マイコン独立大作戦
ROM/RAM/RTCボードの製作
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
WindowsパソコンにUSB接続して使う現行方式はそれなりに便利ではありますが、ときとしてWindows
のしがらみから開放されて、小さいながらも独立した一個のパソコンとして機能したいと思うこともあります。
独立大作戦の作戦その1はCRTインターフェースボードの製作です。
作戦その2はキーボードインターフェースです。
作戦その3は、SDカードインターフェースです。
作戦その4は、ROM/RAM/RTCボードです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
[第4回]
●独立型ND80ZVに接続しました
今回はRTC回路について説明する予定だったのですが、予定変更です。
試作版のROM/RAM/RTCボードをテストするために、最初はとりあえずUSB接続のND80Z3.5に接続しました([第1回])。
その次に独立型のND80Z3.5に接続して正常に動作することを確認しました([第2回])。
そうしますとやっぱりND80ZVにも接続して動作の確認をしておいたほうがよいなあ、という気になります。
ND80ZVはZB3DOS(CP/M互換DOS)を動作させるために、増設メモリボードを取り付けました。
さらにVGA/CRTインターフェースボードを接続するための、10pinケーブルコネクタ付きのCPU基板を取り付けました。
親亀の上に子亀、その上に孫亀状態です。
そこにさらにROM/RAM/RTCボードを追加するのかと考えると、いささかうんざりですけれど。
ご安心ください。
なんと、すっきりしてしまいました。
10pinケーブルは必要なので、そのためのCPU基板はCPUソケットにとりつけていますが、ZB3DOS(CP/M互換DOS)用の増設メモリボートは外してしまいました。
ND80ZVの上にはアドレス8000〜FFFFの32KBRAM(62256)があるだけです。
システムROMも裏RAMもROM/RAM/RTCボードの上で機能しています。
SDカードベースのZB3DOS(CP/M互換DOS)を起動して、MBASICを起動し、”STARTREK”を実行させています。
上から見た写真です。
●独立型ND8080に接続しました
そこまで試してきますと、やっぱりND8080でも試してみなくては、ということになりますでしょう。
下は独立型ND8080にROM/RAM/RTCボードを接続してテスト中の写真です。
ND80Z3.5、ND80ZVと同様に、ND8080本体ボード上のシステムROMと増設RAMは外してしまっています。
SDカードベースのZB3DOS(CP/M互換DOS)を起動して、MBASICを起動し、”STARTREK”をロードするところです。
”STARTREK”を実行中です。
●独立型MYCPU80に接続しました
さてさてそういうことになりますと、MYCPU80にもつながないわけにはいきませんでしょう。
で。
接続してみましたら見事にこけてしまいました。
なんたって巨大な基板ですから、さすがにやっぱり無理だったか、と早々に諦めかけたのでありますが。
ま、ま。
諦めるのはあまりに早すぎまする。
人事を尽くして天命を待て、であります。
これはどうやら接続に問題がありそう。
というあたりに気が付いて、しっかり調べてみましたら。
VGA/CRTインターフェースボード上でMYCPU80用の16pinと26pinのバスコネクタ信号をND80Z3.5、ND8080用の10pin、26pinバスコネクタ信号に変換している部分で、MEMRDのラインがつながっていませんでした。
それともうひとつRESETのラインもつながっていませんでした。
VGA/CRTインターフェースボードではMEMRDは使いません。
配線のスペースがきつきつだったので、不要なものは省略してしまったのですが、ここへきてそれが裏目に出てしまいました。
独立型MYCDPU80とROM/RAM/RTCボードとを接続するためには、VGA/CRTインターフェースボード上のコネクタ部分に2箇所追加配線が必要です。
@16pinコネクタ(CN1)のpin3と10pinコネクタ(CN4)のpin9をジャンパ配線します。
A同じく16pinコネクタ(CN1)のpin2と26pinコネクタ(CN3)のpin8をジャンパ配線します。
以上の追加配線をしましたところ、独立型MYCPU80でもROM/RAM/RTCボードが機能するようになりました。
独立型MYCPU80にROM/RAM/RTCボードを接続して、SDカードベースのZB3DOS(CP/M互換DOS)を起動して、MBASICを起動し、”STARTREK”を実行しています。
ND80ZVと同様、増設RAMボードは外しています。
またMYCPU80本体ボード上のシステムROMも外しています。
上から見た写真です。
ROM/RAM/RTCボードの製作[第4回]
2017.6.29upload
前へ
次へ
ホームページトップへ戻る