標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
[号外]
●ついに!組立キット完成!
●組立を終わったMYCPU80の写真です
写真をクリックすると拡大画像を見られます。サイズが大きい(約1.3MB)ので、インターネットの低速接続環境では、ダウンロードに時間がかかります。ご注意ください。
現在(09.9.14)はまだ説明書を作成中です。
説明書が出来あがるまで、もう少し時間がかかりますが、組立作業の方は完了いたしました。
命令の動作テストも一通りは済みました。
TK80回路もROMを搭載しての動作まで確認済みです。
あともう少し詳細に動作テストをしなければならないところが残っていますが、ひとまず完成です!
この企画を思いついて、ノートに書き始めたのが昨年2008年5月でしたから、企画から完成までに、1年4ヶ月かかりました(長かった、です)。
基板屋さんから請求書が届いて、やっと価格が決定できましたので、まだ説明書も添付ソフトも未完成ですが、受注を開始いたします。
初回限定数9セットです。
プリント基板は10枚製作しました。うち1枚を見本として組み立てましたから、残りは9枚です。
もしも、もしも、ご注文が9セットを超えましたなら、プリント基板を追加製作しますが、その場合は納品までに1ヶ月ほどかかります。
ですけれど、こういうものが継続して売れていく、などということはちょっと考えられませんから、注文が途絶えましたならば、その時点で販売打ち切り、ということになると思います。
正直言いまして、このお値段では全くもうかりませんので…。
もしも、ご購入をお考えでしたなら、お早めにご注文くださるようお願い致します。
それともうひとつ、気がかりなことがあります。
相変わらず半導体市況が不安定です。たかがHCMOSを100個、200個という程度の単位での納入でもやたら納期がかかります。
ま、HCMOSなど1個がン十円ですから、メーカーもやってられない、のでしょうねぇ。
スポット短納期で入手しようとすると、途端に単価が上がってしまいます。
そちらの理由での販売中止、延期、価格UPの可能性も無いとは言えませんので…。
以上は2009.9.14にMYCPU80組立キットの初回9セットの販売開始をお知らせしたときの号外記事です。
以下は、キットの内容などの紹介ですが、まだその時点では一部説明書などが作業中で詳細未定になっていたものがありましたので、その部分はその後に確定した内容に書きかえるなどの編集を行いました。
●気になる組立キットのお値段は?
消費税別 47000円です。 税込 50760円です(送料サービス)。
●組立キットに含まれるもの
こちらとこちらをご覧ください(過去記事で組立説明書の部品表の部分を紹介しているところです)。
リンクの記事は説明書を作成途中のものですから、一部パーツの変更、追加は反映されていません。
ハンダゴテやハンダ、テスターなどの道具類を除いて、プリント基板、IC、抵抗、LED、コンデンサ等の部品と、+5V電源、それに説明書一式とソフトウェア(CDROM)がセットに含まれます。
「TK80」回路の部品一式とモニタROM、RAM、USBインタフェース回路、USBケーブルもキットに含まれています。
キットに附属する説明書です。
MYCPU80組立説明書(内容は[第286回]〜[第320回]で紹介しています)
MYCPU80操作説明書(内容は[第327回]〜で紹介しています)
8080命令説明書(内容は[第327回]〜で紹介しています)
MYCPU80(TK80回路)操作説明書(内容は[第358回]〜で紹介しています)
8080アセンブラ取扱説明書
MYCPU80(USB接続)説明書
●下記説明書については実物(PDFファイル)をご覧いただけます。
MYCPU80組立説明書
MYCPU80操作説明書
MYCPU80(TK80回路)操作説明書
8080命令説明書
このほかに、
回路図(32枚)
シルク図コピー
がついています。(いずれも当ホームページ連載記事に掲載のものを再編集しました)。
付属CDROMの内容です。
添付説明書、回路図、タイミングチャート等のPDFファイル
8080アセンブラ([第180回]で紹介しています)*注2
RS232C送信プログラム([第189回]で紹介しています)*注2
RS232C受信プログラム([第277回]〜[第284回]で紹介しています)*注2
*注28080アセンブラそのもののソースプログラムファイル、RS232C送信受信プログラムのソースプログラムファイルは添付されません。いずれも実行形式ファイル(.com、.exe)のみです。
●基板の修正作業などについて
今回製作した基板には何箇所かの変更が必要なところがあります。
それらについては、ジャンパ配線などの必要な変更作業を済ませた基板として出荷します。そのため、基板に一部、ICソケットやその他のパーツがあらかじめ実装された形になります。
ホームページ上に掲載した、基板供給後に見つかった誤配線などの修正についても、作業済みでお送りしますから、購入後に追加配線や修正作業をする必要はありません。
スピーカー接続のための被覆線の作業([第318回])も省略できるように、スピーカーに被覆線を取り付けた形にしてあります。
●修理について
ここが一番悩んだところです。
基本的に完成品の場合には、まずまず滅多に修理は不要なのですが…。
組立キットということになると、これは避けては通れません。
せっかく苦労して作ったのに、動かない、ということになると、苦労も水の泡です。
かといって、修理のために、完成品と変わらないほどの手数料がかかってしまうのでは、それも割り切れない感じになってしまいます。
できるだけていねいに落ち着いて作ってほしいのですけれど…。
万一動作しない場合には、事前にメール、電話などにて、状況をお知らせください。
内容によっては、こちらからの指示にしたがって作業していただくことで、解決する場合もあります。
どうしても、駄目な場合には、当社宛てにお送りいただくことになります。
その場合の修理費用についてですが…。
ま、どうせ、大量に売れるものでもありませんから、ここは腹を決めることに致しました。
修理費用は原則として無償といたします(あまりひどい場合には実費をいただくこともありますから、できるだけ丁寧に作業してください)。
当方にお送りいただく場合の送料のみご負担願います(運送中に致命的な破損にならないよう、梱包には十分注意のうえ「こわれもの」指定にて発送願います)。
修理後の、当方からお客様への返送料は当方にて負担いたします(文字通りの、出血サービスです)。
なお、組立キットという性質上、完全な動作を保証するものではありません。特に微妙な個所でのハンダ付け不良などによる不安定な動作は修理不能の可能性があることをあらかじめご了承ください。
組立にあたっては、できるだけ丁寧に作業していただくよう、重ねてお願いいたします。
●完成品の価格
ひょっとすると、学校とか企業での教材として完成品で欲しい…、というご要望があるかもしれません。
で、完成品(早い話が組立代行です)も用意いたしました。
MYCPU80完成品の価格です(説明書等は組立キットと同じものが含まれます)。
消費税別 59000円です。 税込 63720円です(送料サービス)。
●ご注文(ご予約)の方法です
まずはメール(または電話、FAX)にてお問い合わせ願います。
こちらのメールアドレスにお願いいたします。 thisida@alles.or.jp
電話番号 052−791−6254
FAX 052−791−1391
ご注文のご確認のため、当方からご返事をさしあげますので、それを待ってから、ご送金ください。
☆[現在、納期は1ヶ月以上先になります。まずはご注文のご予約だけ先にいただきます。大体の納期がわかった時点でメールなどにて当方からご連絡を差し上げますので、ご送金はそれを待ってから以後にしていただくことになります。]☆
郵便振替にてご送金いただきますが、銀行振込をご希望の場合には、その旨お問い合わせください。
代金引換等は取り扱っておりませんのでご了承願います。
ご入金いただいた時点で、正式にご注文をお受けしたことと致します。
なお組立キットという商品の性質上、開梱後の返品はお受けできません。
万一商品到着後の返品をご希望の場合には、未開梱、商品お届後10日以内に限って返品をお受けいたします。
その際の運賃はお客様にてご負担願います。
実質的にはほぼ完全な受注生産ですので、未開梱であってもご返品は正直なところ困るのですけれど、それじゃあどうして「返品不可」と書かないのか、といいますと…。
なにしろ価格が価格ですので、ひょっとして奥様に内緒でご注文なさったりして、商品が到着して、これがもとで家庭争議が勃発してしまった、などということがあったりするのではないかと…。
MYCPU80がもとで熟年離婚の危機…などということになってはいけませんので、そういう場合の解決策といたしまして、不本意ながら、未開梱に限り返品を受け付けましょう、という次第ですので、そういう結果になりませんように、どうかご発注前に御奥方様のご了解を十分にとりつけていただきますよう、くれぐれもお願い申し上げます。
◎官公庁、学校様からのご注文につきましては、ご指定の書式、方法にてお受けいたしますので、メールにてお問い合わせください。
2009.9.14upload
2009.12.7追加編集
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