2015.5.16
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トランジスタでCPUをつくろう!
トランジスタで8080をつくってしまおうというまさにびっくり仰天、狂気のプロジェクトです!
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見事にできましたら、もちろんTK−80モニタを乗せて、それからBASIC、CP/Mを走らせましょう!
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[第61回]


●XORのウラ技回路(2)

前回お見せしました、トランジスタで構成したXORの禁断のウラ技回路です。


実際にブレッドボードに組んで動作を確認してみました。

うーん。
簡便といえば簡便なんですけどねえ。
これじゃあ誤配線したらアウトですなあ。
配線のチェックが困難です…。
それにパスコンをどこに置いたらよいのやら。
面倒なので今回はパスコン無し!

再々お見せしておりますXORの論理演算表です。

例のごとく入力にクロックパルスを入れて出力を確認してみました。

なにしろパスコンなしで、ケーブルでジャングル状態の配線ですからリンギングが激しくて見苦しい波形ですが、ちゃんとロジック通りの出力が得られています。
波形が見づらいので、入力パルスは少し落としました。
500KHzと250KHzです。
上側(CH1)はそのうちの250KHzの波形で、下側(CH2)がXOR回路の出力波形です。
入力信号は左から0,0、0,1、1,0、1,1です。
出力は0、1、1、0になっています。

一所懸命に考えて思いついたウラ技のXOR回路です。
トランジスタ数の削減に気をよくしまして、めでたく金麦で乾杯!
と、そのようになるはずだったのでありますが。

好事魔多し。
XOR回路を足がかりにして、いよいよHalf Adder、Full Adderと進んで検討を始めましたら、なんと、苦心のウラ技XOR回路がまったく意味のない回路になってしまいました。
ほんと世の中うまくいかないものです。

そのあたりにつきましては次回に書くことにいたします。

トランジスタでCPUをつくろう![第61回]
2015.5.16upload

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