トランジスタで８０８０をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです！
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見事にできましたら、もちろんＴＫ－８０モニタを乗せて、それからＢＡＳＩＣ、ＣＰ／Ｍを走らせましょう！
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［第３６４回］
●メーカーの回答がＵＰされたのですが…
一度ならず二度までも裏表を逆にしたプリント基板が届いてしまったので、今度は注文履歴の the quality complaint にチェックを入れました。
さて回答は如何に。
ややあってメーカー担当者からの回答がＵＰされたのですが。
曰く。
「ルール通りにファイルからフィルムを作成しているので作業に間違いはありません。パターンが裏返しになったのはあなたのファイルが裏返しのデータファイルになっていたからです」
これこの通り、ということで画像もＵＰされていました。
「これは基板裏側のシルクパターンなので実際に基板にすると基板裏側に”ミラー画像”として印刷されてしまいます」という説明つきでＵＰされた画像です。
いや。
そこが完全に違っているじゃないの。
画面左側にファイル名らしき記号があって№６の”ｂｏ”がフォーカスされています。
やっぱりね。
前回「ひょっとしたら、思い当たることが」と書きましたが、やっぱりそういうことだったようです。
プリント基板を発注したことがある方はおわかりかと思いますが、通常は基板パターンをガーバーファイルという形式のファイルにして送ります（大抵は圧縮ファイルにして）。
ガーバーファイルはパターンによって拡張子が決まっていてシルクの場合基板表側は”ＧＴＯ”、裏側は”ＧＢＯ”です。
”Ｔ”はＴＯＰ、”Ｂ”はＢＯＴＴＯＭの意だと思います。
下は私が送ったガーバーファイルです。
一番下の”ａｓｉｌｋ－Ｂ．ＧＴＯ”が基板表側のシルクデータファイルです。
メーカーがＵＰした上の画像は”ａｓｉｌｋ－Ｂ．ＧＴＯ”に間違いはありません。
ところがその画像の左側に表示されている（おそらく作業用ファイルのディレクトリでは）№６の”ｂｏ”がフォーカスされています。
№１に”ｔｏ”があることから推測すると”ｔｏ”が”ＧＴＯ”で”ｂｏ”が”ＧＢＯ”に相当していると思われます。
おいおい。
ａｓｉｌｋ－Ａ．ＧＢＯが”ｔｏ”に、ａｓｉｌｋ－Ｂ．ＧＴＯが”ｂｏ”になっているじゃあないの。
私が送ったガーバーファイルも良くないことは事実です。
ファイル名（およびその並び順）から類推すればａｓｉｌｋ－ＡがＴＯＰでａｓｉｌｋ－ＢがＢＯＴＴＯＭのように誤解されそうです。
なぜこんな誤解されそうなファイル名なのかということなのですが。
ちょっとわけがあって一番最初にプリント基板の製版のためにＣＡＤ（ＰＣＢＥ）を使い始めたときにそのような設定でスタートしてしまったため、今ではそれで慣れてしまっているので、ずっと変更しないままで来ているのです。
問題があれば慣れていようといまいと変更しなければならないのですけれど、今までずっとこの形式で何社かにオーダーしてきましたが、一度も間違いはなくまともな基板が上がってきていましたので、これでよいだろうということで今まで過ぎてきたわけです。
実際ガーバーファイルの作成ルールでも規定されているのは拡張子名だけでファイル名は「任意の名前」ですしもちろん並び順などはルールにありません。
しかし、どうやらこのメーカーの作業者はファイルの並び順かファイル名の”ｓｉｌｋ－Ａ”、”ｓｉｌｋ－Ｂ”に引っ張られてしまって”ＧＢＯ”、”ＧＴＯ”を見落としてしまっているようです。
あれ？
するとオペレータが手作業でファイル名を打ち込んでいる？？？
いまどきまさかねえ？
拡張子が”ＧＴＯ”なら”ＴＯ”、”ＧＢＯ”なら”ＢＯ”と機械的に変換するように「プログラム」するのが常識だと思いますれどねえ。
一体どんなプログラムを使っとるんじゃあ？それともまさか、手作業かあ？
おいおい。
大丈夫か。
ここはなんかちょっとしょぼい感じがしますぞえ。
こういうところには発注しなければよいのですけれど。
安いのですよねえ。
それに早い。
基板の裏表が逆などというとんでもない基板を平気で送ってきたりしますけれど、それ以外には品質としては特に問題はないようです。
できればこことも付き合っていきたい。
ということになれば、ちょいと面倒ではありますがガーバファイルを圧縮するまえにファイル名を直しておきさえすればよいはずですから、以後はそのようにしてみるつもりです。
トランジスタでＣＰＵをつくろう！［第３６４回］
２０２１．６．２２ｕｐｌｏａｄ
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