トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第365回]
●一応は誤りを指摘しておきました
前回書きましたようにちょっとこの基板メーカーはショボイなあというのが偽らざる感想でありました。
なんたって第一回目の注文では出来上がった基板を別のユーザーに送ってしまうし([第361回])、次の注文では裏表が逆の基板が送られてきました([第361回])。
このときはメールで誤りを指摘してクレーム担当者(?)からはお詫びの返事が来たのですが、私が「試作基板なので裏返して使うからクレームはつけない」と返信したものですから「協力感謝!」ということで一件落着してしまったらしく、どうやら現場には伝わらなかったようです。
なんとその次の注文でも裏表が逆の基板が届いてしまいました。
一体どうなっとるの?
この業者、本当に大丈夫か?と言いたくもなります。
ところで、第一回目の注文で発送間違いのため再度作り直して送られてきた基板はまともな基板でした。
ひょっとすると一回目とその後で作業者が代わったのかも。
ともかくそういうことなので、ちゃんと理解している作業者ならばガーバーファイルの並び順などが違っていても間違いなどしないはず、と思います。
しかし、ちょいと困った作業者がいるらしいというのも事実のようなので、あれこれ言わずに次回の注文からはファイル名を直して送るつもりです、と前回はそのように書いて終りました。
しかし。
「あなたのガーバーファイルが間違っている」なんて返事をされたままにしておくのはどうにも面白くありません。
かといって、わざわざ「間違っているのはそっちのほうだ」などと指摘してもまともに取りあってはくれないかもしれないし、拙い英語力をさらけ出してそんなことを書いて送るのも面倒です。
いっそのこと、もうこの件についてはこのまま放っておこう、とも思ったのですけれど。
あれこれ迷ったあげく、やっぱり一言書いて送ってしまいました。
「あなたの”bo”は私の”GTO”である。
私が思うに、あなたのところの作業者は”GTO”よりもファイル名の”−B”とかファイル名の並び順が気になるらしい。
ちなみに今までA社(おそらく同業ならばだれでも知っているはずの有名どころ)とかB社(同左)に何回も何回も発注してきたが彼らはただの一回も間違いはしなかったですぞ。
しかし、どうやらあなたのところの彼だか彼女だかは”GTO”よりもファイル名の”−B”のほうがお好きなようだから、次回からはファイル名を変えて発注するつもりである。
敬具」
ちょいと「おかんむり」になりましたのでチクリと皮肉を利かせたつもりです(うまく伝わったかなあ)。
まあでも向こうは「あなたのファイルが間違っている」で一件落着してしまったつもりらしいので、おそらくは読んでもくれないだろうなあ、と思っていましたら。
どうやら読んでくれたようです。
2日ほど経ったころreplyがUPされました。
Thank you so much for your feedback,we are so sorry for the inconvenience caused, we will pass it to our engineer for checking,
Any reply from their side, we will back to you ASAP.
Thank you very much!
おうおう。
今度はまともに事の次第を理解してくれたようです。
まあ現場の担当者が理解するかどうかはわかりませんけれど。
上のほうにも書きましたように、今後は誤解されないようにファイル名を変更して発注するつもりですから、現場の担当者が理解しようとしまいともうどちらでもよいことなのですが。
しかし、このメーカーとはこれからもつきあっていきたいと思っていますから、今回の件で少しでも作業者の意識が向上すれば、それはそれで大変望ましいことだと思います。
トランジスタでCPUをつくろう![第365回]
2021.6.24upload
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