしょうかね。
私は、そういうことは、それこそPICじゃなくって、汎用のCPUであるZ80とか8086を使うべきところだと思うのですけれど。
PICじゃ無理ですってば。

ああ、そうか。それでCを使ってムリムリにプログラムを作ってしまおうつうことなのですねえ。

そうでも思わないことには、こんな複雑なメモリアクセス方法などとても合点がいきません。
で、参考までに。
そこんところの説明をしているあたりを、PIC18F4550のData Seetからちょいとコピーしてみました。
こんなんですよお。
わかります?







あ。無理にこんなもの読まなくてもいいです。
最初、このあたりを読んだときは、さすがに絶望的になりましたよ。
こんな面倒なことをせにゃあならんのか、って。

結論から言うと、多分、こんな面倒なものは理解する必要は、なさそうです。
まだ、USBのプログラムは完了していませんから、ひょっとすると必要になってしまうのかも知れませんけれど…。

こんな面倒なことはしなくても、もっともっと簡単なメモリアクセスの方法がありました。
2009.12.30upload

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