トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
[第60回]
●XORのウラ技回路
禁断のウラ技回路をお見せする前に、思考の過程を説明いたします。
XORの論理演算表です。
A | B | C |
---|---|---|
0 | 0 | 0 |
0 | 1 | 1 |
1 | 0 | 1 |
1 | 1 | 0 |
入力が0,0のとき以外であれば、NANDの動作と一致します。
そこで、基本はNAND回路であるとして、入力が0,0以外ならNANDのままの出力で、入力が0,0のときだけ出力を「強制的」に0にする方法はないだろうかと考えました。
その結果、思いついたのが下の回路です。
これはあくまで概念で、本物の74HC00にこういう使い方はできません。
あくまで考え方です。
HC02に注目してその動作を考えます。
入力が0,0のときだけ出力が1で、そのほかは0です。
上のような回路を考えると、入力が0,0以外のときはBS250がONになってHC00がアクティブになります。
そのときは2N7000はOFFです。
入力が0,0のときは逆にBS250がOFFになるのでHC00回路は働きません。
代わりに2N7000がONになって出力は0になります。
この回路は本物のHC00では無理な回路ですが、トランジスタの回路ならば全然無理ではありません。
下がトランジスタで構成した回路です。
説明の途中ですが本日は時間が無くなってしまいました。
この続きは次回にいたします。
トランジスタでCPUをつくろう![第60回]
2015.5.15upload
前へ
次へ
ホームページトップへ戻る