トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第176回]
●マシンクロック(Tクロック)回路(3)T16−T20
MYCPU80ではTクロックはT0〜T20まで使っています。
前回までのところで、トランジスタCPU回路としてT0〜T15までの回路について試作基板を作って、動作テストを行ないました。
今回は残りのT16〜T20の回路について説明をします。
下はT16〜T20の回路図です。
考え方はT0〜T15と同じです。
T0〜T15はクロックEがLの期間に出力されます。
T16〜T20はクロックEがHの期間に出力されます。
クロックEに対する違いを除けば、T16〜T20はT0〜T4と同じ回路になります。
あれ?
ここまで書いてきてはじめて気が付きました。
そのことについてはあとで書くことにします。
T16〜T20の基板です。
ひょっとしてT21以降の信号も必要になるかもしれないと思って、ついでなのでT21〜T23の回路も作成しました。
パーツを実装しました。
とりあえずはT16〜T20について実装しました。
前回までと同じように、T16〜T20の出力もPIC−CPLDロジアナで測定しました。
左側はクロック回路基板(クロックA〜E出力)です。
右側はT16〜T20回路基板です。
その下側はPIC−CPLDロジアナ基板です。
測定結果の表示です。
一番上がクロックEです。
その下から順にT16〜T20です。
クロックEがHになったところから順に出力されています。
さて。
上の方で気が付いたことについてですが。
おばかでありました。
T0〜T7回路基板はジャンパピンでクロックDとD_を切り換えることで、同じ回路基板をそのままT8〜T15回路基板としても使えるように考えました。
それならば。
全く同様にしてジャンパピンでクロックEとE_を切り換えるようにすれば、T0〜T7回路基板をそのままT16〜T20回路基板として使うことができるじゃありませんか!
なんてことだ。
また基板の作り直しです。
でもまだこのほかにいっぱい作らなければいけない回路がありますから、今回の基板を作り直すのは、その先のことにいたします。
トランジスタでCPUをつくろう![第176回]
2019.11.9upload
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