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復活した歌番組 先週は仕事が早く終わった日が2日ほどあり、その2日間ともたまたま家族が歌番組を見ていたので、一緒になって最近のヒット曲事情を見てみた。1日目は日本テレビ。徳光和夫とマチャアキが出ていたので『紅白歌のベストテン』かなにかの特番かと思ったが新番組だということ。内容は現在のベストテンと、例えば昭和48年のベストテンを交互に発表していくというもの。ランクインしている歌手なりアーティストのプロフィールがその都度紹介されるので知らない人には丁寧な進行だなぁと思う。もっとも私の場合、今時のアー ティストは殆ど知らない人ばかり。ただ気になったのは昔の映像はともかくとして、発表 形態がライブではなくて、ビデオクリップしか流さないのが今一盛り上がりに欠けるかなと思う。 2日目。TBSの『うたばん』っていう番組。TBSと言えば私の時代は『ザ・ベストテン』だが、とんねるずの石橋貴明氏とスマップの中居正広が司会進行役。ゲストを呼んでのスタジオ・トークが面白い。『徹子の部屋』の音楽版(お笑いもちょっとあるよ)とでもいったら良いのか。こういうのって。此方はランクインした歌手がスタジオで実際に歌うのでまだライブ感がある。但し残念ながら「生」ではなく「中継録画」だが。 こうして見るとCXの『HEY!HEY!HEY!』のように「トーク」が中心の歌番組ってのが昨今の雛形のようで、「歌」は二の次と言った感が否めない。これじゃ「トーク」の間に「歌」をはさむ武田鉄矢のライブを見てるみたい。でもこれはこれで、結構楽しめたりするんで、良いんじゃないかとも思う。 『夜のヒットスタジオ』とか『ザ・ベストテン』とか昔見ていた歌番組ってのは、「作品」にランク付けをするなんて以ての外だと言って絶対に番組に出演しなかった「大物アーティスト」なんてのもいたののの、レコードとは違う「テイク」が「生」で聴けたんで、凄く楽しみだったりした。昔が良かったと諸手を挙げて言うつもりなどないが、そもそも番組自体が「生放送」ではないんで、それなりの魅力しか感じられないのだ。 音を外したり、歌詞を間違えたり、風邪を引いていたりと、今思うとかつて「歌番組」で見ていたのはそのアーティストの四季折々の「表情」だったような気がする。あぁ隔世の感。 ※Text by KRAFT.WARTZ (樫の会) ※1996.10.26にniftyserve(現@nifty)内の70's J-Rock Information Home Partyに投稿 した内容を加筆修正。 ※2004.07にアップ。 ※文中敬称略 |
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